MIGMA SHELTER ブラジル生誕RAVE「生誕の祭躍」
◆ 概要
今年のブラジル生誕が記憶に残る一日になったので記録にも残したく、この機会にMIGMA SHELTERを知り好きになったきっかけとブラジル生誕RAVE「生誕の祭躍」の感想を書くやつ。
結構な長文になっちゃってるのでお時間のある時にでも読んでいただけると嬉しいです。
MIGMA SHELTER ブラジル生誕RAVE「生誕の祭躍」
日時:2022/09/10 17:00 / 17:30
会場:白金高輪SELENE b2
出演:MIGMA SHELTER / ブラジル
ゲスト:Kolokol
◆ MIGMA SHELTERについて
著者は今年に入りMIGMA SHELTER(以下ミシェル)にハマったばかりの好きになってからわりと日は浅めのオタクです。
オタクは自分語りが大好きなのではじめにミシェルを知り、現場に足を運ぶまでになったきっかけを話します。
ライブの感想だけでええでって方は飛ばしてもらって大丈夫です!
◇ミシェルを知るきっかけ
まず初めにミシェルのことを知ったきっかけとしては、2~3年前に別のアイドルグループ繋がりでTwitterをフォローさせてもらっていた方がいました。
その方がブラジルさんのオタクで、RTによりブラジルさんのツイートが流れて来ることも多く、顔立ちの整ったキレイな人だな~と目に止まったのが最初の入口でした。
その際にTwitterのbioを拝見し、ブラジルさんがMIGMA SHELTERというアイドルグループに所属していることを知りました。
流れで公式アカウントを覗くと、"サイケデリックトランス"というワードが目に入り、アイドル×サイケデリックトランスという未知の想像できない音楽に興味深々ですぐに楽曲を視聴したことを覚えています。
そこで初めてミシェルの楽曲の持つ自然と体を揺らしたくなるような音の気持ちよさ、唯一無二の世界観に触れ、少しずつですが曲を聴くようになっていきました。
本格的にミシェルに興味を持ち始めたのは本当に最近で、2021年の11月14日に新木場 USEN STUDIO COASTにて行われた「ギュウ農フェス秋のSP2021 -さらば怪物音響オクタゴン-」でのステージを見てからでした。
ステージを見たといってもまだまだ知識も現場に行くまでの熱量もなかったため、その公演はニコニコ生放送にて行われた配信を見て楽しんでいました。
当時は曲を聴いても曲名と一致しなかったり、繋ぎがわからず今何曲目なんだ…となっていましたが、その時に披露されたRoad × Unbirthdayがレーザーの演出やフロアの熱も相まって、曲をまったく知らない人が見ても"何かわからないがすごいことが起きてる"状態で、この興奮と熱狂を生でフロアで浴びたいという感情が生まれました。
この"何かわからないがすごいことが起きてる"現象は後に読んだインタビュー記事でも触れられていて、ミシェルのことを知らない人が見てもすごいことが起きていると直感的に感じ、それが伝染していき多くの人に興味を持ってもらえるような仕掛けを狙ってやっているようで、この仕掛けにまんまとハマってしまいました。
こういったマッシュアップの仕掛けや繋ぎによりRAVE毎に毎回色を変えていくパフォーマンス、唯一無二の音楽性と世界観にミシェルの魅力を感じ、深く興味を持つことになりました。
◇ブラジルさんを好きになるまで
その後にミシェルのメンバーの中でもブラジルさんを好きになるきっかけとなった公演が、2022年の3月6日にLIQUIDROOMで行われたワンマンRAVE「PSY FOREST - TOKYO」でした。
こちらもYoutubeにて行われた配信で見たものになるのですが、当日は熱中していた別の趣味関係で見たい配信コンテンツと時間が被っており、ミシェルの配信は流し見程度にしようと思っていました。
しかし、1度見始めてしまうとノンストップで繋がれていく楽曲とパフォーマンスに目が離せず、気付けばあっという間に2時間近くの時間が経ち、現場ではなく配信で見ていたにも関わらず、ひとつの大作映画を見終わったような満足感がありました。
