
【クリムゾンヘイズ環境】CL愛知直前!! 海のトラップ採用パオジアンex解体新書 続編

こんにちは。karasu(@1010karasu_)です。
最近はドラゴンボールフュージョンワールドにハマっております。
毎日明け方までオンラインで対戦を楽しんでおり毎日睡魔と闘いをしております。
「【ワイルドフォース・サイバージャッジ環境】戦慄く霊気漂うパオジアンex解体新書(全文無料)」
さて、前回のこちらの記事がご好評いただけたのと
CL愛知2024が直前ということで続編をこの度執筆させていただこうと思います。
私自身は愛知CLは残念ながら落選となりました。
当選していたらこれから解説するパオジアンexデッキで出場予定でしたのでそちらを共有させていただきます。

クリムゾンヘイズが発売してから1週間が経ちましたが大会結果を見てみると...
やはりカビゴンが猛威を振るっており環境のど真ん中で無双しているという情報を耳にしました...

一般的に今の環境で勝っているデッキは
・リザードンex
・カビゴンLO
・ロストバレット/ロストガチグマex
上記のデッキを筆頭に環境が
できており立ち位置が悪いらしいパオジアンex...

カビゴンLOの増殖によりパオジアンの立ち位置が悪くなっていると聞きました。
シティリーグの結果を見たところ
優勝報告は少なく構築も「クリムゾンヘイズ」発売前と然程変わらない構築がベスト4、ベスト8にちらほら...
上位には準決勝、準々決勝でパオジアンを倒したであろうカビゴンLOの姿がありました。
私が環境を考察し構築したパオジアンexデッキでは現環境で立ち位置が然程、悪いとは捉えておらず
元々有利だと考えているリザードンexデッキに加え新弾発売前では苦手意識の強かったカビゴンLO、ロスト関連デッキに前回の記事で紹介した時のパオジアンより勝率が高くなった最新のパオジアンexのデッキを解説させていただきます。
※前回投稿した記事にパオジアンの基礎を記してありますので今回は初歩的な部分の内容はありません。
※今回の記事は前回の続編となっておりますので前回ほど濃い内容とはなっておりません。
カビゴンLO、ロストバレット/ロストガチグマへの勝率が高くなった理由のカードを採用しております。
一般的には採用されていない?カードとなります。
今回の記事の主役となっており使い方の紹介もありますので是非ご購読いただけたらと思います。
1.パオジアンexの理解度、勝率を高めたい方
2.愛知CL直前でデッキがなく困っている方
3.少し珍しいカードを採用した、今回のテーマ「海のトラップ」でのロスト/カビゴン対策搭載パオジアンexに興味がある方
上記に一つでも当てはまった方へおすすめの記事となっております。
まずは記事のご購入ありがとうございます。
早速ですが本題へ入らせていただきます。
まず現在流行しているカビゴンLOデッキに対して
パオジアンexデッキが対策として採用されている既存のカードの紹介をさせていただきます。

・ミカルゲ(しっこくのわざわい)
特性:しっこくのわざわい
このポケモンがいるかぎり、おたがいの場のたねポケモンの「ポケモンV」の特性は、すべてなくなる。
こちらは相手の「ロトムV」の特性:そくせきじゅうでんを止めることを目的として採用されています。
カビゴンLOに対するピンポイントメタカードとして採用されています。
他には対リザードンexの「ロトムV」、「ネオラントV」の特性を抑制することも考えられますが「セビエ」や「ビッパ」、「かがやくゲッコウガ」を展開して盤面を作り上げるのにベンチに「ミカルゲ(しっこくのわざわい)」をわざわざ置くスペースはありません。
上記の理由により他の対面でのデッキでは基本的に活躍には見込まれずカビゴンLOデッキ対面でしか活躍は見込まれせん。
また「ミカルゲ(しっこくのわざわい)」を置いたからといってポケモンをバトル場に縛られた後にそのポケモンが逃げることには繋がりませんでしたので採用は見送られました。

・ゲンガー(ナイトゲート)
特性:ナイトゲート
自分の番に一回使える。自分のバトルポケモンをベンチポケモンといれかえる。


「カビゴン」の特性:とおせんぼを無視してバトルポケモンとベンチポケモンを入れ替えることを可能とするセルフ「ポケモンいれかえ」を内蔵しています。
こちらもカビゴンLO対面以外での活躍は見込めず
他の対面では場に出すことはなくこちらのカードもカビゴンLOのピンポイントメタカードとなっております。
カビゴンLO対面以外でスタートしてしまった場合のベンチの圧迫を考え採用は見送られました。

