波間 2024/02/11
16:54。寒い季節のこの時間帯が苦手だ。これから空が暗くなっていって、夜が近づいていくかんじ。日当たりが悪い一人暮らしの部屋で、ラジオとかYouTubeをつけていないと気が狂いそう。そういえば先々週はマユリカのうなげろりんしか聴けない身体になっていた。
さっきまで転職サイトや企業のHPを見ていた。先週会社に行けなくなってしまって、3日間お休みしてしまった。たまりにたまったものが溢れた感じ、積み上げたものが崩れていく感じ、それは傍観しているのではなく自分の身体の中で起っていること。
人に自分のきもちとか体調を伝えることが本当にへたくそなのだ。ぴったりする言葉が出てくるまで時間がかかるし、笑ってどうにかなるだろうみたいな(すごい力業)勢いでなんとかなってしまうのだ。でもその反動がきてしまうということを知った。痛みも苦しみも数値化されないし見えなからむずかしいなあ。生きるっていう大きな丸の中に、生活お金恋愛家族体調仕事趣味…いっぱい小さい丸があって、これからの私は全てだいじにできるのだろうか。
東京でひとり暮らしをして5年がもう過ぎたけど、この間初めて電車に乗れなくなってしまった。黒い人たちの中で頑張って同じ早さで歩いていたけれど、自分だけ歩幅が合わずおいていかれてる気がして、足が止まって涙がでてきた。これからどう生きていくか先のことがほんとうに分からないけれど、今の状況がキャパオーバーなことと向き合いたい。こうやって整理する時間が必要だったんだのかもしれない。
就職してからもたくさんの人と出会って、だいすきだなって思う人がいっぱいできた。たくさんお酒も飲んだし、なんかほとんどヤケ酒だった気もするけれど。ひとりじゃいつでもぷつって途切れてしまいそうな一日を、つなぎとめてもらって今生きているとおもう。この一年起きたことを忘れることはできないとおもう。大豆田とわ子と三人の元夫の、「別れたけどさ、今でも一緒に生きているとは思っているよ」っていうせりふが好きなんだけど、勝手にそんな感じ。
来週のことすら自分でもまだわからないけれど、ぽつぽつ前に進んでいくと思います。
今はできるだけ、凪のままで。
(写真は、1年前に撮った尾道の海)
すきなやつ
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