見出し画像

スピリット

スピリットとは?

・ファイティングスピリッツ

・スピリチュアル

・スピリッツ(蒸留酒の総称)

などがありますが、肉体(物質)に対する精神だったり魂を表す。

スピリッツ、いわゆる酒とは古代から御神酒だったり、ヤマタノオロチ神話だったり

人の営みと密接な関係にあると思います。

日本の神社の中でも松尾大社は醸造祖神としてのご由緒があります。

渡来氏族である秦氏が松尾山の神を氏神として仰ぎ開拓したとの説があり

秦氏とは絹織物、酒造も特技としていた。

秦氏には“酒”という字のついた人が多かったことからも

こういった事を推察していたらしい。

ちなみに兵庫県赤穂市の大避神社(おおさけじんじゃ)は

秦河勝が御祭神だ。

(大避 = 大酒)

京都に鎮座する大酒神社(おおさけじんじゃ)には

秦始皇帝・弓月王・秦酒公

が御祭神とされており

弓月王とは、半島から渡来し太秦(うずまさ)を拠点としたとされる。

“大避”の“避ける”という字は昔は門構えの中にあり、大闢だった。

“闢”という字は(びゃく)と発音し大闢=ダビデを表している。

中国語において大闢はダビデを意味する。


話しが飛んでしまった…

スピリットに戻します。

古代人は穀物をつぶして発酵させ

スピリット(精霊度)の高い液体に変容させた。

この流動体を呑んだ人は、スピリットが発動し

自分を縛る個性体が破れていくのを感じる。

(これを現代解釈だと酔っぱらうというのかな)

つまりは「酒は百薬の長」ともいいますが

適量であれば、自分の中の

固定観念や○○であるべきという強迫観念みたいな

タガを外す良薬的な扱いをしてきたと想像する。

何事もバランスが大事だが

昔から「ハレとケ生活」が営まれてきた。

普段は慎ましく、

祭りになれば、呑めや歌えやでタガをはずす。

体調や人にもよりますが

やれ健康の為だなんだで禁酒だ

○○ぜったいに食べないなんて

自分自身に重いプレッシャーをかけなくてもいんじゃない?

と思う今日この頃です。

本当の自分の“魂を発動させようぜ!!”


参考書籍

アースダイバー 神社編 中沢新一 著 講談社

いいなと思ったら応援しよう!