PEファンド転職を目指す人へ求められる経歴
はじめに
本記事は、「私はPEファンドへ転職できる可能性がありますか?」とよくTwitterでDMを頂くため、一定の回答をnote記事へまとめてみたいと思います。
PEファンド/バイアウトファンドへの転職を本格的に検討されている方は下記より個別指導の受講申し込みをオススメいたします。
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本記事では、キャリアインクさんがまとめたデータと私自身+周囲の人間が感じている肌感覚を合わせて記事化をしています。PEファンド転職希望者はこちらを業界の常識として捉えて認識を頂きつつ、「最後は自分は他の人にはない武器や思いを持っており、過去の前例を超えてやるぜ」という気概を持って転職活動をしてもらえればと思います。
①外資PEと日系の違い
キャリアインクさんがまとめたデータから明らかなように外資と日系で採用の傾向が全く違います。端的にいうと外資PEが求めてる人材はクリアで職歴=外資IB or トップティア戦コン、年齢も若い人(20代中心。ただし、Bain Capは戦コンMクラスが多く30前後。バリューアップチームは経験重視で30代後半)、学歴は東京早慶です
他方で日系は多様なファンドがあり、採用されている方のバックグラウンドはバラバラです。これ以降は日系を中心にファンドマネージャーのバックグラウンドを見ていきたいと思います
➁職歴
日系は多様なバックグラウンドですね。私の肌感覚ですと日系のトップティアファンドは、①IBD(外資&日系)、➁戦コン、③MBA持ち商社マンがほとんどという認識です。スモールキャップや再生ファンドになると事業会社や会計士、総合コン、銀行員が増える傾向があるかと思います
③年齢
外資PEは原則20代を採用しAS/ANのジュニアから育てる方針またはPEのラテラルです。ただし、バリューアップチームは経験重視で30代中盤~40台もVPやDクラスで採用することがあります。
日系では若さは外資系ほど求められていません。しっかり投資先と向き合いコミュニケーションを取れるか、経験値をもって投資先の納得感を醸成しながらリードできるか、が重視され比較的年齢が高い傾向があります。20代でジュニアから入社する方もいる一方、30代中盤~後半でVPクラスからスタートする方が多いです。また40代前半でVPやDクラスでPE業界に入ってくる方も見受けられます。
④学歴&MBA
外資系では東大京大早慶+海外大学がほとんどを占めるのに対して、日系PEは東大京大早慶で約50%を占めるものの、その他大学が残りの半分を占めています。
⑤ダイバーシティ
近年は外資ファンドを中心に女性比率をKPIとして設定するファンドが増えています。特に欧州系PEは女性比率を[30-40]%とするようなど具体的な数字を欧州の本部から設定されているケースが散見され、"女性優先/女性のみ"という求人ポジションが見受けられます。女性の方はそういった求人ポジションが存在することも頭に入れて活動してはいかがでしょうか
参考
以上です。