スキマ時間で学べるFP2級【最近人気のオンライン講座スタディング】
こんにちは。
先週、ファイナンシャルプランナー(FP)2級の合格通知をもらいました。
わたしは公立中学校の教員なので、仕事には直接関係はないのですが、お金に関する知識を身につけたいと思い、去年9月に3級に合格し、今年1月の試験で2級に合格しました。
3級に向けての取り組みを以前の記事で書いています。
ファイナンシャル・プランナー(FP)とは
そもそも、ファイナンシャルプランナー(FP)とは、金融、税制、不動産、住宅ローン、生命保険、年金制度などの幅広い知識を備え、人々の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートするパートナー、いわば、「家計のホームドクター®」のような存在がファイナンシャルプランナー(FP)です。
※「家計のホームドクター®」はNPO法人日本FP協会の登録商標です
FPの資格について
FPは職業の名称で誰でも名乗ることができます。ただし、「くらしとお金」に関するアドバイスは多岐にわたるため、FPには年金や保険、資産運用、税制、住宅ローン、相続など、幅広い専門知識が求められます。そこで、「くらしとお金」に関する様々な専門知識を有していることを証明するのがFP資格です。
主なFP資格は以下の3つです。FPに相談する際は、どのFP資格を保持しているかを確認した上で相談することをお勧めします。
CFP®認定者
世界25カ国・地域で認められ、世界共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できるプロフェッショナルであることを証明する上級資格です。
国際CFP®組織FPSBとのライセンス契約の下に、日本では日本FP協会が認定を行っており、約2.3万人の資格取得者が活躍しています。
AFP認定者
25年以上の歴史を持ち、国内で幅広く普及しているFP資格です。CFP®資格同様、2年ごとの資格更新に所定の継続教育が義務付けられており、日本全国で約16万人の資格取得者が活躍しています。
ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)
国家検定のひとつで、1~3級まであります。2級以上に合格し日本FP協会のAFP認定研修修了者は「AFP資格」の登録権利が得られます。
FP試験実施団体と試験内容
FP技能検定を実施している団体は2団体(日本FP協会と金融財政事情研究会)あり、各試験実施団体によって実技試験科目が違います。学科試験は共通です。
学科試験は、以下の科目から出題されます。
① ライフプランニングと資金計画・・・公的年金・社会保険など
② リスク管理 ・・・生命保険・損害保険など
③ 金融資産運用 ・・・金融商品の仕組みなど
④ タックスプランニング ・・・税制など
⑤ 不動産 ・・・賃貸・有効活用など
⑥ 相続・事業承継 ・・・相続・贈与など
試験実施団体ごとの実技科目
NPO法人 日本FP協会
(特定非営利活動法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)
資産設計提案業務
一般社団法人 金融財政事情研究会
資産相談業務、個人資産相談業務、中小事業主資産相談業務、
生保顧客資産相談業務、損保顧客資産相談業務、保険顧客資産相談業務
※以上の業務の中から選択して受検することができる
得られる資格は同じですが、受検の申し込みをする団体が異なるので、自分の得意な実技試験に合わせて選ぶ必要があります。
わたしは業務上、馴染みのある得意分野がないので、一般的な資産設計提案業務で受験できる日本FP協会で受検しました。
FP試験の合格率
日本FP協会に限って見ると、FP2級の合格率は、学科が40~50%、実技は50~60%ほどです。
FP3級の合格率は、学科が70~80%、実技は80~90%ほどであることがわかります。
日本FP協会の試験では、個人申込の受検者が多く、実技試験ではオーソドックスな問題が出題されているため、合格率がやや高いと考えられます。
きんざいに限って見ると、FP2級の合格率は、学科が20~30%、実技(個人)は20~40%、実技(中小)は40~60%、実技(生保)は40~60%、実技(損保)は50~60%ほどです。
きんざいの2級実技試験では、特に個人資産相談業務において、合格率が20%を切ったり反対に50%を超えたりする場合があるなど、各回の難易度に応じ合格率の幅があることも特徴といえます。
