人生後半のミッションを実現していくための変容の旅✨トランスフォーメーションゲーム@松山
松山の堀江町の海岸のまんまえにある古民家のコミュニティースペース 『すべてのはじまり あま』。市の中心部から車で15分程度走ると静な海辺の町にたどり着きます。瀬戸内の穏やかな海のエネルギーに包まれた場所。
『あま』との出会いはそのオーナーである松山市在住の田那部由美さんとの出会いがきっかけ。『あま』の誕生秘話を伺い、訪れたいと思ったら、トントンとシンクロが起きて訪れることに。
今回の滞在の目的は、由美さんと共に4人の女性たちとのトランスフォーメーションゲーム。旅先でゲームを提供するということは、そこに生きる人たちとあっという間に深い人生の断片を分かち合えること。出会って数時間で、人生の旅を共にし、深い共感を得られるのはこのゲームの醍醐味。
これこそがわたしの人生の後半のミッション。
今回の松山でのゲームはもちろんわたしのミッションではなく、ここに集う人たちのミッションをサポートするため。4人の方々がそれぞれに「今」を確かめながら、ここからの人生の道を見出していきました。
その中で、『あま』のオーナーである由美さんは最近、不思議な導きの中で「淡路島の諭鶴羽山に「約束された」薬師堂を再建する」という壮大なミッションを得たのでした。
なぜ、薬師堂なのか、そしてなぜ、淡路なのか。それは由美さん自身の言葉で語られた物語を引用します。
2022年に分かった私の使命
私たち夫婦は昭和38年生まれの同い年。20歳のとき、私たち夫婦は駆け落ち同然で家を飛び出して結婚しましたが、ずっと仲の良い円満夫婦だったとは言えませんでした。今思えば私の勝手な思い込みでもありましたが、常に孤独を感じながら娘3人を育てていました。今からちょうど12年前、夫の会社が負債を抱え、倒産の危機に陥っていることを知りました。夫は何も言わない人なので私はそんなことはまったく知らずにいましたが、ひょんなことからそれを知った時に直感的に薬師如来をお祀りしなければと思い、3体用意しました。毎日手を合わせていく中で、夫の会社は、もちろん夫たちの努力もありましたが、5年で経営に支障がない程度まで持ち直しました。私は、薬師如来の力添えがあったからこそ、たった5年という期間でここまで持ち直したのだと思います。以来、薬師如来には感謝を続けてきましたが、心のどこかでこの薬師如来をお返ししなければならないとずっと思っていました。なんの根拠もなかったのですが、その場所は淡路島のような気がしていましたが、具体的にどこにお返しすればいいのか分かりませんでした。
先日、北海道から来ていた友人が「どうしても淡路島の諭鶴羽神社へ行きたい」と言うので、一緒に行くことに。前から気になっていた淡路島だったので、「もしかしたら…」という気持ちもあり、家の薬師如来も一緒にお連れすることに。普段は誘ってもついてこない夫が、この日は車の運転を買って出てくれ、私たちは淡路島へ向かいました。
諭鶴羽神社は、淡路島の中で一番高い山・諭鶴羽山にある神社。鶴の羽に乗った伊弉諾(イザナギ)と伊弉冉(イザナミ)が、山頂に降り立ったのがはじまりといわれています。神社までは、険しく、道幅の狭い山道でしたが、夫の運転のおかげで無事到着。お参りを済ませ、気さくな神主さんに薬師如来をお返しする場所について尋ねすると、神主さんが驚いた顔で「諭鶴羽山にありますよ!」と。話をよくよく聞くと、山の中腹に薬師堂を建てる予定の場所があるとのこと。早速、神主さんにその場所へ夫と友人が案内してもらいました(私は足の骨折治療後で山登りが難しかったので待機)。
夫と友人が神主さんに連れて行っていただくと、そこには五輪塔があり、さらに一枚の石碑が置かれていました。そこに記されていたのは、この五輪塔は長享2年(今から500年以上前)のもので、昭和38年にこの場所から出土したこと、そして、ここが薬師の山であるということでした。「この場所に薬師堂を建ててくださる方をずっと待っていたのです。」と、神主さんがおっしゃったとき、私の中で自分のやるべきことがはっきりと分かりました。私たちはここに薬師堂を建てるのだと。そのために私たち夫婦は今日ここへ導かれてきたのだと。私たち夫婦の生まれた年に見つけられた五輪塔。12年前に我が家へやってきた薬師如来。私たちを救ってくれた薬師如来を淡路島に返さなければと漠然と思っていたことも、すべて腑に落ちました。実はほかにも、ここの山林を寄付された方の名前が夫の亡き親友と同じ名前であるなど、偶然とは思えないようなことがたくさんありました。
私はみんなの夢を応援し、みんなが支え合って生きていけるようにと、仲間づくりに励んできました。今もその仲間の輪は広がっています。私はこの薬師堂を仲間たちと建てたいと考えています。新しい仕事との出合いも、仲間たちと薬師堂を建立するためなのだと今なら分かります。
薬師如来は、人々を病苦から救い、現世利益を与えてくれる仏です。すべての人が笑顔で、豊かであってほしいという私の願いもこれに通じます。
今世の私の使命がはっきり分かった今、仕事を順調に進め、本気で薬師堂を建てるために動き出したいと思います。
奇しくも、このコロナ禍で世界中の人々が病や「薬」によって命と向き合うこの時代に、薬師如来のエネルギーをあらためて喚起し、祀ることは深い意味があると私自身も感じたのでした。由美さんとご主人のこのミッションが形になっていくためのトランスフォーメーションゲーム。何かのきっかけになればという祈りも合わせて伴走させていただきました。ご本人より、許可を得て、その素晴らしきゲームディーバとの共同作業を少し、シェアします。
大きなミッションにはそれなりのリスクもつきもの。
