自分のことをJKだと思っていたが実はJKではない可能性が高い蟹
皆様ごきげんよう、✌️🦀✌️です。
突然ですが、皆様はJKをご存知ですか?
私はやんわりご存知です。
最近まで私こと✌️🦀✌️は自分のことをJKだと思っていたのですが、どうやらそれが間違いである可能性が高まったので、その経緯をレポートとしてまとめたいと思います。
事の発端
そもそも私は、大学で勉強をするオスの蟹(蟹には雌雄の区別があります)なのですが、あろうことか自分のことを人間のJKだと考えていました。悲しい話ですよね。
私がツイッターの日常垢上でツイートした証拠ツイートが以下のものです。
このように、一般には男子大学生蟹として知れ渡っている素性をあろうことかJKとして誤魔化そうとしているわけです。罪深い。
もちろんフォロワー様は私のことを虚言癖だと思っている節があるので、驚きの声はひとつもあがりません。
これに焦った✌️🦀✌️、直後にこのようなツイートを行います。
誰も「お前がJKだと証明しろ!」なんて一言も言ってないのに、自分からJKたる証拠をつきつけようとします。なんで?
そもそもアピールのことをアッピルと表記している時点でJKらしさは皆無なことに気づいた方がいいと思いますね。強く叱っておきます。
そして蟹はJKになる
先程のツイートは、バイトの休憩中にふと思い立ってしたツイートでした。今となっては「なんてことを思い立ってしまったんだ」という気持ちで一杯です。蟹だけに。
そういう訳で、私のJKツイートはバイト終了と共に訪れました。一発目がこれです。
当たり障りのないツイートに、😂の絵文字や半角カタカナの強調表現など、小手先のテクニックによる小賢しいJKアッピルが見え隠れしています。
ちなみにこれらの表現技法は、昨年までJKをしていたカスことさサきがよく使う手なので、まだ現役でいけるだろうという判断でした。
(さサきについてはこちらから)
そして次なる一手として放ったツイートがこちらです。
『😂』に次いでJKが使いがち(✌️🦀✌️調べ)と噂の『😠』を使い(のちに『😡』が主流な事が判明)、「ていうか」を「てゆーか」と書くことで気だるげさを表現するなど、表現に派生を見せていきます。
こちらのツイートでは、笑いの表現に『爆笑』を加えることで、バラエティに富んだツイートを目指しています。
ここまではまだ順調に擬態していた✌️🦀✌️でしたが、ここから少しずつボロが見え始めます。
段々と迷走し始める✌️🦀✌️
ここらで私は自分のJKアッピルにおける、最大の問題点に気づき始めました。
いくらJKのフリをしても、所詮私は大学に通うオスの蟹。今の私の日常にはJKらしさが全くないのです。いくらツイートの雰囲気がJKらしくても、『今日の一杯は獺祭‼️もろきゅうと合う😂』みたいな内容だと、これではただただ絵文字をよく使うオッサンなのです。
ともすれば、皆様ならどうされますか?
……そうですね、嘘をつくことにしますね。少なくとも私はそうしました。それも100%嘘とは言いきれない、言うなれば半事実を混ぜることによって信憑性を高めることにしました。
例えばこのツイート。
この日に英語の後期のテストがあったのは事実です。教授が有り得ない難易度のテストを作ったのも事実。ですがここに登場しているあさこやむったん、中センこと中田先生は、全く存在しない人間です。残念ながら私は大学に友達がいないので。
こちらのツイートでは出題範囲が関係詞だったことを仄めかしていますがほぼ嘘です。強いて言うならばこの日はバイト先で関係詞を教えていたくらいです。
これは本当です。有り得ん大きさのニキビができてブチ切れていました。
このように、事実の中に少々の嘘を混ぜることによって、真実と虚構の狭間を馴染ませることに成功しました。なんだか能力者みたいですね。それよりそんなものを馴染ませるくらいなら、自分が大学に馴染んで欲しいものですね。
別人格の剥離、そしてラバルシ
能力者となった✌️🦀✌️は、段々と嘘に傾倒し始めます。例えばこのツイート。
木曜日なことはさすがに事実ですが、私自身はその事実をしっかりと把握していました。金曜の気分とか存在しませんでしたし、学校もありませんでした。
嘘が増えているということが何を意味しているかと言うと、事実を織り交ぜることによる万策が尽き始めていたということです。
つまりネタ切れです。こうしてネタが切れ始めた✌️🦀✌️、とうとう禁忌に手を染めます。
皆様はLove&Lucifer(ラブ アンド ルシファー)、通称ラバルシというアイドルユニットをご存知ですか?