それまで自分の中ではブラジルさんと言えばダンスのイメージが強かったのですが、このRAVE内で披露された「NAME」という曲にブラジルさんがソロで歌い上げるパートがあり、RAVEにかける気持ちや彼女の人柄が全面に出た歌い方で、配信で何度も巻き戻して聴きたくなるほど圧巻のパフォーマンスでダンス、歌どちらをとっても目を惹く彼女の魅力に引き込まれました。
そこからミシェルのこと、ブラジルさんのことをより好きになっていき、楽曲を聴きこみ現場にも足を運ぶようになり、迎えた今回の生誕祭の感想をこの後綴っていきます。(オタクは本編前の自分語りが長い)
◆ ライブ本編
タイムテーブルは以下の通り。
◇ブラジル ソロ
ライブ本編はブラジルさんのソロから。
披露されたのはダンスパフォーマンスとソロ曲の合わせて全2曲。
01. Birthday Sex / Jeremih
まず初めに披露されたのがソロでのダンスパフォーマンス。
JeremihのBirthday Sexをバックに艶やかなダンスで色気のあるパフォーマンスで、これにはえちえち警察のナラちゃんもお怒り。
ムーディーなライティングの演出も合わさりミシェルのRAVE中にも見せるブラジルさんの持つ色気のある大人なカッコよさが存分に発揮されたステージでした。
02. I Do
ブラジルさん初のオリジナルソロ曲となった「I Do」、作詞作曲編曲はケンカイヨシさん。
曲のイメージとしてはダンスパフォーマンスに続き妖艶な雰囲気の楽曲となっており、ライブ本編終了後のエンディングでも触れていましたが、ブラジルさん本人曰く「宇多田ヒカルみたいだと思ってる」とのことで、曲の雰囲気としてはめちゃくちゃ的確な表現でイメージしやすいかもしれない。
会場で初めて聴いた印象としては、サビで繰り返される歌詞(下記参照)や曲中に入る語り掛けるようなセリフ、サビ前のメロディーが特に印象的でした。
◇Kolokol
続いてはゲストであるKolokolのステージ。
Kolokolとは2022年7月にKolokol主催のEdenというイベントにて大阪でツーマンを行っており、そのライブ後に行われた打ち上げにてグループ間の仲が深まり今回生誕祭にゲストとして迎えることになったようです。
私は主現場がKolokolで、このライブにも足を運んでいましたが、その時のミシェルのRAVEはもちろん、ミシェルに刺激を受けたKolokolのライブも気合の入ったもので私の中では間違いなく今年に入って一番楽しい現場で、そのこともあり今回のライブも大きな期待を持っていました。
この日のセトリは以下の通り、順不同で触れていきます。
千年樹物語、Bookmark
入場SE時のVJが雨雲のような映像だったので安直な予想でスコールから始まるものと予想していましたが予想は外れ1曲目は千年樹物語、その後もBookmarkによりKolokolの音楽が表現するおとぎ話のような世界観を見せつけていきました。
Until The End、know me
前述した大阪で行われたミシェルとのツーマンの際、ミシェルの音楽性に対抗するようにEDMサウンドを取り入れたKolokolの楽曲の中でも特に音が気持ちいい楽曲であるUntil The Endを持ってきていましたが、今回も同じようにぶつけていきます。
フロアに響く低音が会場を飲み込んでいったかと思うと、know meも投下され、この曲は1年に2~3回やるかどうかといったレベルの中々披露されることのないレア曲で、イントロが聞こえた瞬間に隣で一緒に見ていたKolokolのオタクと顔を見合わせて喜びました。
Deeper Deeper、Witch
Kolokolの楽曲の幅の広さを見せつけるようにDeeper Deeper、Witchも披露。
前述した千年樹やBookmarkのようにおとぎ話の世界を感じさせるような魅せ方もできれば、ギターサウンドの目立つカッコよさに振ったまた違った魅せ方のできるDeeper Deeper、メロディックかつ爽快感を感じさせるサウンドのWitchで会場を乗せていきました。
Lullaby
そして壮大な音楽と共に「Do Do Da Lu」のシンガロングが一体感を生み出すKolokolのアンセムとなっているLullaby。
今回の主役であるブラジルさんも参加し満面の笑顔で飛び跳ね、会場一体となり両手を掲げ、会場を揺らしました。
Bonfire
最後の曲はBonfire。
