陸上撮影用の一眼レフの選び方(ボディ編)
みなさん大変ご無沙汰しております。
まつです。
約2年半振りのnoteの更新です。
昨年あたりから徐々に現地観戦OKな試合が増えてきて、観戦仲間の方からカメラの買い替えについて相談を受ける機会が何度かありました。
どちらかというとレンズについて質問を受けることが多いのですが、レンズ選びにはボディの知識も必要不可欠だと思っています。
ということで、今回はカメラのボディについて解説していきます。
カメラの大分類
そもそもカメラは、
撮影した写真の記録の仕方によって
「デジタルカメラ」と
「フィルムカメラ」に分類でき、
レンズを交換できるかできないかで
「一眼レフカメラ」と
「コンパクトカメラ」に分類され、
「デジタル一眼レフ」、
「コンパクトフィルムカメラ」
といった種類があります。
ここでは「デジタル一眼レフ」(以下、便宜上「一眼レフ」とします)を前提に解説します。
一眼レフの分類
一眼レフは、構造の違いで従来型の一眼レフとミラーレス一眼レフの2種類に分類ができます。
構造による分類
①従来型
ボディ内にミラーを備えており、レンズで捉えた光をミラーで反射させファインダーに被写体を映し出すタイプのカメラです。
ミラーがある分ボディが大きく重たい傾向にありますが、被写体を捉えてファインダーに映すまでのタイムラグがないため一般的にスポーツ撮影向きと言われています。
②ミラーレス
名前の通りボディ内にミラーがなく、レンズで捉えた光を電子信号に変換しファインダーに映すタイプのカメラです。
ミラーがない分、従来型と同等のスペックの機種でも小さく軽い傾向にあります。遠征時の持ち運びに便利だったり長時間撮影でも疲れにくいのがメリットの1つです。
捉えた被写体がファインダーに映るまで僅かなタイムラグが生じる上に、電子信号への変換が常に行われるためバッテリーの消費も激しいといったデメリットには注意が必要ですが、
現在はカメラメーカー各社が開発に注力していて高性能化が進み、デメリットも気にならなくなってきています。
ミラーレス一眼はSONYがいち早く開発し長らく市場を独占していましたが、CANONが2018年に「EOS R/EOS RP」を発売して以降、ボディとレンズのラインナップを拡大しシェアを急拡大中です。
センサーサイズによる分類
スマホなども含めあらゆるカメラには捉えた光を記録するための「イメージセンサー」が備わっています。
ここでは一眼レフにおける一般的なセンサーサイズである、
「フルサイズ」
「APS-C」
の2種類を解説します。
①フルサイズ
イメージセンサーの基準とされるサイズです。
APS-Cと比べて大きい分、取り込める光量が多いため明るく、背景のボケを大きくしやすいことが特徴です。
一方でセンサーが大きいためボディが大きく重く、価格も高価な傾向にあります。
②APS-C
フルサイズと比べると小さなセンサーで取り込める光量が少ないため暗く、背景のボケもつくりにくいです。
センサーが小さい分ボディが小さくて軽く、価格も比較的安価です。
分類のまとめ
ここで重要なポイント。
一眼レフには
「従来型の一眼レフ」と
「ミラーレス一眼」
イメージセンサーのサイズは
「フルサイズ」と
「APS-C」
があります。
つまり、選択肢は4通りあるということです。
フルサイズの従来型一眼レフ
APS-Cの従来型一眼レフ
フルサイズのミラーレス一眼レフ
APS-Cのミラーレス一眼レフ
ここから更に画素数や連写性能などの要素の違いで、各メーカーが様々な機種を発売しています。
私が使用しているCANONのラインナップは下記の図のとおりです。
CANONはミラーレスの開発を進める一方で、従来型の一眼レフのボディは2020年6月発売のAPS-C機「EOS Kiss X10i」を最後に新機種を発売していません。
個人的にはCANONの機種を検討している方にはミラーレス一眼レフ、具体的にはフルサイズなら「EOS R6 MarkⅡ」、APS-Cなら「EOS R7」を圧倒的におすすめしたいです。
どちらも2022年発売でオートフォーカスや連写といった陸上撮影に直結する部分の性能が格段にレベルアップしているそうですよ。
ここまで長々と解説しましたが、
皆さんが知りたいのは、
結局のところどの一眼レフが陸上競技の撮影に向いてるのか、ですよね?
結論としては、
撮りたい被写体やシチュエーション、
レンズとの組み合わせによるので一概には言えない
です。
次回は後編として
「陸上撮影用の一眼レフの選び方(レンズ編)」を書きます。
当初はレンズの選び方だけ書くつもりでしたが、レンズの選び方を解説するのは今回書いたボディの基礎知識がないと難しいと判断したためこのような流れとしました。
ということで、また次回もお会いしましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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