今年もパートナーズカレッジin富岡、始まります!
noteをご覧の皆さん、お久しぶりです。私たちは群馬県富岡市観光協会主催の「観光地域づくりパートナーズカレッジ」です!
昨年の11月から2月にかけて開講した本カレッジですが、今年はなんと「オンライン形式」での開催が決定しました。昨年の取り組みをnoteやSNS上で見守ってくださった皆さんと、ぜひ一緒に学びたい・・・!
そんな気持ちで、改めて私たちの2年間の取り組みを振り返ってご紹介したいと思います。
群馬県富岡市で「観光地域づくり」がはじまったワケ
私たちの活動地域は、群馬県西部に位置する人口5万人のまち・富岡市(とみおかし)。中心部に昭和レトロな街並みと2014年に世界遺産登録された富岡製糸場があり、一時期は年間130万人が訪れる観光地でした。
しかし、リピーターの定着率の悪さやコロナ禍により観光客は激減。今は「日常」がメインシーンの、日本全国によくある「ふつうのまち」にすっかり戻っています。
そんな静かになったまちの中で「これからどうしたらいいんだろう?」と悩みを持ち寄って集まった事業者たち。これまでのたくさん人を呼ぶ観光や地域に住む人が疲れてしまう地域づくりから脱出するべく、新たな観光地域づくりを模索してきました。
街に関わる人が、街に関わる人のために始めた「みんとみ展」
最初に生まれたイベントは「みんなの富岡 フォト&エピソード展(通称みんとみ展)」。写真愛好家だけでなく 様々な人が参加して楽しめることを目指した企画が始まりました。
企画を作るときに、まず話されたことは「私たちの暮らし」について。どうしても「地域のためになる、地域が楽しいイベント」を考えるとき、「自分のこと」って置き去りにしがちですよね。私たちは互いを知り合い、どんなことに喜び、どんな悩みがあるのかを話しながら進んできました。
そんな話から生まれた「交流」というキーワードが、フォトコンテスト企画の軸になっています。写真と文章を通じて、まちに触れる。展示作品の鑑賞の場で、人がつながる。そんな体温を感じられる取り組みが、地域の中で2年続いています。
⇒みんとみ展WEBサイト(富岡市観光協会HP)
⇒みんとみ展Instagram(展示会場の様子などをUPしています!)
「みんとみ展」がイベントを生み、「カレッジ」を作った
「みんとみ展」をやっている期間、富岡市のまちなかでは数々の小さなイベントが立ち上がりました。
「みんとみ展の作品となる写真を撮りに散歩に行きませんか?」
「いいお天気だし、ヨガをしてから作品鑑賞してみましょう!」
展示会に関わる人たちがちょっとずつ「やってみよう!」を持ち寄って、「交流」を軸にしたイベントがたくさん生まれました。
もちろん、イベントの中には、参加者が一人も来ないことや、一人で準備するには難しいものもありました。「やりたい!」という気持ちはあっても、どうやってやればいいのかわからない。
そんな悩みに応えるべく始まったのが「観光地域づくりパートナーズカレッジ」です。「何かしたい」とうずうずしている人たちが集まって、仲間と共に観光と地域を考える――そんな取り組みに繋がりました。
カレッジの様子はnoteで細かくお伝えしてきましたが、「みんとみ展」同様、参加者は自分たちの暮らしや願いから出発し、地域と観光について共に考える仲間と学びを深めることができました。
「ふつうのまち」だからできることって、なんだろう?
そして先日、これまでの2年間で起きたことの報告会(『ふつうのまち』の観光と地域づくりの話をしませんか ~市民・行政・関係人口でつくる『帰る旅』とは?~)を行いました。詳細は富岡市の暮らしと移住のWEBマガジン・まゆといとさんが記事にまとめてくれています。ぜひご覧ください。
⇒まゆといとWEBサイト:「ふつうのまち」ってどんなまち?
今回、この報告会を計画するときに「私たちは何を伝えれたらいいんだろう?」と悩みました。2年間の取り組みでは様々な変化や発見がありましたが、まち全体でみるとまだまだ小さな変化にすぎません。そもそも「富岡っていい場所だよ!」と魅力をお話するのは得意ですが、「実はこういうところが困っててさ・・・」と課題を伝えるのは勇気がいります。
それでも、私たちは報告会で自分たちの課題や悩みをお話することに決めました。世界遺産・富岡製糸場を始めとするまちのハレの場をアピールすることと同様に、普段の暮らしがあるケの日のことも大切にしたい。「富岡製糸場で成功していること」をお知らせすることがどこかの観光地の役に立つように、「富岡の人が暮らしの中で嬉しかったこと」をあなたの暮らしに役立ててほしいと願っています。
そして、できれば。「私たちの困りごと」や「あなたの悩みごと」が互いの知恵や経験がつながることで解決できたらいいなと思っています。オンライン開催のカレッジでは、開催地・富岡の人たちはもちろん、全国から様々な仲間が集まります。カレッジを通じて自分を知り、相手を知り、今何ができるかを考えてみませんか?
今年のカレッジプログラムについて
今年のカレッジではひととまちの「しあわせ」を考えるため、自分や社会のことについて知るワークを準備しています。講座は全4回、オンラインで平日夜19時~21時半に開催です。
申し込み開始は10月10日、下記フォームからお申し込みください。
⇒申し込みフォーム
開講前には取り組みの呼びかけ人である私たちを知っていただく「おしゃべり会(事前ガイダンス)」も開催いたします。こちらは10月16日と26日の19時半からZOOMで開催予定です。
⇒オンラインおしゃべり会
最後に、私たちは以下のような皆さんへこの記事が届くことを願っております。「これってあの人のことかも」「いやいや、これ私かも?」と思う方がいらっしゃいましたら、ぜひカレッジの募集へご応募ください!
多くの皆さんとカレッジでお会いし、仲間になれる日を楽しみにしております。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これからの「私たち」の活動に、ご期待ください!
DMO/富岡市の目的地化推進事業
主催 (一社)富岡市観光協会企画マーケティング委員会
協力 WORKARTS合同会社、一般社団法人サステナビリティダイアログ