台湾🇹🇼旅遊日記2024⑤嘉義の朝と日本の誇り
嘉義の朝は、朝市から。
出会ってから24時間も経ってないのにまるで兄妹のような
周さんに連れられて、朝市にある有名なモツ煮の朝ごはん
グツグツと大きな鍋で煮込まれたモツ煮はお昼前には完売するそうな。
地元の人たちの1日の活力の源がガンガン提供されていく。
ここでは、ヴィーガンもプラントベースも関係ない。お牛様のエネルギーを
いただき、私たちの命の糧となる。思わず合掌🙏 感謝を込めて
早速、モツが色々入った煮物をいただく。見た目よりずっとサッパリしていて、でも滋味深く身体にスーッと溶け込むような感じ。なんの臭みも無く、美味しかったぁ。
私の横にはおとうさんと幼稚園くらいの兄妹が朝ごはんを食べていた。子供の頃から、この栄養価の高い食事をしているんだなあ。ご飯ももりもり食べていて、微笑ましい。日本が大好き!って私のこと見ながらニコニコしてくれたのも嬉しい交流❤️
一方、台湾は仏教が根付いていることもあり、いわゆるベジタリアン食の
「素食」を日常的に食べる人たちも多い。私も一度お味見したけど、大豆で
これほどまでバラエティ豊かな「肉もどき」「魚もどき」ができるのかと感心。当然野菜料理もたくさんあり、どれも美味しい。
朝市を巡りながら次に向かうは嘉義公園。
この中に大正10年に建てられた昔の嘉義神社の建物があるから!と、周さんが連れて行ってくれた。
嘉義はかつての日本統治時代に日本から技術者がやってきて神社や
農業を専門とする学校が建てられ日本の影響が残る。
丁寧にリノベーションされた建物では、
ちょうど日本の昭和を伝える企画が開催されてた。
中には、1930年代から敗戦までの日本と台湾の交流が伝えられる展示や、
着物体験、そのほか、建築の構造なども見られるようになっていて、
日本の技術や文化への敬いを感じる。
統治ということはとかくネガティヴな爪痕を残すことが多い中、
台湾では嘉義に限らず、とても親日感情を感じるし、
日本の新旧の文化に対しても好意的だ。
この当時の指導的立場にあった人達の精神によるものは大きいと聞く。
展示の中に2014年に台湾で大ヒットした映画『KANO』の
主人公たちとなった嘉義農林高校の野球部の写真があった。
当時の部員で、現在95歳で嘉義農林の物語の語り部をする
おじいさんのブログを読んでみれば、
他の学校にはない『嘉農精神=日本精神』はとても強いものだったという。
そして、それは本来、私たちが人として
みんなが持っているものでもあるという。
先生を尊敬する精神
後輩を可愛がる精神
学術と技術を合致させた精神。
さて、この精神が日本に今も生きているかー。
台湾にはいまだ生きているように感じるけれど。
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