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スリランカの旅⑤ダンブッラ~スパイスガーデン~キャンディ
今日はダンブッラ~キャンディに向かいます。
道中に現地ガイドさんによるお土産屋の案内があり、朝は機織りの見学とかをしていました。
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このお店で買ったクッションカバーが今でも現役です。
旅行すると自分用に絶対現地を思い出す日用品を買ってる気がする。
更に現地ガイドさんの唐突な買い食いプレゼント(マンゴーのような果物)を頂きながら、最初の観光は世界遺産の「ダンブッラ石窟寺院」へ。
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①ダンブッラ石窟寺院
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ダンブッラ石窟寺院を検索したら出てくる死ぬほど派手な入口の写真は撮れてません。何で!?多分写真スポットを車で華麗に逃したのかな…
全然記憶がないぞ…
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確かなのは入口で綺麗な大きい花をもらったということ。
お供えする用の花です。
石窟寺院というのはその名の通り、断崖絶壁の岩をくりぬいて作った洞窟に仏像などを安置し、寺院としたものなんですがその中でも保存状態が良い場所だそうです。
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そして多少階段を登った先に現れるのがこの入口。まず石の中に作られた白い回廊のようなものがあります。
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で、この廊下の左側にあるのが洞窟。石窟という言葉の印象よりものすごく整っている。早速中に入っていきます。
・第1窟
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薄暗いところに全長14mの巨大な涅槃像。インパクトがすごい。
14mということはポロンナルワで見た涅槃像とだいたい同じくらいなんですけど、それがものすごい至近距離で見られる。近すぎて全貌が撮れない。
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足の裏。スリランカの赤い土の上に降り立ったね!!ということでスリランカの仏像はみんな足の裏が赤いらしいです。
敬虔な仏教徒のガイドさんにこの写真を撮ったかどうかしっかり確認された。
・第2窟
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ダンブッラ最大の石窟。めちゃくちゃ広い。
ライトが足元に置かれているのでみんなこういうライティングをしている。
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大小さまざまな仏像がズラリ。オーラのようなものを背負っているし、頭にはねじねじが乗っている。
これをずっとねじねじと呼ぶのもどうかと思ったので調べたのですが、
「シラスパタ」という火焔状の飾りで悟りの炎なんだそうです。
検索するとシラスパスタに誤認される。心外。
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ひと際目を引く仏様の前に入口で貰った花をお供え。
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薄暗くてうまく撮れてないんですが、天井画がすごい。凸凹の岩肌を均さず描いてて、皺みたいな陰影がついて布のように見える。
・第3窟
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こっちも広い!そして同じように仏像がズラリ。気持ち立像が多いような気がします。
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いやめっちゃ座ってるわ。坐像もおわします。
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寝ている方もいる。目がしっかりと開いているので入滅の前の最後の説法中なのでしょう。それにしても涅槃仏の枕ってどれもフカフカで素敵。
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蛇神ナーガがついた坐像を見ると撮ってしまう病気にかかっていたようで、ナーガ(ムチリンダ君)(聖☆お兄さん)に守られた仏陀の写真がいっぱいある。ほっこり。
東南アジアでは水を司る神であるナーガ信仰が深いので、仏教徒結びついてよく作られたらしいです。
4,5窟もあるんですが規模が小さく今回は多分見ていないです。
主な洞窟は5窟までなんですけど、この周辺に80以上も石窟があるらしい。
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関係ないですが駐車場までの道のりに猿の集団がいまして、帰り道は大量の猿が我々の周囲を駆け抜ける猿の大行進イベントに巻き込まれました。
いや触られたり何か取られたりはしなかったけど、こんなにいると怖っ。
②スパイスガーデン
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お昼のスリランカカレーを食べた後はスパイスガーデンへ。
もう当然のようにカレーが出てくるのにも慣れてきました。
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ここが何かと言うと、スパイスの原料になる色々な植物が植わっているガーデンで、非常に日本語が上手な職員さんが植物の説明をしてくれたり、なんか薬を使ってマッサージしてくれたりするスパイス総合パーク(?)です。
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記憶がすっ飛んでいて悲しい限りですが、天然でこの色なの!?ナツメグ怖…となったり、パイナップルって思ったより地面から浮いて生えてるんだな…と思った記憶があります。
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そして広場のような場所に椅子を置いて座り、スパイスの講義を受け、体質に合わせて何か肌に良さそうなものを塗り込んでマッサージされたりします。
マッサージ師の皆さんは男性。彼らはいやらしい気持ちにならないので大丈夫だが、気になるなら言ってほしいとか色々配慮されつつのマッサージ。
背中から手を突っ込まれて背中に何か塗ったりするので気になる人は気になるかもしれない。
なんかわからないけど良さげなものが肌に充填された気がするぜ!