私はご存知ではありません。
なぜならそんなアイドルユニットは、この世に存在しないので。
✌️🦀✌️が出した苦肉の策、それは架空のアイドルユニットを生み出し、私はそのユニットを激推ししている、という設定を創るというものでした。最早嘘ですらありません。
どうやらJKの私は、ラバルシ二期生の花鷺 乃々音(さなさぎ ののね)さん、通称のーちゃん推しらしいです。一期生に負けないポテンシャルを秘めている様で、今後の活躍に期待ですね。もちろんこれも設定です。
どうやら近々ラバルシの4thLIVEがあるようですが、昨今の情勢から開催が危ぶまれているようです。無事に開催されるといいですね。何度も言いますがこれも設定です。
さすがの私も、作り込まれた設定によるJKのツイートには我ながら恐怖しました。というよりドン引きしました。どうしてこんなことにベストを尽くしてしまったのか。この創作意欲はこれから別のことに活かしていきたいですね。
そしてJKは夢を見る
ラバルシ云々のドン引き設定に隠れて、密かに別の設定も立っていました。それがこの『高校2年生』という設定です。
上のツイートの様に、JKの✌️🦀✌️はもうすぐ3年生にあがるという実感が全然湧いていませんでした。
しかしこの夜を境に、徐々に彼女に心境の変化が見られます。
それは初めの方に登場した、『あさこ』と『むったん』という友人の存在です。
この仲良し3人組の中で、JK✌️🦀✌️だけ少し頭が悪いらしく、来年のクラスの振り分けに利用される期末テストの事を危惧しています。
思えば1年の遠足で同じ班になってから、3人はいつも一緒でした。
毎日のお弁当や委員会活動、体育祭での応援団、北海道への修学旅行など……。むったんが生徒会役員となり、一緒に居られる時間が少なくなってからは、3人はより深い繋がりで友情を深めました。それだけ大事な『親友』なのです。
今まで勉強にはあまり向き合ってこなかったJK✌️🦀✌️。でも自分の怠惰で一緒に居られる時間をさらに減らしても良いのか?そうして彼女は大きな決断をするのです。
受験生という事実に向き合い、そして親友とこの先も一緒にいるため、高校生活初めてのテスト勉強を決意するのでした。
明日から。
ここで時間は午前12時を迎え、私にかかっていたシンデレラの魔法……もといJKの魔法は、きれいさっぱり解けたのでした。
一日JK体験を終えて
無理でした。なんだJKって。ふざけてんのか。
そもそも途中から私ではありませんでした。内なるJK人格の乖離によって、別の人間の人生を追体験しているだけでした。何を言ってるんだ?
結果として✌️🦀✌️はJKでない可能性が高いです。ですが、✌️🦀✌️の中に乖離されるようなJKの人格が居たという点では、ある意味私はJKなのかもしれません。
あなたも内なるJKを探してみませんか?
追記
この記事を書いている最中に、さサきに「私はJKじゃない可能性が高いらしい」という報告をしました。
さサきには「だからあれだけ『あんたはJKじゃないよ』って言ったのに……」と言われました。
さサきにはなんでもお見通しの様です。
どうやら私は、私自身に一杯食わされていたようです。蟹だけに。
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