アプリ配信でチラシコスト削減!! コスト比較と実施すべきポイント
販促、マーケティングにおける「DX化」は最近のキーワードとなっており、流通小売り業界でもアプリ開発など検討されている方は多いかと思います。また一方でアナログの折り込みチラシの販促を続けている(やめらない)という課題もよくお聞きするところです。
今回は流通小売りにおけるキラーコンテンツであるチラシをアプリで配信する効果と、チラシ情報をアプリで配信することにより、チラシ費用を削減できるかについて、取りあげていきたいと思います
1.「折り込みチラシ」と「アプリでのチラシ」のコスト構造違い
チラシ情報をアプリで配信することにより、チラシ費用を削減できるかを
考える前に、そもそも2つのチラシ配信方法の違いについて整理したいと思います。
チラシについてはすでにご存じの方が多いと思いますが、
「チラシの印刷費用」と「折り込み費用」がチラシの配布ごとにかかります。一方、アプリについてはチラシを配信する回数に限度はなく、アプリのサーバー費用や保守費用などと、チラシ情報などのお知らせをするPUSH配信サービスの利用料がかかります。
仮に折り込みチラシ10万部とアプリユーザー10万人への告知を比較すると下記になります。
※折込費用はエリア:東京、サイズ:B4を想定。アプリについては弊社実績より算出。
この例ですと、年間のコストは約2,600万円の違いになります。
つまりアプリでチラシを配信を実現する方がコストのメリットがありそうと言うことはできるかと思います。
2.アプリでチラシを配信して、効果をあげるための会員獲得が必要
アプリでチラシを配信する方が、折り込みチラシよりもコストメリットがあるとのことを前段にて紹介させていただきました。
これだけ考えるとアプリにしたほうがいいとなりますが、このメリットを出すまでにはアプリ会員の獲得が必要になります。
アプリ会員を獲得するまでには、
それぞれを具体的に説明すると…
①アプリ開発
アプリ開発では初期の費用として数100万円~数1,000万円のコストがかかります。アプリ開発はどのような目的で、チラシ以外にどのような機能(クーポン、会員証、決済など)が必要かなどを整理してから開発することが重要になります。
②アプリ運用
アプリ運用にはチラシ情報の更新や、PUSH通知の配信、店舗情報の更新などの運用作業が必要になり、この作業を担当する人を社内で調整する必要があります。また社内で調整が厳しいという場合は、社外に運用を委託するという選択肢もあります。
③会員獲得
アプリが開発でき、運用の体制が整っても、実際にユーザーにアプリをダウンロードしてもらわないと情報配信する意味がありません。
そのためにはアプリダウンロードキャンペーンなどを実施して、インセンティブを付与したり、店舗での告知する必要があります。
3.チラシを削減の進め方
アプリの準備が整い、いざチラシを削減をしようとしても、
・売上がおちるのが心配
・チラシを削減するとクレームがくる…
などの反対意見があるとのことも良くお聞きします。
今まで実施していた販促を削減するというのはなかなか難しい話ですが、
チラシの削減にあたっては、
・チラシの頻度を落として効果を比較する
・折込チラシはなくして、店頭チラシ配布にする
・チラシを配信するモデル店舗をつくって検証する
といったところからスタートすることをオススメしています。
実際に頻度を落としたり、チラシなしの店舗をつくっても売上が変わらなかった、というモデルケースができれば、それを拡大展開して、チラシを削減していきます。このようなかたちでチラシ削減により、年間数億円のコストを削減した企業様もあります。
4.まとめ
今回は、アプリと折り込みチラシのコスト比較や、コストメリットを出すまでに必要なことを取り上げました。
アプリでチラシを配信する手法は、折り込みチラシよりもコストメリットが大きく出ます。ただしそのメリットを出すためには、チラシを配信するアプリの開発、運用、会員獲得にはコスト、社内の調整が必要になること。
また実際にチラシ削減がスムーズにいかない場合、スモールスタートして展開を拡大をしていく進め方もご紹介させていたいただきました。
今回はチラシ配信をテーマにしていますが、ピーシーフェーズではチラシだけでなく、クーポン、会員証、決済などさまざまなご要望に応じたアプリ開発が可能です。またチラシほかアプリ運用の代行、アプリ分析なども行っております。
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