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思い出花火

シナプスがいきなり腕まくりをしてやる気を出すのか、ニューロンがあわてて飛び起きたのか、わかんないですけど、花火のように突然に思い出が花ひらくことってありますよね。

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それは1枚の写真からだったり。

ビートルズの音楽だったり。

花の香りだったり。

田舎の喫茶店のナポリタンの味からだったりします。きっかけは様々なのです。




はいっということで!






 今も似たようなチョコパンがあって一度買ってみたがチョコの味が当時と違う気がしてそれからは買っていない。

ぼんやりRadioさんの駄菓子一コマ。

当時感じていた味覚と大人になってから感じる味覚。

小さい頃に食べていたとてつもなく美味しいものをおとなになって食べてみると案外そうでもなかったり、なんだか拍子抜けしてしまう経験ってあります。これは味だけじゃなくて、さまざまなものに当てはまるわけです。滑り台案外低かった遅かった問題とか。

ちょうど今日、部長とランチをして昔話をしていてました。盛り上がったのは、エロ本の話です。河川敷に落ちていた汚いエロ本を誰にも見つからないように拾うほどの興奮を、おれはおとなになって一度も感じたことがない、と、彼はラーメン屋で大声でまくしたてます。そしてあんこぼーろも心から同調します。

もちろんぼんラジさんの作品内には、一切河川敷系の話なんてないので、安心して読み進めてくださいね!






Minminさん


おじいちゃんちに行くと、もっと大きな駄菓子屋さんが近くにあっていろんなものを買ってもらえて、嬉しかった記憶があります。
たまにしか行かないから、おじいちゃんもがんばってくれたんだろうと思うけど、白くてちっちゃいギザギザの切り口のついた紙の袋にいっぱいになるくらいいろんなお菓子を買ってくれました。
ヨーグルトみたいな味のクリームのようなもの、鈴カステラ、あ!マーブルチョコレート。

記憶のいとぐちを探っていくうちに、ぱっ、とマーブルチョコレートが湧き上がってきたんだと思います。駄菓子って子供の目をひくように作られているから、記憶の中の駄菓子の映像も鮮やかに浮かび上がります。

そしてね、駄菓子を入れてある袋の縁の部分まで記憶が詳細に再生されているところ。ただの情報じゃなくて、子供の目から見た懐かしい景色なんだなっていうのが、伝わってきます。こういうのを読ませてもらうと、まるで自分の記憶なんじゃないかっていう錯覚すら覚えます。懐かしい。




数理落語家 自然対数乃亭吟遊さんでございます!

買い食いはだめっ!のご家庭だったようです。


僕の父は、駄菓子に対してとても否定的でした。駄菓子の事を、

歯グソ菓子

と、製造者の方々に失礼な呼び方をしていました。ですので当時の父親は僕らに駄菓子を一切買い与えません。

しかし、叔母の瑞穂は、駄菓子を大人買いして僕と妹に雨のように降らせる大人だったので、少なからず僕と妹からは神のように崇められておりました。

各家庭によって、価値観、教育方法様々でございます。

確かに、駄菓子屋に絶対に現れない友達って、確かにいたっ!!!

と思い出しました。

いつも、いい服きてたな、高田。

太い方の高田。




糸、ラムネ好き成りさん

ヘッダーにちらっと見えてるチョコレートのお菓子、みなさんご存知でしょうか。くじ付きの確か50円のお菓子だったと思います。駄菓子業界で50円って結構なお値段でございます。現在の貨幣価値で言えば、一個320円のりんごくらいのもんでしょうか。いやもっと安いか。でも、子供の僕からすれば50円は大金でした。

このお菓子はくじ付きで、当たった金額分の買い物ができるお菓子。子供の頃からこのお菓子が好きだった糸さんは、多分、貯金とか、計算とか、節約とか、そういうのがお好きなのかもしれません!お会いしたことはないですが!でも、毎日ラムネのレビューしたりする細やかさがあるので、多分そうっ!ほとんど断定!





うわの空さん


そのお店には、ひろこちゃんという姉と同じ歳の子がいたので、母も姉もわたしも、そこを、「ひろこちゃんち」と呼んでいた。
ひろこちゃんは、とってもかわいくて、リカちゃん人形にそっくりな顔をしてた。ひろこちゃんにはお父さんがいなくて、お母さんとおばあちゃんと歳の離れたお兄ちゃんがいた。
テレビで流れる、お菓子のコマーシャルを見て、あれ食べたい!って言うと、母はいつも、「ひろこちゃんちで買ってきな。」って言った。お金を握って買いに行くと、だいたいそれは売ってなかった。あんまり売れてるお店ではなかったんだと思う。新製品は売ってなかった。たまに、飴やキャラメルが溶けて紙にくっついてて取れなかったり、チョコレートの表面が白っぽくなってたりすることもあった。

家庭の事情とかってことが、だんだん分かってくる年齢ってあります。

あの子にはお父さんの事聞いちゃいけないとか、いろんなこと。大人たちが避けて通るタブーみたいなものが理解できるのと、一人で買い物が出来るようになる年齢っていうのが、だいたい重複するのかもしれないです。

それにしても、

「ひろこちゃんちで買ってきな。」

って、言い方めっちゃロック!!!40秒で支度しなレベル!!

