杜若咲き始めたよ春風怪談
杜若、咲き始めております。
そして藤も。
季節を次々に受け渡していく花々。
人間同士にも同じように誰かへ受け渡していく想いがございます。
ありがとうも、ごめんなさいも生者と死者では伝えることは出来ません。
でも、
minminさんの体験でございます。
ビールや米麹やリモコンは実物がありますが、気持ちや心の感覚は実物がないので共有することはとても難しいのです。
わかる
というひともいるし
まったくわからん
という人もいます。
心の感覚を分かってもらえるってすごく心強いと思うのです。
椿さんのお話でございます。
昔は、怖い人や、恐い人が町には何人かいました。あの家には近づくなとか、あのおじさんとは目を合わせるなとか。
現代ではそんな人が居れば親の通報や苦情で学校や警察が動かざるをえないでしょう。
だからこそ、現代では口裂け女は存在できないのです。
暗闇さんの幼少期の思い出です。
下校中、ボールや靴が他人の家に入ってしまった時。なんだか絶望的に気持ちになることがあります。
やはり人の家には歴然とした境界があります。それを越えるストレスを感じてしまうのです。
逆に、すでに、境界を越えてしまっていたら。
そんな経験ありませんか?
旅先のホテルで3人の人影が見えました。
そのことをホテルの人に話すと、ホテルがあった場所に住んでいた家族のことを話してくれました。
やはり、怪談の奥底には悲しみが横たわっているのです。
旅野そよかぜさんのお話。
春風怪談も残すところあと数日。
さあ、あの話を、ここにおいていきましょうね。
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