こちらが私が現在
2024/04/01 時点で使用しているデッキリストになります。
リストを見てまず目を惹かれると思われる2枚のカードがあると思われます。
こちらが今回の構築の主役となっており
対カビゴンLOと対ロストバレットへの勝率を上昇させてくれキーカードとなります。

・キングドラ(さかまくかいりゅう)
特性:さかまくかいりゅう
自分の番に1回使える。自分または相手のどちらかを選び、選ばれたプレイヤーは、手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。その後、選ばれたプレイヤーは山札を4枚引く。
こちらはロストアビスで登場したカードになります。
Dレギュレーションで登場したサポートの「マリィ」を彷彿させる特性を持っています。

プレイヤーのどちらかのみとなりますが
手札を全て山札の下に戻し4枚引くという相手が整えている手札への妨害をサポート権利を使わずに行えます。
現環境で猛威を奮っている以下のデッキのうちの
カビゴンLOデッキでは………

・ロトムV(そくせきじゅうでん)
上記を使用して序盤に手札を増やしつつ盤面作成。
盤面作成中に相手のポケモンをバトル場へ呼び出し「カビゴン」の特性:とおせんぼで逃げられないよう縛りつつ攻撃の妨害しながら
相手の手札、デッキのキーカードをロスして行動を妨害するカードを集めていくのが特徴のデッキとなっております。
ロストを軸としたデッキでは………


・「キュワワー」 特性〈はなえらび〉
・「アクロマの実験」
序盤に上記のカードを使用しながら場の展開
中盤、終盤に攻めるために必要なパーツを集めながら手札を整えていくのが特徴のデッキとなります。
この2つのデッキには2つの共通の特徴があります。
1.ロースタートデッキ
2.手札干渉を苦手とする
となります。
手札が整え終わった後にエンジンがかかると
強力なパワーを見せてくるのが特徴となってますがそのロースタートを利用し、パオジアンデッキの俊足性を活かした展開力に頼り最速で「キングドラ:(さかまくかいりゅう)」盤面に登場させます。
相手が手札を整え終わる前に
「キングドラ(さかまくかいりゅう)」を利用し相手の手札のキーパーツを揃えていくこと、エンジンをかけることの妨害を目的とします。
従来のパオジアンデッキでは相手の手札干渉するとなれば
「ナンジャモ」を採用して妨害をしなければなりませんがでしたがこちらは当たり前ですがサポート権を失ってしまいます。
「キングドラ(さかまくかいりゅう)」では特性なのでサポート権を維持しながら相手の手札干渉ができます。

・VS ロスト軸デッキ
VSロストを軸としたデッキでの対面では
序盤に相手が盤面を大量に展開し、早いスピードでロストゾーンにカードを溜めながら手札まで整えてきたら「ナンジャモ」を使用して一度手札の作成を阻止したくなります。
放っておいたら相手の盤面手札はどんどん完成へと近づきエンジンはブンブンと唸り始めます。
その場合「ナンジャモ」を使用すれば当たり前ですが相手のサイドが6枚であればサイドの枚数を引き直しになるので6枚ドローされてしまいます。
今回、採用している「キングドラ(さかまくかいりゅう)」の特性では引き直す枚数は4枚となっており「アクロマ実験」への再度アクセスする確率を下げることができます。
サポート権失うことなく妨害が出来るため、続けて「カイ」を使用しこちらの盤面の作成、攻撃の準備に臨むことができます。
毎ターン「キングドラ(さかまくかいりゅう)」の特性を使いながら毎ターン完成に近づけた手札を山の下に埋めて4枚引き直しをさせながらこちらは「キュワワー」を倒して相手の手札を整えていくことを妨害していき、止まったところで「プライムキャッチャー」+「キャンセルコロン」+「かがやくゲッコウガ」のげっこうしゅりけんのコンボで一気に畳みかけます。
「キングドラ(さかまくかいりゅう)」の評価ポイントとして強力な特性に加えて

・加えHPが150あること

・技もしっかりと実用性があることです。
・加えHPが150あることの強み
従来では「ツツジ」をされた後に
こちらのHP120の「ビーダル」を「ヤミラミ」のロストマインに倒されてターンスキップをして負けとなる試合が多々ありました。
「キングドラ(さかまくかいりゅう)」はHPが150あるため「ヤミラミ」のロストマインのダメージカウンター全部乗せに耐えられますので「ツツジ」で次に繋がるカードを引けなかった場合そのまま番を返して終了ではなく
「キングドラ(さかまくかいりゅう)」の特性を自身にかけることで山札を埋めて4枚引き直しすることで戦闘復帰が見込まれます。
・技のハイドロスプラッシュの強み
わざの「ハイドロスプラッシュ」は130ダメージ出ます。
VS ロスト軸のデッキでは
「ウッウ」 「キュワワー」 「ヤミラミ」といった大体の小粒のポケモンは気絶させることができます。


