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イスラエルはジェニンの虐殺をやめろ!世界から抗議の声を!
「鉄の壁」作戦
ガザの停戦の後で、イスラエルはヨルダン川西岸地区で虐殺を開始しています。強く非難します。世界中から抗議の声を上げなければなりません!
西岸地区北部のジェニンとその難民キャンプでの虐殺は1月21日に「鉄の壁作戦」と称して開始されています。
パレスチナ抵抗勢力を標的に、というガザでの「ハマス殲滅」と同じやり方で、軍事ブルドーザー、攻撃ヘリコプター、ドローン、大量の兵士を繰り出して攻撃をしています。23日の報道の段階で既に12人が虐殺され50人以上の負傷者という情報が確認できます。
イスラエル軍は、住民を家から追い出し、イスラエル兵は動く者に対して手当たり次第に発砲し続けていると伝えられています。難民キャンプの基本的なインフラを完全に破壊し、生活の必需品を遮断しました。そして、不審と見なした者は逮捕され、裸にされ、縛られ、目隠しをされています。ガザで行ったことを西岸地区でも行っています。
ジェニンでも病院がイスラエル軍により襲撃されています。威嚇射撃で3人の医師が負傷しているような状況で、人々は病院へのアクセスを遮断されています。救急車も通りを自由に動くことが出来ず、結果、多くのパレスチナ人を死に追いやりました。
トランプが虐殺を支援
これは米トランプ大統領の支援の下で行われています。「鉄の壁」作戦は、西岸地区の過激派イスラエル人入植者に課された制裁(バイデン時代に発動された)を就任初日のトランプ大統領が取消すことで、その翌日に開始されました。トランプ政権に変わっても、米国は、イスラエルの虐殺・ジェノサイドに共謀しています。
西岸地区では米=イスラエルにパレスチナ自治政府が利用されている
パレスチナ自治政府は、イスラエル軍の作戦を直接支援していると伝えられています。イスラエル軍に抵抗する戦士を逮捕したり、難民キャンプを包囲したり、パレスチナ民間人の殺害にまで及んでしまったり、電気・水を遮断し、夜間外出禁止令を発令し、間違った時間に家を出ようとした人々に無差別に発砲したり、病院を一時的に占拠して軍事施設として使用したりと、暴挙の数々です。もはや、パレスチナ自治政府はイスラエルの代理勢力と見なされています。パレスチナ人から非常に不人気で支持されていません。
米=イスラエルは、ガザ地区でハマスを先頭とするパレスチナ人民の強靭な抵抗にあって退くことになったけれども、今度は、パレスチナ自治政府を利用して、パレスチナの植民地支配・民族浄化・ひいては中東覇権を維持しようと企んでいることが見て取れます。この点も世界中から断固とした非難が必要です。
ガザの停戦は、真のパレスチナ解放、パレスチナ独立へと進めていかなければならない、その第一歩に過ぎないということです。
参考報道↓↓↓