彗星の王≪スサノオ≫
今年は全国の八坂神社で八坂祭りや祇園祭が再開されました。
福岡県でもコロナで開催されていなかった祇園山笠が再開されました。
京都に鎮座する八坂神社が全国の八坂、祇園信仰の総本社であり
御祭神は、素戔嗚尊であり牛頭天王とも習合されています。
スサノオや祇園祭は“疫病”と関係しています。
スサノオは『古事記』や『日本書紀』などの記述にあるように
ヤマタノオロチ退治のようなヒーロー的な部分もあれば
荒々しい一面も持っています。
荒ぶる神としてスサノオ自身が疫病や天災をつかさどっていて
丁重にお祀りしないと疫病や災害を起こすという信仰も存在したのです。
古代より長い尾を引く彗星が疫病、災害などをもたらす不吉の前兆と考えられていました。
20世紀になっても、英国の大天文学者フレッド・ホイル卿は
彗星の核には無数の細菌やウイルスが含まれ
これが地球に近づくと病気が流行るという説を提唱しています。
インド占星術の九曜においても、九つの天体を神格化しており
そのなかで羅睺(らごう)が日食を起こしたスサノオと結び付けられている。
月の交点(黄道と白道の交点)のうち昇交点がラーフ(羅睺)
降交点がケートゥ(計都)であり
九曜のうち、シャニ(土星)、ラーフ(月の昇交点)、ケートゥ(月の降交点)
は凶兆の星とされている。
ラーフ(羅睺)は「障害をなすもの」の意味で
ケートゥ(計都)は、一部の経典などでは月の遠地点、彗星や流星という異説があるらしい。
さて日本に戻りまして、和歌山県の熊野本宮大社における主祭神は
家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)とされており、素戔嗚尊の別名です。
ケートゥ(計都) ≒ 家都 ≒ ケツ (ケツはお尻≒彗星の尾)??
彗星のことを箒星(ほうきぼし)と言ったりもする。
※宗像教授伝奇考 第三集 星野之宣 著 潮出版社より一部抜粋
スサノオにまつわる出雲と紀州。
そして大山あたりを昔は伯耆国(ほうきのくに)と言った。
不思議な繋がりですね。
天体望遠鏡などなかった古代。
しかし古代人たちは星をよく観察していた。
また星々が発している周波数(意識)のようなものを
キャッチする感受性が優れていたのかもしれないですね。
いまだ疫病騒ぎの渦中にある世の中。
陰極まれば陽となる。
陰は離散していく遠心力
陽は凝縮していく求心力
世の中の現象をみれば、なんとなく解るけど
政治も党や考えがバラバラ(離散)
道行く人もスマホで個の世界(離散)
偏り過ぎた世の中を、ある意味破壊するべく荒ぶる神として
彗星の王≪スサノオ≫が、破壊と再生を促しているかもしれませんね。
もうひとつ…
栃木県那須塩原市や矢板市には、
箒根神社(ほうきねじんじゃ)という神社が多数分布している。
那須塩原市にある大鷹の湯の地下には
太古の昔に隕石が衝突した痕跡があるという。
そうこの温泉は微小生命体といわれるソマチットが存在するといわれる。
奇跡ともいえるこの貴重な温泉、この場においては
それは他でもない、隕石が運んできた恵みなのかもしれませんね。
※注 個人的妄想なのでご了承ください