やっぱり!!!ロックな母っ!!!



短歌の苧環さんのお話!


お菓子の入ったガラスのポットにガサッと手を突っ込んでは、それを無造作にポケットに突っ込むピッピ。
分厚い金色のコインをこれまたポケットから出して、ジャラジャラとカウンターにばら撒くように落とすピッピ。
彼女の後ろを付いてきた友達はニコニコ笑っている。
店の主人らしい大人が何とも言い表せないような不思議な顔をしている。
好き勝手して周りの大人のことなんか何も気にしない。
この子凄い!


みずみずしい、憧れに対する子供の視線がとてもよく伝わって参ります。自由奔放で大人を困らせる子供に憧れていたのでしょうか。

駄菓子というと遠足の金額問題がございますよね。

ちなみに、駄菓子といえばの遠足では、担任に「3人でおやつ代を合わせて買って、分けて食べるのはありか?」と友達と直談判しに行ったことがある。

というなんだかあまり聞いたことがないエピソードをお持ちの子供時代。みなさんこんなこと思いつきましたか???僕は利己的だったので、300円分のおやつとみせかけて500円分持っていっておりました。もちろんヒヤヒヤしながら。

先生に直談判って、充分に、ぴっぴっぽいじゃん!って思ってしまったのはあんこぼーろだけでしょうか。


しほさんですっ

なんかこう、企画ものって、企画の題材を通して、その人の価値観がどばぁぁぁぁっ!!!って感じられると思うのですよ。今回僕はしほさんのどばぁぁぁぁっ!!!!!を思う存分にふぁびました。ふぁびじゃないです。浴びです。



私以外の3人の駄菓子屋でのエピソードがとにかく楽しそうで
くっそぉ〜と思いながら聞いていた。笑
「こんなのあったよねぇ〜」「あれはこういう味だったよね」「そうそう!懐かしい〜」という会話に全く入れずに。それでも数多くの転勤転校を繰り返してきた私にとって、皆んなの会話に入れないことなんて大した問題ではない。それよりもなによりも、ふむふむ、なんと興味深い世界なのだろう✨と、子供の頃にこそ行くべきである駄菓子屋とやらに行ってみたい、駄菓子を食べてみたいという願望が沸々と湧いた。


転勤転校を繰り返してきた私にとって、みんなの会話に入れないことなんて大した問題ではない。

↑これはすごいですよ

会話に入れないってことで、悩んでしまう人って少なくないと思うのです。でも確かに、転校を繰り返せば会話に入れないってことが当然。当たり前。普通!!そこをスタートとして興味深い話として聞けばいいのである!あんこ的にここの一文はとっても重みのある文章でした!!駄菓子からの価値観のお話っ!尊い。


最近は、やっちゃんと呼ばせてもらっているやすこさん。やっちゃんって子供時代に呼ばれていたんじゃないかなぁ、と勝手に想像している。やっちゃんは50円を握りしめて息切らし、スーパーへ駆けるのだ。



幼いわたしの「おかし」の思い出は、駄菓子ではない。大好物が2つあった。まわりの大人もみんな知っていた。
ペッツ (PEZ)と、チョコレートボンボン(もちろんアルコール入り)。
どちらも50円。スーパーにあった。
だれかが、なにかのおだちんとかお小遣いで、50円くれる。すると、わたしは、そのどちらかを買いに、スーパーに走って行っていく。

駄菓子の嗜好でその人の一部分はわかるような気がしている。僕はお菓子はおまけ付きしか買わなかったし、おつまみ系の塩辛いお菓子はあまり買わなかった。でも妹はほとんどが酒のつまみになるようなそういうもんばっかり買って食い、いつもイカ臭い匂いを漂わせていた。そして今、酒に強い。博多の女って感じ。

そして、




やっちゃんは、舶来の菓子しか買わなかった!!!!


ぱめさん

三編みのぱめちゃんが小便を撒き散らしながら時代を走り抜けるお話です。

わかるっ!わかるよ!

いろいろ信じちゃうよね!

テレビや大人の言うことって、絶対真実で揺るぎないものだものね!信じちゃう!わかる!そしてそれをやっちゃうのよ子供は!

そして、小便撒き散らして逃げるのよ!!

伊藤さんの食卓は誤情報だったのよ!!!

そりゃ小便スプリンクラーファイブミニ光子みたいなプロレスラーみたいな名前つけくなるのよこのぱめちゃんには。



ななななんと、

短歌と俳句しか、拝見したことがないテラダスオウさんが、かかか書いてくださいました。二度見しました。

ちょっと個人的にびびびびびびびびびびびびびびびびびと来てしまったところがあったので、そこについて私が興奮気味で語らせてもらいます。

テラダスオウさんが、「煙の出る紙」について言及されていましたっ!!!あわわわわわっ!!僕の大好きだった、

妖怪けむり!!!!!

あーもー、すおちゃんに対してもう、親近感しかない。親近感だけしかない。もう親近感そのもの。

テラダスオウさんのエッセイが読めてよかったっ!!!



ちょっとこういう興奮気味で締めさせていただきますね。

ごきげんよう。

あー、親近感だわー


もしサポートして頂けた暁には、 幸せな酒を買ってあなたの幸せを願って幸せに酒を飲みます。