Canon「EOS R」で陸上競技を撮ってみた話 ②なぜEOS Rを選んだのか
みなさんこんばんは、まつです。
前回に引き続き、私が使用している一眼レフの話です。
前回の記事はこちら
前回は、そこまで高価でないレンズでも綺麗な写真が撮れること、暗い競技場でも明るく撮れることから、フルサイズ機に惹かれた話をしました。
読み返してみると、タイトルが「EOS Rで陸上競技を撮ってみた話」なのに、全然EOS Rで陸上競技撮った話をしてないっすね(笑)
そして今回もEOS Rで陸上競技を撮る話までいかずに終わりそうです←
今回は「数あるフルサイズ機の中から、EOS Rという機種を選んだ理由」について書こうと思います。
主な理由は3つあります。
・軽い
・キヤノンへの憧れ
・ミラーレスへの先行投資
といったところです。
その中でも「軽い」ことは大きな決め手だったりします。
EFレンズしか持ってない故、基本的にアダプターを付けてますが、本体だけだと本当にコンパクトで軽いんです。
以前使用していたPENTAX「K-3Ⅱ」で陸上競技を撮影するにあたって、ある悩みを抱えていました。
K-3Ⅱに「smc PENTAX-DA★60-250mmF4ED[IF]SDM」(やっぱ長い…)というレンズを組み合わせていたのですが、ボディが785g、レンズが1040gと、総重量が1825gもありました。
約2kgです。振り回せば不審者を撃退できそうな、暗い夜道でも安心な重さです()
とにかくめちゃめちゃ重たかったんです!!!!
記録会など、3時間を超える長丁場の観戦ともなると、最後のほうは手が痺れることもありました。
だから、次のカメラは絶対に軽いものを選ぼうと思っていました。
余談ですが、昨年3月の国士舘大学記録会がPENTAXで撮影した最後の試合。重たいのはネックですが、間違いなくいい写真が撮れるカメラでした。
フルサイズに惹かれるきっかけとなった「K-1 MarkⅡ」は重さが1010gあり、レンズを付けると2000g超え。更に重たくなるため、残念ながらこの時点で候補から外れました。
PENTAXのフルサイズ機種はK-1 MarkⅡか、その1世代前の「K-1」しかなく、K-1もK-1 MarkⅡと同じくらいの重さ。
そうなると、PENTAX以外のメーカーの機種を選ばざるを得ません。
そこで目を付けたのがCanonでした。
自分好みの写真を撮っているユーザーさんのカメラを見るとCanonの使用率が高く、PENTAXを使っていながら少し憧れる気持ちがありました。
前述の重さの問題、そして予算の兼ね合いもあり、ボディの候補は「EOS R」と「EOS 6D MarkⅡ」の2機種に絞られました。
この2機種の決定的な違いは「ミラーレスかどうか」です。
陸上競技の撮影で、この2機種のどちらかを選ぶとなったとき、大半の人は恐らくミラーレスではないEOS 6D MarkⅡを選ぶと思います。一般的にミラーレスは動体撮影に不向きと言われているからです。
※なぜミラーレスが動体撮影に不向きと言われているか説明しようとしましたが、専門的な話になりすぎるので割愛します。気になる方はぜひお調べください!
実際のところどうなのかは、使ってみないと分かんないですよね。持ちタイムや実績で順位予想がされるけど、実際に走ってみないとわからない駅伝みたいなものです(?)
それを知ったうえで何故、敢えてミラーレスのEOS Rを選んだのか。
それは新しいカメラを選ぶためにリサーチを続けていた昨年のこの時期、多くのカメラ専門サイトなどで「今後はミラーレスカメラが主流になる」と予測されていたからです。
カメラに詳しい方はご存じかと思いますが、フルサイズミラーレス一眼のシェアは、いち早くこの規格の開発に取り掛かったSONYが圧倒しています。
2大カメラメーカーと言われるCanon・Nikonが後を追うようにして、18年9月にNikonが、同10月にCanonが、各社初となるフルサイズミラーレス機種を発売。自分がカメラを買おうとしていたのは、そういった時期の真っただ中でした。
そんな流れを目の当たりにして、今後カメラは次第にミラーレスにシフトするかもしれない、今選ぶならミラーレスと思い、EOS Rを選んだのです。
そしてレンズ。
今まで使用していたのがAPS-C機だったため、テレ端(※)250mmの私のレンズはフルサイズ換算(K-3Ⅱは1.53倍計算)で383mm相当でした。
※テレ端:ズームレンズの1番望遠側の焦点距離のこと
フルサイズ機で同等の焦点距離を得るには400mmのレンズが必要です。TAMRONやSIGMAの100-400mmのズームレンズが候補でしたが(純正は高すぎて無理っす)、どちらも1000gを超える重さのため、別のレンズにすることにしました。
そこで候補に上がったのが、Canon純正の「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」です。
某カメラ販売サイトのレビューで、とにかくAFが早いと評判なこともあり、テレ端が不足気味なのが気になりながらも、このレンズに決めました。
かくして、
《EOS R × EF70-300mm F4-5.6 IS II USM》
という組み合わせが生まれたのです。
ちなみに、散々気にしてきた重さですが、
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EOS R:660g
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM:710g
マウントアダプター:110g
合計:1480g
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フルサイズ機になったにも関わらず、345gのダイエットに成功しました! やったぜ!!
次回の投稿からようやく、「EOS Rで陸上競技を撮ってみた話」を書く予定です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!