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拝啓 あんこぼーる の ものぶろぐ



拝啓 あんこぼーる の ものぶろぐ を書いております。あんこぼーるです。

板わさがスキです。

さっき、板わさを食べていたら、30年以上前の記憶がぽんっと落ちてきました。

まるでバイト中に、先輩が缶コーヒーを突然くれるみたいに。

二歳とか三歳のころ。祖父の家に預けられたりしたとき、おもちゃがないのでとても楽しくなかったです。絵を描くか、折り紙を折るか、庭をぐるぐる散歩するか。テレビを見るか。とにかく暇です。

そこへ祖父が、これであそびんしゃいと僕に大量のかまぼこ板を持ってきたのです。

とにかく暇なので、積み木にしてみたり、絵をかいてみたり、輪ゴムを飛ばすマトにしてみたり。とにかく思いつく限りの遊びを試しました全く面白くありませんでした。

一体何に使うつもりでとっていたかわかりません。もしかしたら、孫の僕のためにとっておいてくれたのかもしれませんまったく面白くはありませんでしたが。

祖父が死んで九年になります。僕は祖父のようにかまぼこ板は貯めずにすぐに捨ててしまいます。

僕は、板わさがスキです。

(祖父と母)

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