この曲は大きなステージや特別なステージに立つ際の締めに持ってくるイメージで、そこからもグループがらみで仲良くしてくれているミシェルのこと、ブラジルさんのことを大切にし、生誕を祝う気持ちが感じられました。
会場全体の手があがり最後まで一体感と多幸感に溢れる会場を作り出し、これ以上ない最高のライブでミシェルへバトンを繋ぎました。
◇MIGMA SHELTER
いよいよミシェルのステージ。
約70分間の長尺RAVEで、この日のセトリは以下の通り。
01. TOKYO SUQARE
笑顔をこぼしながらブラジルさんが「今からMIGMA SHELTERのRAVEです」と緩い挨拶から始まったかと思うと一瞬で曲に入りこみ生誕祭が幕を開けました。
セトリのどこに持ってきても盛り上がる曲ですが、はじまりの曲のような雰囲気もあり、1曲目を飾るにふさわしい選曲。
途中メンバーにいじられブラジルさんが奇声を上げて笑顔を見せたりするようないつもとは違う生誕祭らしいシーンもあり、フロアの雰囲気も暖かかったです。
02. Redo
2曲目に持ってきたのは最新曲であるRedo。
現在の5人体制(レーレちゃんが一時的に活動休止中のため本公演では4人)では初リリースとなった曲で、ミシェルのこれまでの楽曲とは少し雰囲気の違う形のアッパーチェーンでフロアの熱を高めていく。
この曲はサビの盛り上がりが楽しく、リリースされて間もないこともありRAVEを行うごとに完成度も高まっていき楽しさが増してきています。
03. Unbirthday
サイケな音がフロアに流れ始め、ここからアルバム「ALICE」の世界へ。
365日の内の特別な1日であるBirthdayにUnbirthdayという曲で「364を祝な」と歌う矛盾を感じる不思議な感覚もありながら、過去の生誕のセトリを見てもこの曲は生誕の定番となっている印象。
サイケな音をバックにサビではフロアの腕が上がり、コーラスのパートではフロアがミシェルの世界観に包まれていました。
04. Egg head
05. Y
メンバーの自己紹介を行った後にEgg Headへと繋ぐ。
Egg Head、Yともに要所にトランス色の強いパートもありながら、全体的に明るく陽気なサウンドで多幸感と楽しさに溢れていました。
ALICEの楽曲が続くものの、どれも違ったサウンドでALICEというアルバムの楽曲の幅の広さを感じます。
Yのアウトロ付近ではブラナラのやりとりがあり、ソロのダンスの感想を聞き、それに対してえちえち警察のナラちゃんが「逮捕!」と叱るシーンもあり、なごやかなムードが流れていました。
06. My Wonderland
「世界は動き踊りだすの~」からMy Wonderlandに突入。
フルでは9分を越える長さの曲で、アルバム「ALICE」の曲をなぞり収録曲の振りが要所に散りばめられています。
目まぐるしく曲調が変わっていくスケールの大きな壮大な曲で、本公演ではその中でもブラナラで歌い上げた「そしてノイズに塗れたこの街のどこかで紡ぎ出すエピローグ」のパートが個人的には刺さりました。
(いつもはハモリをレが担当、今回は一時的な体制変更によりナが担当)
この曲はフルで披露された際の最後の振りが本を閉じ、物語を終えるようなもので、この曲を持ってUnbirthday、Egg Head、Yと続いたアルバム「ALICE」の物語は終わりを迎えます。
07. GATE
ALICEの本が閉じられ、新曲GATEにて新たな扉を開きます。
ミシェルの世界感がここからさらに展開されていきます。
個人的にここのMy WonderlandからGATEに繋げる流れが世界観の移り変わりを感じて本公演のセトリの中で一番好きな繋ぎです。
途中で音響トラブルがあり無音になるシーンもありましたが、最高を更新し続ける現在のミシェルの最新の最高の音楽を見せつけられました。
08. Compression: Free
GATEからトランス色の強い曲にどんどん繋げていきます。
ここでも「最大の風速で~」パートにて普段はミちゃんが務めるポジションをブラジルさんが担当し、メンバーとじゃれるシーンがあったり、かっこいい曲の中でも遊び心があり、メンバー間の仲の良さを感じられるシーンになっていました。
この曲は終盤にかけての曲の展開が気持ちを盛り上げ、曲が進んでいくごとにフロアの一体感が上がっていく感覚がほんとに楽しいです。