スパイスやコスメを売ってるお土産屋もあって、まんまと化粧下地になる良い油とかペースト状のものを買いました。うーん乗せるのがうまい。
実際ここで買ったものを化粧下地に使うと崩れなくて良かったな…(あまり化粧しないタイプの女なので使い切れなかったが…)
③占いからのジュエリーショップ
スパイスガーデンを見ている間は現地ガイドさんは同行せず、終わった後迎えに来てくれて合流したのですが、ここで占いをするイベントが発生。
スピリチュアルなものに興味ない方だけど、旅行先で占いできるとか聞くと一期一会感で見てもらいたくなるぅ~…!!
ということで現地ガイドさんが推す占い師さんの元へ向かいました。
内容的には星座占いなのですが、日本で見る星座占いとは全然別物のスリランカ占星術なるものでした。
なにを占ってほしいか聞かれたのでとりあえず仕事、健康について聞いた所、仕事は堅調、健康については親がお腹を悪くすると言われました。
この占いから7年後、今の所当たっているかどうかなのですが…
まあ仕事は色々あったけど堅調。
そして母は大腸がんが発見されました(※早期発見で無事)。
えっ当たってる…?すごいな…
この占いの極めつけはラッキー宝石を占ってくれるという所です。
その宝石を身につけていれば悪い未来を回避できるよ!!という…
宝石を身に着けることにさして興味がなかったので、へ~私のラッキー宝石ルビーなんだ、誕生石のトパーズじゃないんだな~ぐらいで軽く考えていたのですが、この後立ち寄ったマーケットで宝石店に案内される仕組まれっぷり。
商売がうまいかよ!!!さっきラッキー宝石聞いたしそんなの案内されたら買っちゃうでしょうが!!!
この宝石店では凄まじく流暢な日本語を操るセールスマンが登場し、全くもって素晴らしい弁舌で宝石の採取・品質の違いについて解説され、質のいい宝石をぜひ買っていきなさい…という流れになります。
最初に10万円以上の宝石が出てきて、いやいやいや待て待て流石に高価すぎて買えない!!買えない!!と私と友人が手を振っていると、セールスマンがお金をお持ちでない…?日本人なのに?という雰囲気を出し、それに対してガイドさんが「2人はまだ若い、それほど金持ちではない」と説明し…
む…昔の日本人ホントに金持ってたんだな~!!!
思えばこれほど流暢な日本語を喋る人が多いのも、昔日本人がすんごい金落としてくれて儲かったからですよね~…
2024年現在、円の価値が暴落して日本人はマジで貧乏ですけど2017年当時だってそんなに金持っとらんのよ…とっくにバブル弾けてるのよ…
まあとは言え占いの流れで小粒でもいいので宝石買うマインドはあったので、もうちょっとリーズナブルなやつを…とお願いして2万円くらいのルビーのペンダントトップをお買い上げ。
友人は左右合わせて5万くらいのピアスを購入。
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こういうのも旅の思い出だなあ…これを着けてる私には幸運がついてるような気がしてくるし、リーズナブルなやつとは言え買ってよかった。
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あとは念願の紅茶屋さんにも寄れてハッピーでした。安いので紅茶だけでこんなにいっぱい買ってしまった…
④キャンディアンダンス
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さて次はキャンディ芸術協会に移動し、伝統的なキャンディアンダンスの鑑賞です。
ストーリーを解説したプリントを入口で渡されるのですが、ちょっと不思議な翻訳をしているし演目を見ながらプリントも見て照合するのは難しかったです。
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いやでも肉体美と衣装と踊りは華やかで素敵だな…
劇場での演目が終わった後、外の広場に案内されて何が始まるのかと思ったら…
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ファイヤーダンスだ!
