「『他者は私を援助してくれる』『私は他者に貢献できる』『私は仲間の一員である』この感覚がすべての困難からあなたを開放するだろう」
「共同体感覚」の構成
①周囲の人は私を支援してくれる=他者信頼
②私は周囲の人へ貢献できる=自己信頼
③(その結果として)私は共同体に居場所がある=所属感
さらに①の他者信頼と②の自己信頼は相互因果関係にあります。
他者信頼を感じるから自己信頼できる
①他者は私を援助してくれる、と感じるからこそ、私は他者に貢献できるということです。
もし、周囲の人が私にとって敵である、と感じていたならば、おそらく恐怖感のあまり貢献に踏み出すことが難しいでしょう。
なぜならば、親切で行ったことを拒否されたときに、私は大いに傷つくからです。
自己信頼を感じていれば他者信頼できる
逆もまた真なりです。
②自分は他者に貢献できる、と感じていれば、私は自信を持って他者に貢献できるのです。
もしも、自己信頼がなく、自分なんて人に貢献することはできない、と思っていたとしたら、貢献に踏み出すことはできないでしょう。
自分は他者に対して役立たずであると、自分で自分にレッテルを貼っているからです。
周りから認められたい感謝されたい
自分の今までのキャリアを振り返ってみると、自分が部下の立場だった時は上司に対して、上司の立場になった時は部下に対して、自分は貢献できる人間だと懸命にアピールしていたことが分かります。
そして、自分の思い通りに認められなかった時は、勝手に傷ついて落ち込んでいました。
何らかの見返りを求めて頑張っていたのです。
だから、見返りがないと傷ついていたのです。
一方で、患者さんから予期せぬ感謝の気持ちを伝えられた時は、とても嬉しくて仕事へのやりがいを感じていました。
他者信頼も自己信頼もない人はどうすればいいのか?
そんな人はあなたから始めるのです。
私も同じでしたが、見返りを求めるから、もし見返りがなかったらどうしよう💦と、要らぬ心配をしてしまうのだと思います。
なので、見返りを求めず、承認も求めず、そこから始めてみましょう