ピュアディスタンス本社に行ってきました!
切符は現地に行ってからの教訓
2019年5月から約4年半ぶりにピュアディスタンス本社を訪問しました。さる6月にはヤン・エワウト・フォス社長も来日し「次は本社で会おう!私の誕生日に来たまえ!」と六本木で日時指定で別れてから3か月余り、9月最終週にオランダへ渡航。今回私たちはフェルメールで有名な古都デルフトに宿泊。ピュアディスタンス本社のあるフローニンゲンまでは在来線と特急を乗り継ぎ約3時間の旅となり、本社へ午前中に着くべく、かつ予定していた列車時刻より30分以上早くデルフト駅に向かいましたが、オンライン購入割引切符が改札でエラーになり入場できません。駅員さんに聞くと
「これ、9時からのオフピーク切符ね。9時まで待って」
ええっ?割引って、早割じゃなかったんだ!では、午前中には着けない?!
「この切符、払い戻しはないから、9時前に乗るなら無駄になるわね」
おお~それもお財布に痛い…「何とかなりませんか」「待つか、別料金ね」
この問答を数往復繰り返すなか、駅員さんがう~ん、う~んと言いながら
何かメモを書いているのが見えました。そして
「とりあえず、別料金でスキポールへ行って頂戴。そして切符が有効になる9時まで待って、9時5分スキポール発、あなたたちが乗る予定だった11時11分フローニンゲン着の特急に、オフピーク切符が無駄にならず乗れるわ」
なんと!デルフトからスキポールまでは10€程度の運賃。オンラインで割引になった額に毛が生えた程度です。このわずかな時間に乗継ダイヤを考えて提案してくださった駅員さんに、感謝!そして熱い鉄道魂を感じました。
教訓①:オランダ鉄道は、通常座席指定はなく日付指定で切符を発行する。その日時なら終日乗車が可能だが、安い切符=早割ではなくオフピーク切符の場合もある。そしていきなりの運休や路線変更も多いので(実際帰路のデンハーグ行上りが乗っている間にアムステルダム行に変更となっていた)、切符は現地に行ってからが実は安心。事前購入の場合はよく確認する事。
教訓②:何かドジった時の挽回に時間の余裕は大きな力になる。国内移動のノリで、駅や空港へギリギリにはいかない事。
駅で社長がお出迎え、そして4年ぶりの本社へ
定刻にフローニンゲン駅に着くと、既にフォス社長が車で迎えに来てくれていました。本社へ行く前に、マネージャーのネラさんと合流。毎週のように連絡している間柄ですが、本人を目の前にするとお互い感無量(涙)。その足でフローニンゲン随一と言われるレストラン、プリンセンホフにてランチミーティング。オランダ名物のクロケットやマスタードスープをいただきながら、6月の社長来日以降の出来事や今後の活動についてディスカッションしました。
大学都市でもあるフローニンゲンは学生が大変多く、本社への道すがら、ちょうど昼休みでドッと出てきた高校生の集団とすれ違いました。古い建物の前でネラさんが記念撮影をしようとした瞬間、配送部の秋山さんが、いきなり通りがかりの学生さんの腕を掴んで引きずり込みました(!!)。男の子もノリよく合流、笑顔とまずいVサインで日蘭友好写真となりました。
決して香水の名前にはできないもの
本社では、この4年の間に入社し初めてお会いする直販担当のアンジェラさん、配送担当のレイチェルさん、生産管理のティファニーさんと初対面。ネラさんを含め、この4名は30代~50代のママさん社員です。本社チームが揃ったところで、社長のプレゼンとなりました。過去の訪問でも社長のプレゼンはお約束で、新作のコンセプト紹介などが多かったですが、今回は何か違う、何やらにぎにぎしい…
「テレビで沖縄の特集を観たんだ。今、何を心の糧にして生きるか見失っている人が多い中、そこに出ていたのは沖縄のおじいとおばあだった。毎日同じ工芸品を粛々と作る名もなき職人のおじい、カンプーを結い、琉球舞踏を踊るおばあ。肌つやもよく、とても90歳には見えないーお金や名誉とは関係ない、自分の時間を生きているんだ。その番組で、私は素晴らしい日本語を知ったんだ」
-なんですか?
「IKIGAIだよ。君にもピュアディスタンス日本代表であることが生きがいであって欲しい。だから、君の名前のサチとイキガイを合わせた新語を作ったんだ」
-???
そして社長がにぎにぎしく取り出したショッパーには、フォームシールでデカデカと「SACHIKIGAI」と書かれていました。社長が目をキラキラさせて、私をじっと見ています。
-…サチキガイ?サ…キ…チガイ??
目の滑った秋山さんが堪えきれず爆笑すると、この時点でわけのわからないチームからも、つられて笑いが。
-あの、お気持ちは非常にありがたいんですが、私たち日本人としては、語呂的に最強の放送禁止用語(キ〇ガイ)を連想してしまうので、例えば、少なくともピュアディスタンスの香水ネーミングには超絶まずいです!
「そうなのか!!」
ミーティングは爆笑のるつぼと化し、笑いに火がついて止まらない者あり、とっさにスマホで意味を調べる者あり、リピートして綺麗な発音で完璧に言えるようになる者あり…一番笑い死にしていたのは社長でしたが。
本社チームから社長へ、ハンドメイドのプレゼント
その後、チームから社長へ手作りパッケージに収められたテニスボールの誕生日プレゼントが贈られ、テニスプレイヤーでもある社長は「テニスボールは消耗品だから、幾つあっても嬉しい!」と大喜び。そして今日は出勤日ではないインターン勤務の方が用意してくれた手作りのケーキをいただきました。アットホームな味を楽しみながら、思い出し笑いに苦しむ者も多く、終始楽しすぎる全社ミーティングとなりました。
ありがとうございます、また来ます!
夕方は、社長のご自宅に招かれ、ご家族やネラさん、社長の旧友とお誕生日を祝いました。リビングでは、社長が折々写真を送ってくれる愛猫・カレルさんと念願のご対面。どんな顔をしているのかよくわからないほどの物凄いさび猫で、カメラのピントが全然合わない(笑)私たちが座っているソファの周りを離れず、スリスリ。「懐っこいね~」「可愛いね~」とちやほやしていると、社長がやってきて「そこ、カレルの定位置なんだよね…」どいて欲しかったのか…カレルさん、ごめんなさい~!!
翌日、早くもデルフトへ戻る際、誕生日明けの社長がわざわざホテルまで車でお迎え、フローニンゲン駅まで見送ってくれました。
「君たちの乗る列車は、7番線から出る。気を付けて帰りなさい」
午後には香港から別の来客があり、翌日には世界各国のディーラーと商談会を行うカンヌへ向かうというタイトスケジュールながら、今回も温かいおもてなしをいただきましたが、こういう人と人とのつながりを大切にする社長やチームの温かさが、透徹した完成度を誇りながら、ひとの体温や息づかいを感じるピュアディスタンス作品の「ひとの心に寄り添う力」へと通じている事を改めて深めた訪問でした。帰りの列車は4番線でしたが。
番外編:オランダで出会った猫たち
本社チームと日本チームの大きな共通点、それは大の猫好き。今年もオランダの街や訪問先で毎日オラン駄猫に会いました。オランダでは、野良猫という存在はおらず、室内飼いは強要しないけれど、外で自由にしている猫も必ず誰かの飼い猫なんだそうです。
あっという間の6日間でしたが、6月にはるばる来日してくださったフォス社長へのアンサーバックができました。あの透徹した香りを作る人たちが、こんなにアットホームだったなんて、驚きましたか?
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