カラフルな魔女が笑う。世界が軽くなる✨✨
映画を観る時は立て続けに行くことが多い。
映画館に足を運ぶたびに
次に観たいものを見つけてしまうからだ。
ということで!Perfect Daysの時に見つけたフライヤー片手に
児童文学者、角野栄子さんの物語
『カラフルな魔女』✨✨へ。
https://movies.kadokawa.co.jp/majo_kadono/
色白の肌に鮮やかなピンクや
大きな花柄のワンピースと
ポップなメガネやアクセサリーを纏い、
ケラケラとよく笑う89歳✨
夢見る大人がそのまんま
生きてきた証そのもの。
子供達に届ける面白い世界の
住人として生きてこられた栄子さん。
結婚して早々にブラジルへ
自費移民として渡る。
映画の中ではその時の苦労は
サラッとしか表現されていないけれど、
恐らく、苦労もあったことでしょう。
ご主人のことがほとんど映画で語られないのは、かえってこちらの想像力を掻き立てる。
映画の中で、鎌倉の神社で結婚式に出くわすシーンがあり、その時にふと、お嫁さんを眺めながら、
『おめでとう㊗️というより、これからですぞ、なんて思っちゃうのよ。』
と、おっしゃっていたのが物語る経験が伝わってくる。
結婚早々、ブラジルに自費移民しよう、というご主人なら、それも想像に容易い。
そんな、言葉も通じず、若さだけで向かった冒険は、きっとご苦労もたくさんあったことでしょう。
そんな中、同じアパートメントに家があった少年がブラジル語の先生となり、彼と共に過ごした日々は、どんなにか助けとなったことかー。
35歳の時に、早稲田の先生から『書きなさい』と言われて、思いついたのが、この少年との日々を綴ること。
それなら書けるかなと執筆した処女作『ルイジンニョ少年、ブラジルをたずねて』が生まれ、
以後、50年余りずっと書き続けてる。
日々の小さな発見や閃きを
ノートに書き留めながら
作品のキャラクターが生まれ
一緒に遊びながら書き続けていくと
そろそろバイバイって時が来て
その作品の終わりがやってくるのだそうだ。
そして、また、ケラケラ笑う。
作品のスピリットとの共同創造で
生まれた作品は260作を超える。
執筆は集中すると、朝から日が
傾く頃まで書き続ける。
それから、散歩。
目に飛び込むものに無邪気に
触れながら世界とコンタクト
していく姿は少女そのもの✨
我が母と同い年。
恐るべし昭和10年🐗年
迷わず、まっすぐ突進していく。
よく食べ、よく笑い、パソコンの前に
座れば言葉が溢れてくる。
それぞれ、全然違うタイプの
魔女だけど言葉を綴ることは、
生きる力になるのだな。
イキイキとした感受性と
外に開かれた意識
そして、自分を楽しむ
ベテラン達の背中をみながら
軽やかな魔女になりたいもの。
江戸川区にできた
角野栄子児童文学館に行ってみたい。
そして、ついつい
Stop Making Senseの
フライヤーを手にしてしまった。
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