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*フィンドホーン・フラワーエッセンス**チャクラの旅の途上にて

フィンドホーンで誕生したフラワーエッセンスのチャクラを整えながら、自分自身の魂の成長と統合を意図した『FFE チャクラ・インテグレーション・ジャーニー』が、ちょうど、真ん中の第3チャクラを通過し、第4チャクラのハートに向かっているところです。

一週おきに講座と分かち合いの場が交互に開かれ、講座は、フィンドホーンからアイオナ・リーさんと繋がりながら彼女のほぼ生涯の体験と創設者であり、母であるマリオンさんから引き継いだ知恵、そしてアカデミックに学んできた音楽療法と波動療法の理論的な側面が混じり合い、フィンドホーンのフラワーエッセンスへの理解を深めています。

分かち合いの場では、一人一人の「今」を確認しあい、どんな体験や気付きが訪れたのか、そしてそれが日々の営みの中で、自分自身や他の方々との関係性にどんな変化が起きているのか、起きていないのか、そんなことを分かち合っていきます。

一つの方向に向けて治癒していくことを意図していない、フラワーエッセンスだからこそ、この一人一人の体験がとても重要な学びになります。

グループで体験することのメリットは、そこに集う人の数だけ、体験があり、フラワーエッセンスがもたらすギフトのバラエティーが増していくということです。

わたし自身はこのオンラインでのチャクラの旅は2回目。

ですが、やはり前回とは全く違う旅をしています。

春から夏という、変化と成長期の極みに自然界がある中だからかもしれません。時に芽吹き成長するときの変容はエネルギーが強力な分、揺れや、影も強くなる時期にぶれないハラ感覚を育てている感覚があります。

とはいえ、全てがJoyfulでキラキラした旅路でもなく、スムーズに進まないこともあり得ます。「バランスをとる」とはそういうこと。

第3チャクラは「個」としての私自身をより深く感じる旅となりました。

今回、私が選んだ第3チャクラのエッセンスは『Calm me down(カームミーダウン)』。まさに『静けさ』がキーワード。

このエッセンスと共にいた時間は、いつも何かに沸き立ちながら、前のめりに向かっていく、私のパターンとは真逆で、ひたすら静かな場へと誘ってくれました。

海で言うならば『凪』。

タプタプとさざなみが揺れる海の中に浮かぶ筏に乗って、過ぎゆく船や、魚達を眺めているような状態。

ひとりという安心感と孤独があいまざった不思議な感覚の中にいました。

私自身、長引くコロナ禍の中で、この成長の強烈なエネルギーの中で、変わってしまったあらゆることに対する哀しみや虚しさが湧き上がってきていたタイミングでもありました。

それは、個人的なものと集合的なものが重なり合っているものでした。

端境期というか、新たな世界の始まりは少し先に小さな光として見えているものの、なかなかそこに向かう道が見つからない。

ここ10年情熱を注いできたプロジェクトの再開の目処が立たないことや、自分がこれだったら世界の役に立つのではないか、と構築してきたことが、パンデミックの余波によって遮断されたり、大事な人が亡くなったりといった「途切れていく」切なさ、虚しさ。コロナ禍が長引く中で、段々と踏ん張りが効かなくなって来ている感覚。

何か、土管のような物の中で、いろんな出口を見つけては蓋を開けようとするけど、足場が悪くて力が入らず、蓋が開けられないような。そんな、ちょっと重たい感覚の中で過ごしていました。

不思議だったのは、私の過去のパターンでは、その場にしゃがみ込んで、しばらく、情けなくなって世界との繋がりをどんどん細くしていってしまうのですが、いろんな出口を探し歩く力が残っていたと言うこと。

これこそがフラワーエッセンスの力のように思います。落ちていく感覚がありつつも、ここからは絶対に下に行かない、そんなハートの「岩盤」が築かれていくようにいつも感じています。これまでも、エッセンスに助けられたと感じる時は、この「岩盤」がセイフティーネットとなりました。

実は、参加されているみなさんの中にも似たような体験をされている方が何人かあり、私の中で一つ、このエッセンスのもたらす効果としての「恒常性」への信頼が深まりました。

そんな洞察を得て、第4チャクラのハートへの旅が始まりました。

私がハートチャクラのために選んだのは『Healing the cause(ヒーリング・ザ・コーズ)』『原因を癒す』と言うエッセンスです。

取り始めて、すぐに、「もう縁が切れてしまったかも」と私が感じていた、大切な友人から連絡がきました。そのやり取りの中で、私が一方的にその関係から引いてしまっていたことに気づき、そして、繋がりを取り戻すことができました。


そんなことが他にもあり、大海原の中で私が一人乗っていた筏を漂流するに任せるところから、少しずつ、オールを持って漕ぎ出していけるそうな感覚を得ました。

『ヒーリング・ザ・コーズ』を撮り始めて5日目の朝、朝の瞑想の中で、再び土管の中の私に出逢い、お決まりの「ダメダメ、ナイナイ」に向かいそうな時に、「ここまでよくぞ生きてきたではないか。一つ一つの体験に感謝しているよ。」という、小さな声が聴こえてきました。

そこから何が起きたのかはわかりませんが、身体がふっと緩み、改めて力が入り、海に浮かぶ筏の上にぐいっと立ち、オールを持って漕ぎ出した感覚が湧いてきました。

筏に乗っていたり、土管に潜っていたりとイメージが忙しいのですが、(苦笑)エッセンスとの旅はこうしたイメージがいつも助けになります。そのイメージはアニメーションのように動くので、プロセスを体感しやすいのです。

ようやく、世界とのつながりを再構築し始めた感覚があります。

第1チャクラから第3チャクラの旅は、より「個」を味わう時間だと、私は感じています。

もちろんその向こう側には壮大な無意識の世界が広がってはいますが、この地上で肉体を持った存在としての「私」を積み上げ直す時間。第1チャクラの「生存と安全」という器を整え、そして第2チャクラで「関係性」と見つめ、第3チャクラで「個・エゴ」としての「私」に出会っていく。

第3チャクラから第4チャクラのハートに至る旅は、その「個」から「全体性」に向かう旅となっていきます。

「個」から「全体性」へ。
その敷居を越えられたような安堵感とともに、ここからのプロセスは改めて「個」、自分を超えていく旅。

旅は続きます。

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