いつの間にかすっかり陽が落ちていて炎が映えること。
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素足で炎の上を歩くパフォーマンス。熱そう、、
ファイヤーダンス自体は観光地でそこまで珍しくもないという気がするけど、観客と演者が同じ高さの床に立ってて間近で見られるのは珍しいかもしれない。音楽も相まって迫力のある出し物でした。
⑤仏歯寺
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すっかり夜ですがキャンディ観光の目玉、仏歯寺です。
その名の通りお釈迦様の歯を祭る寺院で、「聖地キャンディ」として丸ごと世界遺産になっています。
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ガイドさんは仏歯寺の中を一緒に歩かず、ここで待ってるから行っておいで…という方式なので細かいことがよくわからないのですが、入口は男女別で用意されていて服装をチェックされます。
(※露出度が高くなければOK)
そして聖地なので、ここを見て回るためには靴を脱いで預けなければなりません。まあアヌラーダプラやポロンナルワと同じなんですけど、この時ちょっと雨が降っていたので足が汚れそうで気になる。
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とにかく人が多い。
人の波に乗りながら一方通行で寺院内を見て回るスタイル。
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ガイドさんが横にいなかったので後から全部調べるスタイルですが、どうもこの祭壇…の上の階の祭壇に仏歯が納められていたらしいです。
ここじゃないんかい!
象牙がかっこいいね!
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ガイドさんがいない俺達はなんか見た目がすごいものにカメラを向けていた…金ピカだ…綺麗だね…(語彙力0)
実際この仏歯寺は自然の中にある感じゃなくて、建物から作り上げて演出した感じがあるのでどの聖地よりも格式高さを感じました。
どれが何かわからないけど視覚的に楽しい。
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下は人混みが映るので上に📷を向けた結果、シャンデリアをいっぱい撮ってた。どれもすてき…(ランタン集めが趣味の人)
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奇跡的に撮ってた壁画。
1日3回プジャー(礼拝)があり、祭壇の扉が開いて仏歯の入った箱を拝むことができるのですが、↑の壁画は年に1回仏歯の入った箱を象の背に乗せてキャンディの街をパレードするペラヘラ祭りの様子ですね。
ペラヘラ祭りの時期ではないしプジャーの時間も逃してしまいましたが。
仏歯寺の外周を歩いてる時、友人が声をかけられて
「あなたの上着とても素敵ね!どこで買ったの?」
「日本!ジャパン!ユニクロ!」
という一幕がありました。ユニクロはすごい。
⑥ホテルへ
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今日のホテル。金ピカで仏歯寺みたいでいい部屋~!
盛りだくさんの観光に友人はかなり疲れていたようで、チェックインするなり寝る準備を整え「夕飯いらないのでひとりで食べてきて…」と言い残し沈没。ええ…!?
別にお前1人か?とか聞かれなかったんですけど、拙い英語と身振り手振りくらいしかできないので挙動不審になりながらレストランの席に案内されます。
こんな時も堂々としていたいよな。
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なんか…披露宴でもするのか?みたいなレストランだな…
これまでで一番高級感がある…
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どれだけ高級感があろうとビュッフェスタイルだしスリランカカレーがある。安定安心のスリランカ。ご飯少ないし色んなカレーの具を少しずつ取ったので全然カレーに見えないが…
いやしかし本当に盛りだくさんの一日でした。
今までで一番記事が長いのでは?
なんとスリランカ旅行も明日が最後の観光。旅行記としてちゃんと書き切ろうね、私…