
MARCH付属高校でなくても
最近の傾向として、少子化が叫ばれているが、年々、中学受験が過熱しているらしい。
しかしながら、中学受験が向いている子もいるし、高校受験に向いている子もいるしと意見が分かれているらしい。
中学受験、高校受験ともに人気なのが付属校である。
大学までエスカレーター式に上がれるメリットを感じているからである。
我が学区にもMARCH付属校があるが、全員が内部進学でMARCHの大学に上がれるわけでもない様である。
それは、知り合いから聞いたのであるが、知り合いのお子さんが、息子福山も通っていた進学塾に通っていた。
その知り合いの方がおっしゃるには、同じ進学塾に通っていた同級生が3名ほど、MARCH付属高校に進学したそうである。
しかしながら、その3名とも内部進学できずに、大学に進学する事が出来なかったと心配するどころか喜んでいた記憶がある。
今回、この話題をするにあたって、MARCHに内部進学できる率はどのくらいなのか調べてみた。
内部進学率はだいたい80%~90%だそうだ。
内部進学できない原因は、成績不良によるものらしい。
MARCHの大学に内部進学できると思って付属校に進学したのにである。
息子福山の通っていた進学塾は、かなり分析がなされており、優秀なカリキュラムをもっている事は、息子福山の経験から推測される。
無駄のない優秀なカリキュラムを学ぶだけの塾生は、もしかしたらそのカリキュラムのおかげでMARCH付属高校に合格しただけなのかもしれない。
大人の考え抜いたカリキュラムは、有害ではないかと考える事がある。
大人がお膳立てしたレールに載れるのは、大学受験までであろう。
大人がお膳立てしたレールに載ると社会人になって、自分の力で切り開くだけの準備がなされていないのではないだろうか。
知り合いの内部進学できなかった子たちがどうなったのか、その先はわからないが、どうなるんですかね。
さて、昨今の大学受験の一般受験の割合はだいぶ減ってきています。
全体の50%が推薦での進学となっているようです。
ただ推薦を得るには、内申を取るか、かなりの準備が必要となる訳です。
そうなると、別にMARCH付属にこだわる必要も無いような気もしてきます。
高校によっては、早稲田の指定校推薦がある学校もあるので、内申を取りやすい高校に進学するのも大学受験の秘訣かもしれません。
一般受験が主流だった親世代が、子供の進学を考えた時に、自分の経験ではなく、幅広い情報が必要な現代だと思います。