(PE記事番外編)マラトンキャピタルについて
はじめに
本記事はマラトンキャピタルについての記事です。
マラトンキャピタルについてはTwitterで名前はみるものの、彼ら自身が"マイクロキャップ"と自称するほど、投資サイズが小さい&投資実績は不明なためよく存じ上げませんでした。また新設ファンドで運営期間が短く実績が不明瞭であること、および業界内ではあまりよくない噂・評判をよく耳にすることから記事化をする予定はなかったのですが、マラトン取締役の方から「Twitterで悪口言われているよ」とフォロワーさんが親切(?)にも教えて下さったので、これを機にリサーチし記事化しました。
本記事はHPおよび一部転職エージェントによるPR記事などのネットサーチに加え、私個人の印象、社員、業界関係者から聞いた1次情報、2次情報を含め記述し共有します。
完全性・正確性については担保できない点ご留意願います
転職を検討するにあたり自身とのフィットを確認すべきチェック項目
チェック項目は各自で持っていると思いますが、少なくとも下記については確認をした方がよいでしょう
1.ファンドの投資スタイル
ー投資の意思決定方法(合議制、IC委員長一任等)
ー業種の偏り(BtoB、IT、ヘルスケア、小売り・サービス、多店舗展開・・・)
ー投資手法の偏り(事業承継/カーブアウトバイアウト、再生、成長投資)
ー得意なアングル
2.報酬水準
ーベース+ボーナス、イベントボーナス
3.キャリー配布
ーディールキャリーかファンドキャリーか。どのタイトルから対象か
4.ワーキングカルチャー
5.主要メンバーのバックグラウンド
+業界内での評判、噂
それでは本記事ではマラトンキャピタルについて書いていきます。
マラトンキャピタル:概略
マラトンキャピタルは、113.5億の1号ファンドを運用開始した新設のマイクロキャップファンド。公開されているLPは下記の通り。
投資対象はスモールキャップ*及びマイクロキャップ**の企業を投資対象。
下記定義はマラトンのプレスリリースより
*スモールキャップ・・・EBITDA1~5億円程度の企業
**マイクロキャップ・・・EBITDA1億円未満
ここからはマラトンキャピタルの特徴を前述「自身とのフィットを確認すべきチェック項目」で書いた5つの観点(1.ファンドの投資スタイル、2.報酬水準、3.キャリー配布、4.ワーキングカルチャー、5.主要メンバーのバックグラウンド)+余談・噂から考察していきます。
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