
2024/07/14 仮初めの強さとほんとうの弱さと
テレビを見ているときに急に流れてくるホラー映画の告知がこわい。
SNSに急に流れてくる人の訃報も、銃撃も突然目に入るからこわい。
急に情報が目の前に流れてくることが増えたなぁと思うし、
わたし自身が敏感にもなったなと思う。
TikTokもインスタのショートも、なんだか自分を守るために見ていないし、SNSもどうでもよくなって、そもそも何のためにSNSをやっているかも分からないからあんまり見なくなった。
「気が向いたら」を中心に生活していたら、自然と文章を書いていた。わたしは今まで、何かをしないと文章は書けないと思っていたし、どこかに行ってその記録を残さないとという義務感ですこしだけ自分のことをしばっていたのかもしれない。それはしょうがないことだと思う。だってわたしたちは小さい頃から成長することを求められていたでしょう。
夢だとか、なりたいものだとかを問われてきたし、
良い点数をとることで褒められて、逃げないことで強さを認められようとしてきたでしょう。
だから、何かしないとと焦ってしまうのは当たり前のことで、
幸せそうに見られたくて写真をSNSにあげてしまうのもしょうがない。
何も悪くない。
そんな自分のおかげで今まで生きてきたしね。本当はやりたくないことも、本当は言いたくない秘密も打ち明けたり、嘘をついたりして今日まで生きてきたから。しょうがなさもありがたく受け取っておこう。
でもそろそろ閉じ込めていた自分を解き放ってあげて、好きにさせてあげてもよいかなあと思った。友人の会話についていくためにSNSを見ることもやめて、無理に会いたくないタイミングで人に会うことをやめて、寝ていたいときは寝て、見たくないものは見ない。そうやって自分のことを弱くしてあげて、ほんとうの強さはついてきてくれると思う。きっと仮初めの強さだけれど。