09. BANG ON
10. 69
ギターサウンドが印象的なロック系トランスの2曲。
どちらもジャンプやクラップ等でわかりやすくバカになって楽しめる曲でどんどんテンションが高まっていったかと思うと、「騎馬戦やるぜ!」の掛け声から唐突に謎の騎馬戦が開始。
69につながる壮大な雰囲気のイントロが流れ始める中で一切の忖度なく秒でブラジルさんの帽子が取られていくのがウケた。
11. Joint
また少し雰囲気を変えてJointに繋げていき、「Choice!」の掛け声と共にクライマックスに向けてギアをあげて体を揺らしていきます。
まだまだ規制があり声は出せないものの「まぼろし追いかけて さあChase」のパートでは腕を掲げるフロアに集まったオタク達の一体感を確かに感じた。
12. Paralyzing
途中ブラジルさんが騎馬戦で用いた帽子をかぶったりお茶目な部分も見せるシーンもあったりする中、尖った攻撃的なシンセの音が突き刺すように降り注ぎ、VJやライティングの演出も曲に合わせたもので、ここで終わっても満足できてしまうくらいの圧倒的なかっこよさで魅せられました。
13. NAME
概要で書いたブラジルさんを好きになるきっかけになった曲でParalyzingのアウトロに重なりイントロが聞こえた時点で泣きアニメ。
ミシェルの中でも個人的に一番好きな曲で、「この身を~」からのブラジルさんが歌い上げるパートを生誕の場で聴くことができて感無量でした。
何回聴いても何回見ても大好きで心にくるものがありました。
14. Sunrise=Sunset
ブラジルさんからの「ブラジル生誕ありがとうございました!」という言葉に始まり、最後の曲はトランスカバーという形でゼアゼアから受け継いだ楽曲。
サビになると一人一人の顔を見るように幸せそうな笑顔を浮かべてフロアを見渡すブラジルさんが印象的でした。
夜明けの明るい未来に向かっていくような前向きで元気をもらえる曲で、歌詞に「愛に溢れたよ」という言葉が含まれており、ゼアゼアとそのオタクが愛した楽曲を引き継ぎ、今度はミシェルとそのオタクが愛をもって生誕祭という愛に溢れた場でこの曲を作りあげることにすごく意味を感じて、多幸感に満ち溢れた最高の時間でした。
◇エンディング
最後はミシェルとKolokol全員揃ってのエンディング。
誕生日をお祝いすべくブラジルさんへのケーキが用意され、ミシェルメンバーに安心して持たせられる人がいないとのことで、なぜかKolokolのこのちゃんが誕生日ケーキを持つというシュールな状況で記念撮影。
真嶋このみのオタクなので、記念撮影時にブラジルさんとミちゃんでこのみの隣を取り合うところで満面のオタクスマイルになってしまった( ᐡ ᵔᴥᵔ ᐡ )
そんな両グループの仲の良さに癒されつつも、ライブではお互いジャンルは違えど独特の世界観を持つグループ同士刺激を与えあっていて、これからも両グループの良好な関係が続き、またミシェルとKolokolのツーマンが見られることが楽しみです。
◆おわりに
今年のブラジル生誕「生誕の祭躍」は私にとって大好きなミシェルとKolokolのライブを見ることができ、ライブの楽しさや興奮はもちろん、生誕祭特有の多幸感を存分に感じられる記憶に残る最高の1日でした。
本公演の様子はYoutubeにてアーカイブが残っており、ブラジルさんのソロ曲とミシェルのRAVEはいつでも見ることができるようになっています。
もしまだミシェルの音楽に触れたことがなく、このnoteを読み少しでも興味を持っていただけた方がいれば、是非まずは配信からでもミシェルの音楽を体感してもらいたいです。
ミシェルの真価が発揮されるのは爆音で音を浴びることのできる環境ですが、自分がそうであったように配信であろうが興奮と熱狂を与えてくれます。入口がどんな形であろうとミシェルの最高の音楽が多くの人に知れわたり、そこから現場に足を運ぶ人が増え、たくさんの方とミシェルの音楽の元踊り狂うことができることを願っています。
長々と書いてきましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。改めてブラジルさんお誕生日おめでとうございました!
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