僕が目指すコミュニティーマネージャー像

僕は現在、千葉県富津市金谷にあるコワーキングコミュニティまるもで「コミュニティマネージャー」を務めています。

コミュニティマネージャーという言葉自体、知らない人も多いですよね?

コワーキングスペースの増加などにより、徐々に広がっているとは思いますが、そもそも何をしている人なのか分からない、という声が多いのが現状かと思います。

そんな「コミュニティマネージャー」の業務内容や、実際に僕がコミュニティマネージャーとしてまるもでやっていること、今後の展望などをお話していきます。


コミュニティマネージャーとは?

コミュニティマネージャーと一口に言っても、業務内容はコミュニティによって様々です。

受付/来客対応/清掃なども含まれる場合はありますし

イベント立案/コミュニティのマーケ戦略考案/PR、など、一定以上の知識や人脈がないとできないことも多くあります。

ひと言で表すと(難しいですが)

「コミュニティの維持/発展に関わる業務全般」という感じかな?と思っています。

コミュニティの代表(オーナーなど)の意図をいかに汲み取り、立案/実行していくか。

また、コミュニティメンバーと直接関わり、メンバーの満足度をどう上げていくか。

「究極の中間管理職」という表現も合っているかもしれません(今思いつきました)。


まるもでのコミュニティマネージャー業務

コミュニティマネージャーが「コミュニティ全体を管理している人」というのは、なんとなくわかっていただけたでしょう。

しかし、結局のところ何をしている人なのか、はまだ不透明ですね。

僕がコミュニティマネージャーを務める「まるも」での例を挙げながら、具体的に説明していきます。


来客対応/受付業務

まるもには、日々色々な人が訪れます。

コワーキングスペースを利用しに来る人、道すがら気になって訪ねてくる人、近隣住人の方(田舎なので結構ある)など。

その際に対応するのも、現在は僕の仕事ですね。

宿泊・合宿管理

まるも周辺には、シェアハウスや企業合宿などでつ使えるコテージ風の施設が点在しています。

田舎フリーランス養成講座(現ワークキャリア)(以下:いなフリ)の卒業生が短期~中期的に遊びに来てくれることもありますし、一般の方が企業の研修や懇親会の会場として施設を利用されることも多いです。

合宿施設やシェアハウスの利用/空き状況を把握し、利用者や清掃担当者と的確に連絡を取り、スムーズな運営になるよう日々調整しています。

帳簿/現金管理

宿泊や合宿利用に伴い発生する収入や、不足品の購入での支払いなどを担当しつつ帳簿への記入、現金の管理をするのも僕の仕事です。

住人状況管理

現在、まるもには住人だけで15名がおり、いなフリの受講生や関係者を含めると30名程度が在籍しています。

部屋割りや家賃の回収などはもちろん、全体/個人の意見を聞いて素早く反映させたり、クレーム対応なども行っています。

SNS発信

個人のアカウントですが、Twitterにて日々まるもの様子を発信しています。

まずはまるもに興味を持ってもらうきっかけ作りは、日々心掛けています。

建物の保善/改修

やや特殊ですが、古くなっている壁紙や床を張り替えることもやっています。

ドアの隙間を塞いだり、使われていないスペースを片づけてつけるようにしたり。

DIYを少しかじっているので、これはできることをそのまま仕事として引き受けた、と言う感じですね。

ルール規定/注意喚起

まるもは現在、長くいた住人が徐々に減り、新しい住人が増えつつあります。

それまでは昔から続く「暗黙の了解」で成り立っていたことも、人が入れ替われば変わってしまいます。

全てを明文化すればよい、というわけでもないのがコミュニティの難しいところです。

メンバー(住人)とのコミュニケーション/ヒアリング

関わる人全てが100%満足するコミュニティ、なんてのは夢物語ですよね。

そんなことは百も承知なんですが、それでもより100%に近い状態を作ることは可能だと思っています。

ちょっとした雑談でも人の考えは聞けますし、潜在的な要望をなるべく汲み取り、調整するのも重要な仕事です。

オーナーの意向をメンバーの要望の調整役

オーナーが持つ理想のコミュニティ像と、メンバーが望むコミュニティ像に差が出ることもあります。

オーナーからすれば収益面も加味する必要があり、かと言ってただ金額を上げ、無理やり人を集めればいいというものでもない。

メンバーも、せっかくいるならよりよい環境の方がいいに決まっていますが、なんでもかんでも改善してくれと言うわけにもいかない。

その間を取り持ち、よりお互いの理想に近い形を実現するための調整は、欠かせない業務です。

スタッフへの指示/業務の割り振り

と、まるもで発生する業務全般を請け負ってはいるものの、当然僕1人では作業量に限界があります。

そこでスタッフを募り、業務量/内容を加味しつつ、適宜割り振り/都度指示や遂行の確認をしています。


コミュニティマネージャーって、実際どう?

ざっと書いていきましたが、細かいことを言えばまだまだ出てくるような…

数住人が常に、現地で関わるコミュニティは、日々色々な変化が起きています。

多くの人が出入りする場所だからこそ、より広い目で、より全体を見通す必要もあります。

逆に、1人1人と向き合う時間も大切です。

「コミュニティで発生するすべての業務に関わる」と、改めて見るととんでもない量のタスクを毎日こなしている状況です。


字面だけ見ると、コミュニティマネージャーは滅茶苦茶大変そうですよね。

まぁ、実際大変ではあるんですけど。


楽しいんですよ。コミュニティに関わり、調整し、そこにいる1人1人に向き合う。

良くも悪くも全ての結果が、リアルタイムかつダイレクトに感じられるので、非常にやりがいもあります。

特に、今のまるもはまだまだ成長するポテンシャルを秘めています。

そんなタイミングでコミュニティマネージャーを務められるのは、一生モノの経験になると確信しています。


僕はそんなまるもで「輪の中心の水面下」にいたいと思っています。

僕自身がコミュニティの中心人物になるタイプでもなく、望んでもいません。

コミュニティに集まる人、全員とゆるく関りつつ、見えないところで必死こいて調整する。


その結果、メンバー全員がより快適で、価値のあるコミュニティになれば嬉しい限りです。

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