2024/09/17

元職場の同期が誕生日だったので、メッセージを送った。「誕生日おめでとー🎉」。こんな風に、堂々と異性にメッセージを送れるようになったんだなあと過去を振り返る。異性に連絡をすることや、パートナーのいる異性に連絡をすることの善し悪しを、大学生の頃のわたしたちは議題にしすぎていた。もし自分が彼女だったら、彼女以外の女から連絡が来ることは嫌だとか、それが浮気だとか。意識のないプレッシャーが、自分の首を苦しめた。

ある同性の友人に会うと恋バナをする。恋バナはたのしい。けれど、友人に異性とLINEをしているだけで「狙っちゃいなよー」と言われるのがすごくすごくいやだった。ずっといやだ。異性だから恋仲になるとか、連絡をしているから恋仲だとか、とにかく。ただわたしは彼が元気か聞きたいだけで、それは恋とは断言できないから。関係を他人に語られるのは、首を絞められる。

でも、この一連の流れって悪い人がいるわけではない。しょうがない。ただ、自分の中にあるほんとうのことに、自分以外の人が介入してくることが生きているとたくさんあることに気がつく。それで傷つく。胸のようなものを痛める。

だから「自分のなかにあるほんとうのこと」を探しては見つけて、更新していくために、自分をいちばん信じてあげることにした。人を信じてもいいけど、その人のこと一生かけても知りきれないから、まずは自分のことを知ってみようとおもった。信じるために、たくさん本を読んで映画を見てドラマを見ることにした。自分に集中するために、黙ることや耳を塞ぐことは大切だ。

この世の正論は正しい。けれど、正しさは冷たくて味方してくれない。まちがっているとされていることは、まだ力はちいさいけれど、つよい声を持っている。まちがっているとされているだけで、決してまちがっているわけではない。それを他人に認めてもらうより前に、自分自身が認められているか、立ち止まる必要がある。まずはそんな自分を信じる。信じられると気が楽になって息がしやすい。

自分がしたいように、生きるんだ。それを叶えるまでにはすごく傷つくし、泣くし、傷つけてしまうかも。たまにわからなくなるかも。何がしたかった？どう生きたい？答えは見つからないかもしれないけど、誰かに勝手に答えを見つけられるより、迷っていたほうがましだ。見つからなくて死んでしまっても、探したことがわたしにとっての正しさだし、それが信じるってことだ。

連絡したい人に連絡をする。それができるようになって、大切な人の誕生日を祝えるようになった。それはピ〜ス。という名のバージョンアップです✌︎

⭐︎西園寺さんは家事をしない、最終回。たくさん探して探して答えが出なければ探して。パートナーとは、いっしょに探す人。胸の中のむぅ～って、自分で解決していくしかないけれど、一緒に考えてくれる人がいることはとても幸せなことだ。それは家族じゃなくてもいいし、ともだちじゃなくてもいいんだよね。ひとりだと思っていても、ひとりじゃないぞ。