なんとなく扶養内で働いていませんか?意外と知られていない、、、パート先で社会保険に入るメリット!
2月はあっという間に過ぎてしまいました!
noteは2週間に1回アップしたいと思っているのに、なかなかですね。
ま、ぼちぼち楽しみながら続けます☆
さて本題!
先日、40代以上の女性を対象としたセミナーを開催しました。
「きちんと知りたい!パートの働き方」と題し、「扶養の壁」をテーマに取り上げました。
「扶養の壁」とは、大きく分けると「税金」と「社会保険」の2種類です。特に、いま考えるべきテーマは「社会保険の106万円の壁」についてだと思っています。
というのも、法改正が予定されているんですよね~。
現行では、以下の条件に合致すると、パート先の社会保険に入ることになります。(「社会保険の扶養」から外れることになる)
※「従業員501人以上の会社」で
①週20時間以上働く契約
②給料が月額8.8万円以上(×12月≒106万円)
③期間限定の雇用ではない
④学生ではない
これが、今年10月からは従業員101人以上、2024年になると51人以上の会社に適用されることに。
国の方針としては、少子高齢化を背景にパートの方にも社会保険を支えてほしいわけです。
一方、パートで働く主婦(夫)から見ると、社会保険料を給与から天引きされるため、「損する意識」になりがち。
だから、扶養の壁を越えずに、「いかにギリギリの範囲で働くと得なのか?」という見方が強くなります。
ただ、ちょっと待ってくださーい。
パート先で社会保険に入ることの「メリット」は何もないのでしょうか?
いや、「メリット」もありますよ~!
①老後の自分の年金が増える
社会保険の扶養内で働いていると、老後の年金は「国民年金のみ」です。
しかし、パート先で自分が社会保険に加入すると、「国民年金」にプラスして、「厚生年金」も積みあがる仕組みです。
※ある試算例:パート先で20年間社会保険に加入した場合、年金を16年受給すれば、払込金額の元が取れる
②障害年金対象の幅が広くなる
これも老後の年金と似た枠組みで、国民年金の障害基礎年金にプラスして、厚生年金の「障害厚生年金」が受給可能になります。
③傷病手当金・出産手当金がもらえる
病気やケガ、出産を理由に仕事を休み、給与が支給されない場合、給与の2/3程度が支給されます。
どうでしょう?
皆さん、パート先で社会保険に入ると「自分の老後の年金が増える」ことなどをご存じでしたか?
また、今後「106万円の壁」は大企業から中小企業に拡大されます。
社会保険料は「労使折半」なので、中小企業にすれば、社会保険料の支払いは重い負担になります、、、
そうなると、企業側から見て、①「社会保険を負担しても雇用したいパート」と②「社会保険を負担してまでは雇用できないパート」の選別が広がっていくでしょう。
①は大切な戦力として処遇され、教育訓練の機会や場合によっては正社員登用などもあるかも。②は限定的・補助的業務、週20時間までのシフト要員的な扱いになることが予想されます。
ぜひ、こうした法改正や社会の変化も意識してくださいね。
そして、ご自身の現在と将来をしっかり考えながら、「自分の望む生き方(働き方)」を選んでいってくださいね。
セミナー後のアンケートでも、こんなお声をいただきました!
「将来のことも加味して、トータルで今後の設計をすることも必要だと分かった」
「自分の人生、そして扶養でいる意義を含めて見直したい」
「それぞれが知識をもって対処していく必要がある」
「自分で社会保険に加入する=年金を増やすという考えがなかった」
「扶養のことをきちんと知りたかったけど、知る機会がなかった」
これからも大人女性に寄り添うテーマで発信を続けていきます!
★40代以上の女性を対象とした個別のキャリア相談もお受けしています。
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