VS カビゴンLOデッキでは
「勇気のおまもり」をつけた「カビゴン」のHPが200なので1度わざを宣言することで残りのHPが70となります。
技宣言前には「キングドラ(さかまくかいりゅう)」の特性を使用しているのでドローフェイズのドローを含めて5枚のうち「ボタン」を引けていなければその「カビゴン」はバトル場にとどまり、2回目のわざ宣言で気絶となります。
もし「カビゴン」に「いれかえカート」を当てられてベンチに下げられHPが50回復されたとしても
残りのHPは120となり、いずれ場に出て来れば2回目の「ハイドロスプラッシュ」でHP120へ130ダメージ→-10と気絶となります。
カビゴンLO対面では意識しないといけないことが2つあります。
1.盤面を全て水タイプのポケモンで埋めること。
画像1

盤面をすべて水ポケモンで埋めることを理想盤面とします。
こちらの盤面でしたらどのポケモンをバトル場に
呼び出されたとしても攻撃ができるようにするためです。
「ふしぎなアメ」のサイド落ちしてしまった場合は
「セグライブ」1枚を「セビエ」でも良しとします。

「セビエ」も30ダメージと小さいですが
技宣言をしてカビゴンにダメージを与えることが可能です。
画像1の盤面のフル展開が難しい場合はこちらの画像2の展開を目指します。
画像2

こちらの盤面を作る場合は「エリカの招待」で手札の「ビッパ」場に呼び出されてしまう可能性が考えられるため手札には残せません。
手札の「ビッパ」は手札に残さず
「キングドラ(さかまくかいりゅう)」特性を自身に当てて山札の下に埋めます。
または「ハイパーバール」のコストにしてトラッシュするなどして手札に残さないようにしてください。

「ビッパ」をトラッシュしてしまい
「マンタイン(技:きしにはこぶ)」は大丈夫なの?と思われますがこの後に「キングドラ(さかまくかいりゅう)」を相手プレイヤーに当てますのでドローフェイズのドローを含めて5枚のドローで以下の3枚の要求を揃えなくてはいけません。
1.「マンタイン(技:きしへはこぶ)」
「ビッパ」をトラッシュから呼び出す本体。
2.「いれかえをするカード」または「ボタン」
バトル場の「カビゴン」とベンチの「マンタイン」をいれかえのカード。
またはバトル場の「カビゴン」を手札に戻してベンチの「マンタイン」を場に出すために使用する「ボタン」
3.「エネルギー」
「マンタイン(技:きしへはこぶ)」をわざ宣言するためのエネルギー。
5枚のドローでこちらの3枚揃う確率は低いことが考えられます。
揃わない限りトラッシュのポケモンをベンチに呼び出されることはありませんので【画像2】のまま盤面が返ってきます。
以上が今回のデッキの主役となる
「キングドラ(さかまくかいりゅう)」の使い方解説となります。
カビゴンLOへのピンポイントメタではなく
環境で活躍しているロスト軸のデッキにも活躍が見込まれるカードが今回のテーマです。
従来の構築では環境の3対面への評価は…
・対リザードン:【先攻】有力 【後攻】不利
・対ロスト軸デッキ:【先攻】微有利 【後攻】不利
・対カビゴンLOデッキ:【先攻後攻問わず】不利(勝てない)
今現在の構築での評価はこちらになります。
・対リザードン:【先攻】有力 【後攻】微有利
・対ロスト軸デッキ:【先攻】微有利〜有利 【後攻】微有利〜有利
・対カビゴンLOデッキ:【先攻後攻問わず】微有利〜有利