早速、最初から、人生の道に自力ではなかなか降り立つことができず、娘のように可愛がっている友人が迎えた「ミラクル」で誕生することに。日頃、応援しているお相手からの大きなサポートをまず得たのでした。
そして、迎え入れた由美さんの旅をお供するエンジェルは「Committment〜誓いを立てる・コミットする」という質。この意図にしてこのエンジェルなり、という、誰もが、納得するエンジェルの降臨に唸りました。
全員に関わるグループエンジェルは「Joy〜喜び」。ミッションやコミットという言葉には重たさや責任の大きさもついて回りますが、そこに「Joy〜喜び」のエッセンスが降り注がれることで、何か、その質が軽やかになっていくようです。
ミラクルを起こしたプレーヤーさんの提案で、潜在意識の中にある「洞察」のカードを取ります。これは、その人が自分の目的を実現していくために背中を押してくれるようなメッセージ。中には、その人の今注目するといい在り方などが示されます。
由美さんが自分の潜在意識から引き出したのは「わたしはよく笑い、陽気に踊ります。」このメッセージに伴ってやってきた気づきは「変化」と「柔軟性」。
ご本人曰く、高知県出身ゆえ、子供の頃から「よさこい」が何よりの楽しみで祭りといえば踊る、という子供だったと。踊ることで、日々の憂さを吹き飛ばして力を得てきた。踊ることはエネルギーを「変化」させるもの、と。Joyともつながるキーメッセージ。これは、自分の中の活力を掻き立ててくれることを示唆していると言う気づきを得ました。
次の経験は「自由意志」を使って、今ここでやることを選択し、その選択に対して、「ユニバーサル・フィードバック」を得るというもの。
由美さんは、「何もしないで次の人に順番を譲る。」ことを選択しました。
そのフィードバックは「あなたは耳を傾けることに失敗しました。」というもの。そして、何がそうさせたか、という意味で「セットバック(後退)」のカードを引いてみると「利己主義によって後退」というメッセージ。
これにはご本人も納得。そこで、与えられた機会を「何もしない」と言うことは、他に方々への機会も失う、と言うこと。私たちは、与えられた機会を「わたしのもの」と思いがちですが、実は「わたしを通して世界に与えられているもの。」与えられた機会を活用することは世界のためにもなると言うこと。深い洞察に至る「後退」の時間でした。
すでに持っていた気づき、「柔軟性=与えられた機会に対して柔軟に対応すること」と「きちんとする=自分を整えることで即行動できる」という気づきで「利己主義」で得た「痛み」をリリースします。
次の体験は「エンジェル」を迎えるスクエアに降り立ちます。
迎えたのは「Humour〜ユーモア」と「Education〜教育・引き出す力」。
由美さんは、人の中にある喜怒哀楽をそのままあらわしてもらえるような場をつくっていきたいと。
「Humour〜ユーモア」はHumanにも由来する言葉でもあり、人間生活から滲み出るおかしみであり、また、語源(Humor=フモール・体液を意味する。古代・中世では人の体液、黄胆汁・黒胆汁・血液・粘液の4種のバランスで、人それぞれの性格・気質が決まるものだと信じられていた。)由来の意味として人それぞれの個性や質という意味もあります。
「Education〜引き出す力」と合わせて、まさに由美さん自身が『あま』やビジネスの上で最も心がけていること。一人一人の個性を見出して、若い起業家たちを支えたり、地球環境の蘇生に働きかけるグループを支えてきたその質を表現しているようです。
最初に出てきた「陽気に笑い、踊ります。」と言う、由美さんの活力源とも重なる質。由美さんにとってこのエンジェルを迎え、意図を推進していく上で、ご自身の生かせる特質を納得されたようです。
ゲームの進行はここで終了。
「潜在意識」の中にまだ残っていたカードを開いていきます。これは今後も現れる可能性のあるパターンや次へのステップ。また、まだ発揮されていない強みなどを表わします。
パターンは二つ。「被害者意識」と「失敗」による後退。
ネクストステップは「私はすべての人を許します。私は過去の経験を許します。私は全てを許します。私は自由です。」というもの。
発揮されていく強み、あるいはこのパターンとネクストステップをつないでいく質は「Resilience〜回復力・蘇生力」
人間関係による学びは私たちの人生にはつきもの。特に、多くの人に関わり、大きな目的を成していくには人間関係の学びを経験しながら進んでいくのが常と言えましょう。「利己的」なことで判断せず、大きな意図を与えられたこの機会を「利他的」に実現させていくために、被害者にならないことや過去の失敗を引き摺らないということは確かに大切な意識かもしれません。そこに役立つのが「許し」。言うは易しですが、起き上がり小法師のような底力、「Resilience」のエンジェルと共に在ればこそ、難しい課題も越えてゆけるのかもしれません。
最後に、ここから一歩踏み出すために「お持ち帰りエンジェル」を迎えます。
由美さんにやってきたのは「Patience〜忍耐・生まれてくるものを待つ時間」。妊婦のエンジェルが編み物をしている絵が描かれています。
人生の後半のミッション、その新たな物語が生まれてくるのを丁寧に編み上げていく由美さんに、薬師如来様からの祝福が降り注ぎますように✨
*ここに書かれたゲームのプロセス及び内容はご本人よりぜひ、このゲームのことを伝えたいので、と言うことでシェアすることを許可いただきました。
トランスフォーメーションゲームの詳細はこちら
https://note.com/peacemakinglabo/n/n3970eb82289a
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