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Keyballのケースを3Dプリンターで作成する(その1)

先日3Dプリンターを購入しました。
このnoteに書いてます)

フィラメントドライボックスの自作など初めの一歩的なことは終えた感があるので、Keyballのケース作成を始めることとしました。
まだ理想のものは完成していないので、完成するまでの道のりを記録していければと思っています。

私はKeyballの61と44をもっているのですが、ひとまず自宅に置いてある61の方からケース作成します。

どんなケースにするかざっくりと書くと、

  • 色は黒

  • アクリルボトムプレートをつけたまま嵌めるタイプにする

  • 安定感のあるテンティングが可能

  • パームレストと一体化してる

といった感じです。

ボトムプレートについては交換するタイプを作成している方が多いのかと見受けられますが、あえてボトムプレートはつけたままにします。


手始めにテンティングなし、パームレストなしのケースを作ってみました。
使用ソフトはFusion360、使用した3DプリンターはBambulab A1 miniです。フィラメントはBambulab純正の白PLAと黒PETGしか持ってないので、試作は白のPLAでやります。


まずはKeyballのボトムプレートのdfxファイルをダウンロードしてFusion360で読み込みます。データはKeyball製作者様のGithubにあります。


ダウンロードしたdxfファイルをFusion360で開くとボトムプレートのスケッチが表示されますが、サイズが実寸よりかなり大きくなっています。

こんな感じ、私のFusion360の設定が悪いのでしょうか


私は実物のKeyballのサイズを測り、Fusion360の計測で測定したスケッチの長さが実物と同じになるように修正>尺度で倍率を(実物の長さ/スケッチ上の長さ)倍しました。

あとは原点からめちゃ遠いところに配置されたので、移動・コピーで原点の近くまで移動させました。
OLEDのカバー?のスケッチもありますが、カバーが欲しかったら一緒に印刷したらいいと思います。私は試作時に何回か一緒に印刷して、あとは消してました。

そうしたらスケッチ(0という名前になってます)を編集でオフセット1mmとオフセット3mmで2mmの外壁を作ります。内側のオフセット1mmは本体が入る余裕を持たせるために入れましたが、本体をセットするとちょっとガタガタしたので、もう少し小さい値でも良いかもしれません。

オフセットが終了したらスケッチを終了して押し出しでボディを作成します。
底面になる部分は厚さ1.5mm、外壁は高さ10.5mmで作成しました。

一回これで印刷しキーボードを嵌めてみたら結構うまいことハマったので「楽勝だ」と思ったのですが、TRSとMicroUSBを挿す部分の外壁を消し忘れていました。案外盲点です。

外壁を消したい部分を含むボディ上に穴のスケッチを作成して、押し出しで壁を消しました。

これが完成品です。

ネジ穴は要らなかった


ボールなし側はMicroUSBとTRSケーブル部分のみ壁を消せばいいですが、ボールあり側はボールの部分も壁を消さないとボールが入りません。私はそれで3回くらいやり直ししました。

ボール側、ボールホルダーは自分で黒に塗装してます


ここまでで基本的なケースは作れるようになりました。
次はテンティングとパームレストを検討していきます。



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