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復職先調整

今日、人事部の担当者から、急ぎの三者面談実施を打診するメールを受信した。

自分の復職に際しての異動先の調整がついたとのことで、最も早いタイミングであれば、9月20日以降可能とのことだった。

もし自分が9月20日に復職することを希望した場合、事前に異動先の責任者と面談をする必要があるため、明日面談することに問題ないか?との確認だった。

異動先については、先日の産業医と人事部担当者との復職前三者面談の際に自分が希望を伝えた部署に決まったらしい。

自分の推測通りのタイミングで異動先の準備が整ったことにやや驚きつつも、かと言っていつまでも回答を保留されているよりは良いことだと思い、明日の面談に対応可能である旨を伝えた。

明日の面談では、恐らく、異動先の責任者から、自分がどのような業務を担当することになるのかの説明と、自分がそれに耐えられそうかの確認が行われるのだろうと思う。

この部署では、自分の知っている同僚などがかなり頻繁にオフィスに出社しているため、自分も出社を基本とするよう指示が行われるのかがやや不安である。

自分の会社は、コロナ禍が始まった2020年度のはじめから2か月ほど前まで、在宅勤務が推奨され、その中でもこれまで自分が所属していた部署は、上司も含め同僚も全員がほぼ100%在宅勤務をしていた。

しかし、今回配属になる部署は、緊急事態宣言解除後は自発的にオフィスに出社する社員が比較的多く、従来通りの対面での業務スタイルにメリットを感じている人間が多い。

自分としては、コロナ禍をきっかけに、折角新しい働き方が浸透し、オンラインでも仕事が出来る時代が来たと思っていたのだが、はからずも、時代の最先端を行っていると思っていた親会社のトップ自身が、意外なことに対面での業務の必要性を全社員の前で自論として述べてしまった。

在宅勤務では、「社員同士のコミュニケーションが希薄になり、チームとしての結束が弱まる。」、とか、「クリエイティブな仕事をする際には対面で行う方が有効だ。」などと、まことしやかに在宅勤務の弊害をあげつらっている。

このため、その取り巻き連中たちが余計な忖度して、「会議で発言する場合は出社すること。」などと声高らかに言い始めた。

このことは、自分としてはとても残念なことだ。
そもそも、自分のいる会社で、経営陣や、自分にパワハラを働いた上司が社員達と風通しの良いコミュニケーションなど取っていたか?

対面の会議でも、部下の報告に対して鬼の首を取ったようにダメ出しをし、時には叱責、罵倒する経営陣に対して、社員達が自由闊達に意見することが出来ていたか?

それを思い出すと、この人達はいつまでたっても不十分なコミュニケーションの原因が在宅勤務やオンライン会議という仕組みにあるのではなく、自分達が社員一人一人に対して適切に向き合っていないことにある、ということに気が付けないのだ。と幻滅させられる。

自分はもし復職日にいきなり顔合わせのためにオフィスへの出社を求められても、それは遠慮させてもらうつもりだ。

単なる顔合わせであれば、Zoomでも十分だし、わざわざ自宅から2時間弱の時間を掛けてオフィスに出社するだけのメリットがないと考えるからだ。

これまで、会社に使い倒されてここまで心身ともダメージを受けることを繰り返してきた。

しかし、これからは、さして意味のないことに対して、会社から言われたことだから、と何でもYesを言って、また自分を痛めつけることはしたくない。

準備が整えば、自分はこの会社を去る考えでいる。これは前々から考えていたことだ。今の経営者の首をすげ変えて組織の在り方を抜本的に見直さない限り、この会社が健全に発展していくとは到底思えない。

だから、この会社に定年まで奉公する気持ちはないし、思い入れもない。

自分は、機が熟するその時まで、正常な思考ができ、新しい取り組みに邁進出来るだけのある程度の健康な身体の状態を維持する必要がある。(既に元の状態まで回復できないダメージを受けてしまったものもあるが。)

もう今までのような、「物分かりの良い人」、「お願いすれば何でも「はい」といって黙ってこなす人」、「嫌なこともじっと我慢して耐える人」はやめよう。

明日の面談も気を抜けないな。



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