PCOSのあなたへ:今から始めたい習慣7選
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)だと診断されたら、今は妊娠希望がなくても、いざ妊活を始めるときに備えて、普段からの習慣作りがとても大切です。ここでは、私が実践してきた「これはやっておいて良かった!」と思う習慣をご紹介します。
1.毎朝のルーティンに「基礎体温」を
基礎体温は、排卵の有無や周期の把握に欠かせません。産婦人科に通う際にも「基礎体温表を見せて」と言われることが多いので、毎朝ササッと測る習慣をつけましょう。
昔は紙の体温表に記入していましたが、今は便利なアプリやスマホ連動の基礎体温計があります。
記録が自動化されるので続けやすいですよ!
2.葉酸を毎日摂る
葉酸は、妊娠初期に赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすのに必須。厚生労働省によると、妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間に、1日400µgの葉酸をサプリメントなどで摂ることを推奨しています。
妊娠希望がある人はもちろん、今は希望がない人も普段から最低限400µg入ったマルチビタミンを飲むのがおすすめです。妊娠が分かったらすぐ妊婦用サプリに切り替えるだけでOK!
実際、私も最初の妊娠はPCOSの診察で産婦人科を受診したときに判明しました。当時、生理がしばらく来ていなかったので妊娠しているとは思わず、診察を受けたところ、すでに7~8週目だったんです。その時点ではつわりもなく普通に過ごしていましたが、「病は気から」なのか、妊娠を自覚してから徐々に気持ち悪さを感じ、つわりが始まりました。妊娠希望がない場合でも、葉酸の摂取は「もしも」のときのために大切だと実感しました。
「自分は気づかないうちに妊娠する可能性なんてないでしょ」と思っている方もいるかもしれませんが、PCOSの私でも奇跡は起きました(笑)。
普段から摂っておくに越したことはありません!
3.イノシトールサプリメント
PCOSと糖代謝の改善には欠かせないイノシトール。特にミオイノシトールとD-カイロイノシトールの40:1配合のものがベストです。
これについては以前の記事で詳しく書いているので、気になる方はぜひ読んでみてください!
4.食前に「リンゴ酢」や「レモン水」
食事の前や一緒にリンゴ酢やレモン水を飲むと、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。特にPCOSでインスリン抵抗性が気になる人にはおすすめ。私は手作りリンゴ酢を愛用していますが、市販の砂糖不使用タイプでも十分です。
5.軽い運動でリフレッシュ
運動は代謝を上げ、ホルモンバランスを整えるのに効果的。ウォーキングやヨガなど、無理のない範囲で体を動かしてみましょう。定期的な運動は、ストレス解消にもなりますよ!
6.お風呂でしっかり温まる
PCOSの方は冷えに悩む人も多いですが、体を温めることは大切です。お風呂にしっかり浸かってリラックスしながら体をポカポカにするだけで、代謝も上がり、気分もスッキリします。
7.ちょっとの意識で未来が変わる
どれも「明日からできる」ことばかり。PCOSだと聞くと、不安になる方もいるかもしれませんが、普段の小さな積み重ねが、未来の自分を大きく変えてくれます。
妊娠を目指している人も、そうでない人も、ぜひ参考にしてみてくださいね!