【特別企画】法政ファンが振り返る東京六大学対校陸上・対校5000m~2017-2019年編~
みなさんおはようございます、まつです。
昨日に引き続き、東京六大学対校陸上の対校5000mに焦点を当てた、法政ファン視点の振り返り企画です。
前回の投稿はこちら→2014-2016年編
私が初めて観に行った2014年から3年連続、法政大学の選手は早稲田大学の選手に先着を許し、最高順位が2位という結果が続いてしまいました。果たして法政の選手が優勝する瞬間は訪れるのか……。今回は2017年から始まります。
2017年~エース殊勲の白星~
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出場選手(学年は当時のもの)
坂東悠汰選手(3年)/佐藤敏也選手(2年)
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4年振りに箱根駅伝のシード校に返り咲いて迎えた2017年シーズン。シード獲得の立役者2人が対校5000mに登場しました。
坂東悠汰選手は、入学当初こそは1500mが主戦場で六大学は1年生から2年連続1500mに出場していました。一方で箱根駅伝にも1年次から出場。2年次には1区を任され区間8位の好走で、スターターとしての役割を十二分に果たしてくれました。そして3年生になり新エースとして期待される中、満を持して対校5000mに登場しました。
佐藤敏也選手は箱根駅伝6区山下りで、1年生ながらシード圏外の12位だったチームを8位まで押し上げる快走で、駅伝ファンを沸かせた選手。山下りのスペシャリストがトラックでどんな走りを見せるか、注目が集まりました。
そして私がここまで観に行った3年間、この六大学の対校5000mに出場した法政の選手は、実は全員が3年生以上。2年生の佐藤選手が出場するのは、とても新鮮でした。
序盤から積極的に坂東選手がレースを引っ張ります。
レース中盤には、坂東選手と佐藤選手が並んで引っ張る、法政ファン的にサービスショットとも言えるシーンも。
この年は過去3年とは違い、早稲田の2選手が中盤で集団から零れ落ちていき、法政vs明治の構図となります。
ラストは坂東選手と、明治のルーキー・村上純大選手の一騎打ちに。バックストレートで村上選手に先行されるも食らいつく坂東選手。
ドキドキしながら見守っていると……。
ラスト100mでスパートをかけたのは坂東選手!
そのまま1着でゴール!!
遂に…遂に……六大学の5000mで法政が勝った!!!!!!
観に行き初めて4年目で遂に立ち会った勝利の瞬間でした。
https://twitter.com/pctril_alife/status/850617316135936000?s=20
うれしさのあまり即ツイートした記憶があります。笑
もう1人、佐藤選手は最終的に4着だったものの自己ベストを更新。山だけでなくトラックでの飛躍を予感させる結果でした。
2018年~最強山コンビがトラックに登場~
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出場選手
佐藤敏也選手(3年)/青木涼真選手(3年)
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2018年。慶應の日吉キャンパスでの六大学も4年目になりました。この直前の箱根駅伝で法政は6位と前年を上回る躍進を遂げ、2年連続で箱根駅伝のシード権を獲得と、勢いに乗っていました。
箱根での躍進の最大の功労者、「山コンビ」が揃って5000mに登場したのが、この年です。
1人は2年連続の出場となる、佐藤敏也選手。全日本大学駅伝予選会ではエースが走る最終4組を任され、本戦では3区区間2位の好走、さらには箱根6区では2年連続の58分台で区間3位など、トラック・ロード・特殊区間と1年でマルチに活躍する選手に成長していました。
もう1人は、青木涼真選手。直前の箱根駅伝では5区山上りで、9人を抜き去り区間新記録を樹立し、一躍時の人となりました。
六大学対校戦では、1年生から2年連続で対校3000mSCに出場し、2年次には優勝を果たしただけに、エントリーを見た当初は少し驚いたのを覚えています。
実はこの年、対校3000mSCには人見昂誠選手(1年)と田辺佑典選手(2年)の下級生コンビが出場し、ワンツーフィニッシュを果たしています。3障は頼れる後輩に任せて青木選手は5000mに回った、という形だと思っています。
序盤、積極的に前に出る青木選手。
佐藤選手が引っ張る場面も。
2人で並んで集団を引くシーンもありました。
序盤~中盤は2人の積極的な走りが光りました。しかし、徐々に2人揃って遅れ始めてしまいます……。最終的には、佐藤選手が6位、青木選手が7位とほろ苦い結果に終わってしまいました。
しかしその後、関東インカレでは青木選手は主戦場の3000mSCで2連覇を達成。佐藤選手は全日本大学駅伝予選会の4組目で他大のエースと対等に渡り合い4着と健闘、青木選手も6着に入るなど、両選手ともに相変わらずの活躍ぶりを見せてくれました。
この年の対校5000mは、エースだって調子が悪いこともある、と気づかされるレースでした。
2019年~駅伝主将とスピードスターの競演再び~
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出場選手
坪井慧選手(4年)/岡原仁志選手(4年)
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ラストは昨年、2019年。ともに六大学の対校種目への出場が初めての、4年生2名が登場しました。
1人は坪井慧選手。箱根駅伝では、エースとなり1区に回った佐藤敏也選手に代わって6区を走ったところ、佐藤選手のタイムを上回る快走を見せて話題になりました。その後、駅伝主将に就任すると、神奈川マラソンで優勝、青梅マラソン30kmでも3位に入るなど、ロードで勢いに乗る中でのトラックへの登場でした。
もう1人は岡原仁志選手。トラック種目のラストスパートの切れ味が抜群にいい選手です。スパートが速すぎて、チームメートやファンから「留学生Hitoshi Okahara」と愛のあるいじりを受けることも、しばしば。笑
余談ですが、昨日の段階で6年分の見出しだけ決めて、そのときに気づいたのですが、片方がロードで活躍する駅伝主将、もう片方がラストのキレが持ち味のスピードランナー……つまり、2016年の足羽・坂田コンビと選手としての特徴がよく似たコンビだったりするのです。
だからこその見出しです。決して手抜きではありません。本当ですよ?笑
さて、ここからはそのレースを振り返ります。
……と言いたいところですが、実は昨年の観戦後にnoteに備忘録を残しています。せっかくなので、こちらを読んでいただければ幸いです。
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以上で振り返りを終わります。
6年連続でシーズン開幕戦として楽しみにしていた六大学。これがないと新年度が始まった感じがしません……。
少しでも早くこの状況が収束して、再び試合が開催でき、観戦に行ける日常に戻ることを願うばかりです。
また、このnoteを見ている方はきっと、Twitterから飛んでくださってる方が多いと思います。Twitterから飛んできた方でもnoteの「スキ」をつけることはできますので、ぜひ押していってください! 今後の投稿を書く励みになりますので!!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。