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やりたい事リストに追加したいものが増えた話
今日は、オフィスに余裕を持って早い時間に到着したお蔭で、私のやりたい事リストに一つ追加したいことを思いついたお話をしたいと思います。
私の朝の通勤事情
今日は前回出社から16日ぶりに都内のオフィスに出社しました。
オフィスに出社する日は、自宅最寄り駅から電車通勤となるのですが、ドアツードアで1時間40分ほど掛かります。
コロナ前、朝6時台であれば特急でも駅のホームの列の前の方に並んでいれば、座ることが出来ていて、普通列車に至っては、発車の5分前に列に並んでも、社内はがら空きで余裕で座れていました。
しかし、私が住んでいる地域は、私達家族がこの地に移り住んでからというもの、人口が年々右肩上がりに増加しています。
このため、私の最寄り駅の一つ前の駅周辺にもマンションや宅地開発が盛んに行われているせいか、現在は、同じ時間帯でも特急だとこちらの駅に到着した時点で既に座席がちょうど埋まっていて、つり革につかまる人はいない。という状況になっています。
普通列車も今では油断できない状況で、特急が発車してから時間間隔が開いて、次に来る普通列車だと、下手をすると、私の最寄り駅に到着した時には既に空席が1、2席しかなくなっている場合もあります。
私は、朝の通勤では何が何でも座席に座りたいので、十分すぎる位余裕を持って、お目当ての列車の2本前の列車がホームに到着する少し前にはホームの次発列車の列の更に左横の列の先頭に並べるように自宅を出ることにしています。
流石に早朝からパソコンや書類の入った重いバッグを持って1時間40分立ちっぱなしはキツイので。
特に、私は2年前に腰の手術をして以来、未だに後遺症が残り、長時間同じ姿勢で立ったままでいると、股関節の外側と脛が痛みだしてしまうのです。
この地域では、7時を過ぎる時間帯になると通勤ラッシュアワーに入ってくるため、ほぼ座席に座れない状態になります。始発駅のわずか2つ後の駅で、都内まではまだ20数駅もあるにも関わらずです。
このため、今朝も6時半過ぎには自宅を出、普通列車と特急をやり過ごし、その後の普通列車の列の先頭に並んでいました。
まだ7時少し前の普通列車ということで、社内は乗車率がまだ10%にも満たないほどで、余裕を持って座席に座れました。
偶然視界に入ってきた憧れの列車
会社の最寄り駅に到着したのは、始業時刻の1時間20分前。
今の私は、産業医からの指示により、業務上の配慮事項として、人事部から所属部門長に対して残業命令禁止の指示が出ている身です。
このため、あまり早くオフィスの自分のデスクでパソコンを開くことはできません。(この時間にはまだほとんどの社員が出社していないので、物理的にはやろうと思えば出来るのですが、私自身がそこまで一生懸命、始業時間前から仕事をする必要性を感じていないのです。)
折角の朝のフリータイム、それも今朝は気持ちの良い快晴の空模様だったため、会社最寄り駅からゆったりと歩いて、周囲の景色を楽しんで会社に向かおう。と考えていました。
地下鉄を下りてから地下通路を歩き、階段を上って地上に出ます。
そこから海の方向に向かって少し歩くと、オフィスの入ったビルに通じるペデストリアンデッキに上がるエレベータがあります。
このエレベータを上がり、ペデストリアンデッキのある階に到達すると、そこからはJRの線路が良く見える場所があります。
ふと線路のある前方に目を向けると、以前写真で見たことのある、珍しい列車が走行している様子が目に飛び込んできました!
下の写真左側に移っている、ベージュとえんじ色のツートンカラーの列車です。
この列車、今や日本でわずか2つだけになってしまった寝台特急、サンライズ出雲・サンライズ瀬戸です。
この列車は、2つの寝台特急が繋がっていて、下り列車の場合、東京発、岡山で切り離され、サンライズ出雲が島根県出雲市へ、サンライズ瀬戸が、香川県高松に向かいます。
今朝見かけた列車は上り列車で、もうすぐ終点の東京に到着するところだったのです。
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以前の記事を読まれた方はご存じかもしれませんが、私は今年8月下旬に、青春18きっぷという季節限定の切符を使って九州に普通列車を乗り継いで一人旅をしました。
この旅で、当初の計画では東京からこのサンライズ出雲に乗車し、一気に島根県まで移動し、そこから青春18きっぷを使って九州入りする案も検討していました。
しかし、調べてみると、この列車は非常に人気が高く、特急券・寝台券の入手が極めて困難であることが分かりました。
そして、私が旅行に出掛けられる期間中については既に寝台券、特急券全てが売り切れになっていました。
2か月半も会社を休んでいたのですから、もっと早くから情報収集していれば、乗ることが出来たかもしれないのですが、気が付くのが遅すぎました。
かつては東京や大阪を起点にして、北海道、北東北や中国地方、九州地方の各地へ向かう、数多くの寝台特急が走っていた時代がありましたが、全国的に新幹線網が整備された結果、そのほとんどが廃止されてしまいました。
私は寝台特急へのニーズが無くなったのだろうと思い、わずかに残るこの2つの寝台特急も、それほどメジャーな列車ではないのではないか?と推測していたのですが、全くの不正解でした。
人気がないどころか、今や乗車券発売日に即日寝台券が売り切れてしまうことも当たり前の超人気列車だったのです。
その失態をしでかしてしまった日から、この幻の寝台特急(ちゃんと定期的に運行していますので、正確には「幻」ではないのですが、あくまで私にとっての、という意味です。)に乗り損ねた私にとって、サンライズ出雲・サンライズ瀬戸は、憧れの列車へと変貌を遂げました。
その幻の列車をまさかこんな日常の中で目の当たりにすることが出来るとは想像もしていませんでした。
この瞬間、まっさきに私の頭の中に浮かんできた考えは・・・
やりたい事リストに、
「サンライズ出雲・サンライズ瀬戸の個室寝台車に乗る!」
を加えること!
です。
この列車は全席指定で、最もグレードが上の寝台から、
A寝台「シングルデラックス」
B寝台「シングル」
B寝台「ソロ」
B寝台「シングルツイン」
B寝台「サンライズツイン」
ノビノビ座席
があります。
特に、A寝台「シングルデラックス」については、サンライズ出雲、サンライズ瀬戸のそれぞれにわずか6室しか備わっておらず、絶大な人気があり、寝台の予約は非常に困難です。
ですが、生きている内に1度はこのA寝台「シングルデラックス」で出雲市、高松市に旅をしてみたいです。
やりたい事を文字に書くと、それが叶うと言いますよね?
この「やりたい事」、夢で終わらせずに現実に出来るように毎日を生きて行きたいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。