彩を付けるという事。
塗り絵を始めた。
塗り絵なんていつぶりにやっただろうか。
思い返しても思い出せない位遠い記憶だ…
モノクロの絵から自分で色を足していく作業。
小学生の頃、私は学童保育に通っていた。
ある年の夏休み。ん?夏休みに学童保育なんて通ってたっけ?
でも、確か夏休みだった。(気がする)
『今日はみんなで絵具をしよう』
そんなお題の1日があった。
私は絵が苦手だ。と言うかそこまで興味が無かった。
絵心が無さすぎた。真っ白の紙に見たままの形を描いていく…
…
…
…
描いている…はずなんだが、筆を進めれば進める程どんどんどんどん違う物になっていく…。
隣の子の絵をチラリ。
うん、そーだよね!それが見たままの物を描くって事だよね?。
自分の手元に目線を戻す。
『なんじゃこりゃ』
もー。やめたい。
全然描けませんけど?。
つまらん。
全く面白みが湧かん。
ある程度の所まで描き終えたら次は色を足していく段階にしぶしぶ促される。
この私の絵の末路はいったいどーなってしまうのだろうか…
と、
塗り絵を始めてそこだけの記憶が舞戻った。
結果どんな末路を終えたかと言うと、、、
それが、
全く記憶に無い。思い出せない。
思い出せたのは上記に綴った記憶だけ。
きっと記憶に残らない位自分の絵の完成度は低かったのだろう。
そんな事をふと思い出しながら大人になった私は今 絵・塗り絵に興味深々だ。
大人になって興味が湧くものがここ最近増えた。
やっと 〝その時〟を迎えたようだ。
子供の頃から続けていたら自分の中に眠っている可能性をどこまで育てられていたのだろうと嘆いてしまうが
なんでも ちょうど良い〝その時〟がきっとある。
今はこの興味の向くままとりあえず進んでみよう。
そうやって人生を彩っていくんだろうと思う。
このコロナ渦で出会うものはネガティブなものばかりじゃないと感じた5月半ばの朝だった。
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