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【福島浪江訪問インタビュー】 地域の待合所「フルハウス」

プロジェクトデザイン研究室・災害復興チームは被災地を自分の目でみて体験するプロジェクトの一環として、2022年7月8日・9日に東日本大震災の被災地である福島県浪江町を訪ねました。

初日のはじめに福島県南相馬市小高区にある「フルハウス」に伺いました。

フルハウス店前にて

・ブックカフェ「フルハウス」

2016年7月に避難指示が解除され、約6年が経つ小高区。駅周辺には、食堂やカフェ、酒造やコワーキングスペースなど人が集まる場所が増えています。その中の一つが作家の柳美里さんが店長を務めているブックカフェ「フルハウス」です。

入口付近の飲食スペース


・地域の人がふらっと入れる居場所

入ってまず感じたのはきれいで落ち着く、という印象でした。室内の家具やファサードには紙管が使われていました。住宅を改装しているため、元々あった玄関のタイルを残していたり、リビングの天井がそのままだったりと家っぽさが残っていてアットホームな空間でした。

実際に行ってみるとふらっと入った地域の人が中でくつろいでおり、地域の居場所のようになっていると感じました。駅前の貴重な場所です。地元の学校に通っていたらここで宿題をしてみたいと思いました。

書庫コーナー

奥に進むとさらに本の展示スペースが広がります。こちらにも柳美里さんの他、著名な作家や音楽家、アーティスト等の方々がセレクトした本が並んでおり、普通の本屋とは違う本との出会いができる場所です。真ん中の棚には柳美里さん著書「JR上野駅公園口」などが並んでおり、表紙裏すべてに直筆のサインが書かれていました。


副店長の村上朝晴さん

さらに奥に進むと副店長の村上さんが奥のカウンターで出迎えてくれました。店長の柳美里さんは執筆活動のためお店には出ていなかったのですが代わりに色々な話をしていただき、短いながらも貴重な時間を過ごさせていただきました。


文章:渡邉(M2)


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