CentOS 8難民 Oracle Linuxを検討する
CentOS難民が発生
CentOS 8のサポート期限は2029/5/31としていたものが、突如、昨年12月に2021/12/31に終了という発表がなされコミュニティが大混乱。
個人的にはCentOS 4時代からお世話になっていたりします。
この発表を受けた数日後には、RHEL互換のディストリビューションのRocky Linuxプロジェクトが立ち上がり、2021年1月にはcloudLinuxが、こちらもRHEL互換のAlmaLinuxを発表するなど、オープンソースコミュニティの底力も見せつけることとなりました。
このようなムーブメントは非常に心強いものの将来性に不安があり、じゃあどうする、となると有償RHELか、それ以外か。
その前に、個人的にオープンソースロゴ萌えなので、まずは見てみましょう!
Rocky Linuxロゴ
AlmaLinuxロゴ
Oracle社製Linuxって・・・
Oracleは過去sun買収、java有償化など、オープンなコミュニティから長年嫌われている印象で、そのOSを利用することは非常に不安、候補にすら上がらない状況でした。ですが、この混乱期において、冷静にOracle Linuxってどうなのかを少し調べました。
Oracle Linuxとは
Oracle Linuxオフィシャルページより要約。
・2006年以降Oracle Linuxは完全に無料で使用可能
・ソースコード、バイナリ、アップデートは無料で提供
・RHELと完全互換(を謳っている)
・最新のOracle Linux 8(RHEL 8相当)のサポート期限は2029/7
・サポートが必要な場合でもRHELよりも安価
・CentOSよりもリリースが早い(と謳っている)
・カーネルはRHEL互換と、Oracleカスタマイズ(UKE)から選択可能
・NTTデータ先端技術がoracleと協業してサポートを行っている
この業界、明日がどうなるかわからない世界ですが、”現時点では”、2029年までサポートということは、選択肢として十分ありなのでは、と思います。
(AWSのEC2でも、Oracle LinuxのAMI(サーバイメージ)が上がっていたりします)
ということで、需要があるのかわかりませんが、CentOSを長年使っていた方の選択肢を少しでも増やすため、次回は実際にインストール手順などをお伝えできればと思います。(CentOSと変わらないのですが)
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