海賊になればいいってこと!
2024/08/03-04 トビタテ16期事前研修会
ずっと、一人だと思っていた。
こんなに社会問題に関心があって、解決しよう!社会変えてこう!なんて言ってるの、わたしだけかなって、もちろん同世代で起業したりインターンしている人って日本中にいる、でも実体がなかったし、その人を知らないから、どこか遠くの話にも思えて、なんかやっぱり、「この場」にいるのは自分だけかなって。
わたしの場合、研究していることが日本の教育格差で、もう少し詳しく言うなら、家庭の経済格差が要因となる子どもの学習にまつわる格差で(詳しくは別のnoteに書きます)、この格差は意外と知られていなくて、当事者でさえこの格差によって不利な立場となっていることに気づかないということがほとんど。
でも実際は、わたしたちのすぐ身の回りに、教室でわたしの隣に座るあの子との間に、裏に住んでいるあの子との間にも、格差は存在していた。
そんな事実をわたしだけが知っているような感覚になることがある、これって大きな問題だよね、解決しないと大変だよね、と心の中で叫ぶ。
その感覚は、トビタテの研修に参加しても変わらなかった。
でも、トビタテというコミュニティに出会って、得たものがある。
仲間!
もしわたしが今後も一人で教育格差の問題に立ち向かっていたら、きっとこれまでのことを思い出してずっと辛かっただろうし、今でも苦しい、日本の教育と社会の変わらなさに絶望して、ずっとしんどい思いをしていたかもしれない。
達成したいことと今やっていることが乖離していて、理想と現実、活躍していくみんなとの一生埋まらないギャップに文句を言い続けていたかもしれない。
(教育格差を専門にし始めてからというもの、ひねくれた自覚あり笑)
それでもわたしがトビタテに選ばれてみんなに出会えたのはきっと、トビタテはその辛い挑戦をめちゃくちゃ楽しいものに変えてくれるから。
みんながいたら、くだらないことで笑い合えたり、専門とかは関係ないけど何かずーっと話してる時間がある、でもみんな真剣で、変わらない社会に対して怒りながらも、ふうかは一人じゃないんだって思える、みんなでがんばろーって言い合える。
一人じゃ泣いてばかりだったけど、みんながいてくれたら、泣きながら怒りながら、それでも笑っていられる。
わたしは、やっぱり、どれだけこの社会に対して怒っていても「死にたい」なんて言いながら生きていくのは、わたしにはやっぱり難しくて、その「死にたさ」「絶望」は活動のエネルギーに変換できない、それでもこの世界の不条理や不平等を無視することもできないから、だったら笑いながら叫べばいい、怒りながら希望を持てばいい、だって「楽しさ」はわたしのエネルギーになるから。
笑ってられるかって、笑えるくらい余裕なんだね、なんてもし言われたら、そんなのわたしが実績で証明してみせるわーー
(😂😂)
って言うかも。
教育格差に一人で立ち向かっていくことは、自身の経験も影響してかなり苦しいものになりかねないなと思った、やっぱり理論が経験とリンクしすぎるから。
でもそのときに、研究分野や目標、守るべき正義は違えど、より良い社会を作っていこう、それだけは同じで、この社会で何かしら活動している仲間の存在は、私にとってとても大きいものだ。
研修の中でお互いの歴史を振り返るというものがあり、事前に作成した年表を発表しながら自身の歴史について語った、私含め、みんなが人生のどこかしらで傷ついていた。
それでも立ち上がって挑戦し続けたからこそ、私たちは出会えている。
だから、だからね、辛くなったら思い出して!
あなたは一人じゃない。
決して、一人でなんて戦わせやしない。
同じ傷はないけど、ほらみて、私にだってあるよ、わたしもたくさん泣いてさー。
だから、立ち上がってくれて、諦めないでいてくれて、出会ってくれてありがとう!
そして、今日からわたしたちは仲間だ!
きっと、同じ問題に同じ分だけ問題意識を感じているかなんてことが大事なんじゃなくて、それぞれの専門とそれぞれの正義があるけど、それでもわたしたちはお互いを「仲間」だと言い、手を繋いでいる、その事実だけでいいのだと思う。
それに、違っているからこそ良い、船長も、剣士も、コックも、航海士も、狙撃手も、医者も一人ずつしかいない、それと同じで、それぞれが専門に秀でているからこそ、集まったときの力は絶大なものになる。
あー!そっか、わたしたちは海賊になれば良いんだ(?)
きっと、そんな感じ、(笑)
一人じゃどうにもできないことが、誰かと一緒だと、もしかしたら変わるかもしれないと希望が持てる。
一人と、二人。
このたった1の差、世界中のどんなに天才な科学者でさえ解明できていないこの小さくて圧倒的な大きな違いで、世界は変わるの、変わったの!
1が2になれば、あとはもう、トントントン。
1を2にするために、トビタテが、トビタテじゃなくても別の何か、きっと何かが必要な人がいる。
わたしはそこにアプローチし続けたい、まだ方法はわかっていないけど、きっと見つけて、達成させてみせる。
事前研修で感じたことを言語化したらこんな感じになりました。
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