どこにお支払いしようかな……🤔
どんな場面でお支払いしたいか。
ほんのちょっとしたことなのですが読んで頂けたら嬉しいです。
以前 横浜での子ども会でプレイパークを開催しました。
その地域の子ども会では、年間を通してボーリング大会・歓送迎会・盆踊り大会での出店など、様々な行事を行っていました。
その中で年度によって変えているイベントが1つありました。その年度の役員が決めて行うものです。ミカン狩りか映画鑑賞会かどちらかを行うのが通年でしたが私はプレーパークを提案しました。初めての事だったので皆さんに説明をして。
里山のような公園で自然を使って思い切り遊ぶプレーパーク。
本人の責任のもと自由に遊ぶ。
今ではご存知の方も多いし、地域に根ざしたプレーパークも定着してきましたが当時はあちこちで小規模な集まりがたくさんあって、どこの大人も試行錯誤しながら子どもの本当の遊びを模索していました。
私がお願いしたチームは普段は小山の斜面で囲まれている真ん中にシンボルツリーがある、大きな自然公園で活動されている方達。山にビニールシートを敷いて水を流してウォータースライダー。大樹に竹を立てかけて滑り台。ロープを下げててハイジのようにブランコ。ドラム缶に火をたいてキラビー(キラキラビー玉)を作ったり、料理をしたり。素人ではなかなか組めないような、竹やロープを得意としていました。
曜日を決めて公園でプレーパークを開催する許可を取り、準備をして遊びに来る子を迎えてくれます。定期開催にするまでは、団体が役所に働きかけて公共の公園を、ある意図を持って利用することを受け入れてもらうためには地道な交渉があったようです。どこの団体でも多かれ少なかれ、いろいろな努力をして子ども達の遊び場を作って下さっていました。
当時は
例えば自治会から遊び場の人件費や運営費などが出ると言う事はありませんでした。認知度も低いプレーパークをやらせてもらえるだけでも御の字の時代です。役所から許可を得て公園を使える。それだけで大きな喜びだったのでしょう。根っからのボランティア精神です。裏では補助金の申請をしたり、企業からの支援を募ったり、参加者から会費を取るか取らないかなんて話し合いもあちこちのプレーパークで交わされていました。
私は子ども共々あちこちのプレーパークで遊ばせてもらっていましたので、内情も聞く機会があり、これは当時の情報です。今は少しは理解が進んでいるかな?
話がそれてしまいましたが私は、子供会としてイベントをやりたい。100人ほどの子ども達を半日思いっきり楽しませたいと伝えました。その方達は喜んで引き受け、公園の下見に来て下さいました。
聞けば実費材料費のみで人件費はなし。
どんな場所にも来て下さると言う事でした。
今回はドラム缶で手ごねパンと豚汁を作ってもらうのでその材料費のみ。ドラム缶を燃やす材料も、里山の廃木などでまかなってくれる。材料を運ぶ人が車で、後は歩いてどこまでも来てくれるので交通費もいりません。
という事です。
わお!
ミカン狩りや映画鑑賞よりも経費が浮きます。
ラッキー
ありがとうございま~す😍
ビバボランティア!
私達は言って下さったままにイベントを行えば良いのです。
浮いたお金で何をしようか。
お菓子をいっぱい買って配ろうか・・
それとも保護者の親睦会に使う?
いやいや
ちょっとまてよ
違う違う・・・
そうじゃ
そうじゃな~い💬
・・・・・・
本当にベテランの皆さんなんです。
仕事をリタイアされた年代の方とまだ子育て真っ最中の世代の方達。皆さんいろんな技術をお持ちで、ロープの結び方や様々な野外遊びの安全も確保して下さる。
当たり前のように、無償を提案して下さるので、私もうっかりちゃっかり乗ってしまう所でしたが、純粋な疑問がムクムク湧きました。
そんなんで運営大丈夫のな?
私はプレイリーダーの方たちに
来て下さる方の人件費をお支払いしてもいいのですか。と相談しました。
そうしたら
なんてことはなく
とっても喜んで下さいました☺
ボランティア団体の規定などがあるらしく、販売をしてはいけないとか、人件費はもらってはいけないとか。とか。そこで私は出張費・指導費・交通費という名前でお支払いすることにしました。
その時に思ったのは
貰う人はうまくできないんだ。
ということです。
仕事は自分で見つける時代かもしれない。
凄い技術をお持ちの方たちも最初から自分の技術や行動に
価値を付けることを求められているのかもしれない。
けれど
根っからのボランティアの方達は宣伝するのが苦手なんです。
だから
やってもらう方も
今までは支払わないのが当然だったようなこと
その感覚を見直して
そこにお支払いしよう
と言う行動が
大切だと思いました。
当日は小雨が降り
本来ならば外遊びなどは中止になるところですけれども
そこはプレーパークの楽しいところ。
心配したのは送り出す親達だけで、豚汁を入れるお椀を片手に子ども達は続々と小山を上ってきました🏃💨(←小走りでね)
泥んこの手でロープアスレチックを渡り、パンを捏ねたり火を見つめたり、竹鉄砲で水を飛ばしたり、木から伸びるロープだけのブランコをバランスよく漕いだり、空き缶ポックリや竹馬をしたり。。
本当に楽しみました☺
そしてプレーパークの皆さんも
よく遊んでくださいました!
😭
感謝でいっぱいです。
会が終わってお支払いの時に素直に言いました。
「こんなに凄いことをして頂いて
ボランティアだから はいありがとう!
なんて涼しい顔で言えません」
チームの方は
「こんなにたくさん支払ってもらって有り難いよ。
活動費に出来る」と喜んで下さいました。
信じられない。
謙虚すぎます。
私はお支払いをして 心から良かったと思いました。
本当のお金の使い方を自分で決めることが出来たと
私自身の 子ども心が 喜んでいるようでした。
うっれしいよ~ウピキキぴって♪
それからもNPOやPTAなどで
大小様々なイベントを行ってきました。
その中では
例年通りでやる場合は特に
節約できるところを考えますが
必要なところにちゃんとお支払いを しているか
本当にお支払いするのは どの部分かを
考えるようになりました。
それだけのことですが
大切な想いです♡
読んで下さり嬉しいです。
今日も優しさに包まれますように🌹
※表紙は世田谷公園のプレーパークの写真をお借りしました。
イセオサムさまありがとうございます🙇