・タッツー(ぎゃくふんしゃ)
現在のレギュレーションでは4種類の「タッツー」が存在しますが今回採用しているのはHP50
「キングドラ(さかまくかいりゅう)」と同時にロストアビスにて収録されたものになりすす。
なぜわざわざ他よりHPが10少ない「タッツー」の採用なのか説明させていただきます。
「パオジアンex」のガソリンとなるのは基本エネルギーです。
特にVS リザードンではできる限り節約しなくてはいけません。
(例)VSリザードンex
後攻で「タッツー」をバトル場でゲームスタートしました。
「セビエ」、「セビエ」、「ビッパ」、「かがやくゲッコウガ」まではベンチに展開できましたが「パオジアンex」は展開できませんでした。
「パオジアンex」までベンチに出すことが可能であれば「タッツー」の逃げエネを消費して「パオジアンex」の特性:わななくれいきの使用まで繋げ特性の使用を視野に入れられましたが盤面に出せていないのでこのターン逃げて相手の「リザードンex」の攻撃に「セビエ」を差し出すのが定石だと思われますがここで
タッツーの技:ぎゃくふんしゃです。
10ダメージを与えエネルギーをつけたままベンチポケモンと入れ替えることができます。
リザードン対面ではエネルギーの管理に
かなりシビアになって来るのでこのタッツーに付いた1枚残っているエネルギーがあるかないかで今後、相手の「リザードンex」を気絶させるのに2枚目の「スーパーエネルギー回収」の使用をするかしないかにも繋がってきます。
カビゴンLOで対面した時も同じように
「タッツー」でゲームをしてしまった場合ぎゃくふんしゃでベンチの「パオジアンex」と入れ替わり
特性:わななくれいきを使用してからエネルギーを回収して試合に臨むこともあるでしょう。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
パオジアンに関する内容はここまでとなります。
【最後に】
この度は本記事をご覧いただきありがとうございました。
CL愛知2024直前ということで
・パオジアンデッキで参加したい方へのなにかしらのヒントへ繋がること。
・こういった構築のパオジアンもあるという認識を持っていただくこと。初見殺しされない為にも対策へ繋がること。
とにかく自分の知っていることがだれかのほんの小さな何かに繋がればいいなと思い執筆させていただきました。
最初に書いてありますがこちらの記事は公開1ヶ月後に全文無料公開へとさせていただきます。
今回一緒にデッキを考えてくれた
シオンくんのX(旧Twitter)になります。

シオン(@shion_zahard)
また今回のデッキの作成の調整相手として
リザードンex、ロストバレット、カビゴンLO
各対面スペシャリストに頼んで練習の相手をしてもらいましたの紹介させてください。
3人とも10年以上の付き合いの実力者です。全員強いのでフォロー推奨です。

リザードンexデッキ対面
ぱせり (@psi_jmkhs)

ロストバレットデッキ対面
pastel(@pastel_227)

カビゴンLO対面
そば(@soba1003)

最後までご覧いただきありがとうございました。
それではまたドラゴンボールに戻ります。
興味を持ってご覧いただけた方、記事を購入したくださった方改めて本当にありがとうございました。
2024.04.07 追記
デッキレシピ更新しました。

環境のロストを軸としたデッキの増加が見られます。
ロストギラティナデッキ「ロストスイーパー」 「森の封印石」を採用されており
相手の先攻2ターン目に積極的に「かがやくゲッコウガ」のげっこうしゅりけんをプレイしてくることが多く、そちらを意識して「マナフィ」の採用をしました。
ロスト軸デッキの対面で先にサイドを2枚取られてしまうと基本は2:2:2でサイドを取られてしまうのでサイドレースが追いつきません。
今回は「ロストスイーパー」 「暗号マニアの解読」
上記の2枚を抜き新に「ふしぎなアメ」の4枚目、「マナフィ」を採用しております。
今回「ロストスイーパー」を採用を見送りとなっておりますが
リザードンexデッキの「サバイブギブス」や
サーナイトexデッキの「ゴージャスマント」などを考えると採用を見送るカードとしては悩む1枚でした。

今回構築を共有させていただいた
おもちの指令さん(@omochi__box)が上記のレシピを使用していただき2024.04.06 日向杯に参加してくれました。
以下、対戦レポートになります。
【予選】
1.後 パオジアン 6-3 ○
2.先 ロストギラティナ 6-5 ○
3.先 サーナイト 6-3 ○
4.後 ロストギラティナ 3-5 × (投了)
5.後 タケルライコ 6-2 ○
【決勝トーナメント】
1.先 ロストギラティナ × (かがやくゲッコウガ、マナフィ サイド落ち)
惜しくも大切なところでサイド落ちが酷く「かがやくゲッコウガ」のゲッコウガしゅりけんがヒットしてしまい敗北となってしまいましたが好戦績を出してくれました。
また変化がありましたら
こちらでデッキの共有、対戦レポなどを記載していこうかと思っておりますのでお時間がありましたら読んでいただけると嬉しいです。
※本文の無断転載禁止。無断転載を見つけた場合はしかるべき対応をいたします。