浮遊する 2024/03/08
本屋の匂いがすきだ。本屋をぐるぐる回るのもすきだ。
へとへとになったとき、気づいたら本屋に駆け込む。答えが欲しいわけではなく、すがりたいのだと思う。1500円のランチはためらうのに、1500円の本は買ってしまう。本を読むことは、なんだか人の人生をちょこっと分けてもらている気分になるから浮遊する。
好きな本を教えてくれる人もすきだ。これもまた、あなたの人生を分けてもらった気分になって あなたのことももっとすきになる。
どんどん読んで 浮遊していきたい。ゆらゆら文字を辿る中で、たしかな自分の足元を固めて歩いて行きたい。