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【平和ビジネスへの道】#20 Small World Machine
こんばんは!かほりです。
今日は、1917という映画を観ました。全編ワンカットに見える映像は超迫力。ざっくりプライベートライアンの第一次世界大戦版のような内容で、戦地で伝言を伝えるミッションを果たすものなのですが、苦しかったーーー。この時代にみんながスマホ持ってたら、こんな危険な道を歩まずとも一瞬で任務完了なのにな。今の時代でも戦争って人が死ななきゃいけないものなのですかね。テクノロジーも人の価値観もアップデートされているんだから、第三者を入れてトップ同士で話し合いをしたり、腕相撲をしたり、時代が変わってるんだから、戦争の在り方もアップデートするべきなのでは?
この前発表されて話題になっていましたが、2020年のイグノーベル平和賞は「インドとパキスタンの外交官が、互いにピンポンダッシュの嫌がらせの応酬をしたこと」だったようです。想像するだけでかわいいですね。なんて平和な争いなんだろう。
この話を聞いて以前Twitterでも話題になっていたNYの青年たちのことを思い出しました。お互い真剣なところがまた愛しいですね。
The most intense fight I’ve ever seen pic.twitter.com/TCXXO98ijp
— a guy (@apiecebyguy) December 4, 2018
人間は100%わかり合うことは不可能ですが、こんな風に、喧嘩や争いのやり方を変えることは可能なのではないかな、と思います。
さて、そんな話題に連関し、今日はコカ・コーラのSmall World Machineについてご紹介します。
■抱えている問題
インドとパキスタンのあいだでは50年以上も政治的な対立が続いており、インドの北西部にあるカシミール地方は世界で最も危険な紛争地帯の一つと言われている。隣同士の国なのに、”近くて遠い国”になっている。
■着眼点
国家間の争いは続いているが、一般の国民は何かきっかけを作ることで、わかり合うことができるのではないか?
■解決策
インドとパキスタン両国に、リアルタイムで相手国とつながっているコカ・コーラの自販機を設置した。
自販機の前に立つと、モニターの中にインド側からはパキスタンの人が、パキスタン側からはインドの人が見える仕組みになっています。
自販機は、両国の人に同じミッションを与えます。例えば、一緒にダンスをする、ハイタッチをするなどです。
ミッションをクリアすることで、自販機から1本ずつ無料でコーラが出てくるという仕組みです。出てきたらお互い、コーラで乾杯!
キャンペーン期間中の3日間でこの自販機からは約1万本のコーラが配布されたそうです。つまり、両国間で一瞬の時間でも心を一つにしてミッションに挑んだ人が1万人いた、と解釈できます。
国家間での揉め事はいろんな要因があり、完全な解決には時間がかかるかもしれません。
しかし、国民間でのお互いに対するヘイト感情は企業やサービス・テクノロジーの力で解決・歩み寄りに向かわせることが可能かもしれない、と思わせてくれる事例でした。
一企業がこの戦争(紛争)を解決した…なんてことが実現したら、めちゃめちゃかっこいいですよね。「NO WAR」を掲げているZOZOとかにも、こんなサービスプロモーションやってほしいです。
それでは、今日はこの辺で!
Peace!