FP3級の合格率は、学科が50~70%、実技(個人)は60~80%、実技(保険)は40~60%ほどであることがわかります。
きんざいの試験については、法人申込の受検者が多いことや、実技試験での専門性の高い出題により、合格率がやや低くなっているものと考えられます。
FP2級の勉強法
わたしは、3級は教科書と問題集を1冊づつ購入し、完全に独学で勉強しました。
しかし、2級ともなると必要な知識がぐんと増え、教科書を読んでも理解できないことが多くなりました。
通信教材もいろいろと検討しましたが、難しくて挫折してはもったいないので、低価格でスマホの動画で学べるサイトを選ぶことにしました。
仕事で忙しく、まとまって勉強することが難しいので、スキマ時間が活用できそうなスタディングというサイトを選びました。
3級2級のセットで29,900円です。2021年5月〜2022年1月までの試験に対応しています。
2級に合格して、合格報告をすると、合格のお祝いとしてAmazonギフト券5,000円分がもらえます。
動画は各テーマが内容ごとに細かく区切られていて、2分から10分くらいで、シンプルでわかりやすいスライドを用いて説明されています。
わたしは1.5倍速で見ていました。最大で3倍速まで早めることができます。
講師の先生の標準の話し方はかなりゆっくりなので、早めてもいいかもしれません。
試験に短期間で合格するための最大のコツは「問題練習をしながら実力をつけること」です。
しかも、試験によく出るところを集中的に問題練習するのがポイントです。
スタディングでは、過去の出題を分析し、頻出問題を最適な順番でアウトプット学習できるよう「学習フロー機能」が組まれており「今日は何を勉強したらいいのか」という悩みで時間を無駄にすることはありません。
フローにそって学んでいくと、セレクト過去問題集、実技試験対策講座と本番に近いところまで段階を追って実力をつけていくことができます。
問題横断復習機能というものもあり、複数のレッスン(問題)をまとめて復習できる機能です。
「前回間違えた問題」や「要復習にチェックした問題」を効率的に復習できます。
出題範囲や出題順番をカスタマイズできます。
苦手分野だけを集中的に学びたいときや、試験直前期の総仕上げにも便利です。
マイページのトップには1週間の学習時間がわかる、学習レポートが表示されます。
日によって、勉強できたかできなかったか一目瞭然なので、やる気を奮い立たせることができます。
スタディングの大きな特徴は、動画はもちろん、テキストや問題集もすべてWebにあるということです。
わたしは、受験など、勉強といえばいつもテキストや問題集に書き込んで覚える、そして、達成感を味わうという学習をしてきたので、手元に本やプリントがないことに抵抗がありました。
Web上ですぐに開いたり、要点まとめシートでは、付箋で暗記ポイントを確認できるのですが、わたしはアナログ派の人間です。
そこで、やはり参考書と問題集を買ってしまいました。
合わせて使った教材
スタディングと合わせて使用した教材は、3級の時に使用した、みんなが欲しかった!シリーズです。
2球ともなると、教科書はとても分厚く、半分に分けて持ち運べるようになっていました。
問題集は必須です。
繰り返し繰り返し、問題文を覚えるまで解くと、本番の試験でもほぼ同じ問題が出ます。
次回のFP試験の日程
FPの勉強をしてよかったこと
勉強をしてよかったことは3つあります。
1 「資産運用について興味をもてたこと」
株式投資や投資信託についての知識が入り、経済の動向を知ることが楽しくなりました。
新聞もよく読むようになりました。
2 「保険の見直しが自分でできたこと」
言われるがままに保険を組んで、高い保険料を支払い続けていましたが、社会保障制度などを学び、保険の種類についても知ることができたため、自分にとって不要な保険を解約できました。
3 「不動産についての知識を得られたこと」
現在は、賃貸マンションに住んでいますが、将来マイホームの購入を考えています。
住宅ローンについてや、そもそも建築にはさまざまな法律があることがわかり、住宅の図面を見て、それがどんな家か想像できるようになりました。
契約の際に注意してみるべきポイントを意識できます。
以上、FPの資格をとって自分の暮らしがちょっと変わったことを書かせていただきました。
FP試験に挑戦してみようと思った方は、頑張ってください。
応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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