本を執筆する「ChatGPT」
「ChatGPTなどで使える文例集」(https://prompt.quel.jp/)
という生成AI活用支援サイトがあります。
サイトでは色々なプロンプトの例を挙げて生成AI活用の取り組みを支援しています。
興味深い内容です。
そこで、当ブログで推奨しているパーソナルビジネスモデル・キャンバスについての書籍を執筆できるのかを試してみることにしました。
途中で力尽き、息切れしてしまうかもしれませんが、私の試みをそのまま掲載します。
驚きました、ChatGPTの出力内容に!
いったいどこから「情報収集」して、「まとめて」いるのだろう!
回答された内容とそっくりのコンテンツがあるとすれば、
それは違法に当たるのでしょう。
それでもChatGPTは
「ここまでやっちゃうんだ」
という驚きを共有したいと思いました。
なお、ChatGPTは有料を使っています。
ChatGPTの全体構想と第1章だけの詳細内容を今回は掲載します。
もっともらしい内容ですが、これを読んだ感想はいかがでしょうか?
プロンプト1「テーマをつくり、ChatGPTに依頼する」
支援サイトのプロンプト例に合わせて、
最初に、次のようなプロンプトを作成して投げてみました。
作成したのは、【テーマ】の部分だけです。
===プロンプトはここから===
あなたは下記の{テーマ}についての専門家としてふるまい、
垂直思考と水平思考をポジティブな方向に駆使しながら、
書籍を執筆します。
浅い一般論には反するが、
よく考えるとその背後に深い洞察があるような、
読者にとっては全く予想外のテーゼとなり、
その認識を揺さぶるような、
50文字以内の教訓的な文章をトピックとして扱い、
{全トピックの数}だけ考えて、
それらを{章の数}にカテゴライズしながら
箇条書きで書いてください。
その際に、各トピックに、その要約を短く付記してください。
あなたの出力の冒頭は、本のタイトルです。
書店で、読者が思わず手に取ってしまうような、
水平思考を駆使して考えた3案のうち、
最もシンプルな案を採用して書き始めてください。
【テーマ】
30歳代の男性、営業職。
現在の会社の仕事に将来の不安を抱えている。
キャリアチェンジや転職を考えている。
友人から仕事人生は密接にかかわっているから
キャリアデザインという捉え方で考えたほうがいいと言われた。
その一つの方法として、
パーソナルビジネスモデルキャンバスを使うと
現状と将来の方向性を見いだせるからアクションを起こしやすいと勧められている。
パーソナルビジネスモデルキャンバスとは何なのか?
キャリアデザインに効果的なのか?
短時間でシンプル、簡潔な方法で取り組みたい。
キャリア形成についてよくわからないが一般的なやり方と何が違うのか?
そもそも一般的なやり方とは何のか?
【全トピックの数】
15
【章の数】
5
===プロンプトはここまで===
ChatGPTの回答
書籍タイトル
「未来を描くキャンバス:30代営業職のキャリア革命」
第1章:現状を見つめ直す力
1. 現状は過去の鏡ではなく、未来の原料である。
要約:過去にとらわれず、現状を未来の構築材料として活用する視点を持とう。
2. 営業職は「売る」仕事ではなく、「解く」仕事だ。
要約:自身の仕事が解決している問題を特定することで、仕事の本質に気づける。
3. 安定の中にリスクが、リスクの中に安定がある。
要約:現状にしがみつくことも、挑戦を恐れることも同じリスクを伴う。
第2章:キャリアデザインの新しい視点
4. キャリアとは「直線」ではなく、「パズル」のように組み立てるものだ。
要約:複数の要素を組み合わせる柔軟な発想がキャリア形成を助ける。5. ゴールは「何になるか」ではなく、「何を成すか」だ。
要約:肩書きではなく、自分が社会にどのような価値を提供するかに注目する。
6. 未来を選ぶのではなく、未来を作るのがキャリアデザインだ。
要約:与えられた選択肢に依存せず、自分で新しい可能性を創出する姿勢が大切。
第3章:パーソナルビジネスモデルキャンバスの可能性
7. キャンバスは現在の自分を「俯瞰」するための鏡だ。
要約:キャンバスを使うことで、自分の価値を第三者視点で整理できる。8. 一枚の紙に、自分の可能性を詰め込める。
要約:シンプルなツールを使うことで、時間をかけずに自己理解が深まる。
9. 「仕事」と「人生」を分けるのではなく、統合する視点を持て。
要約:キャリアとプライベートを分離せず、一体として設計する方法を考えよう。
第4章:行動を促すキャリア思考
10.考え続けるのではなく、小さく試すのが変化の第一歩だ。
要約:完璧な計画を求めず、まずは小さなアクションを起こすことから始めよう。
11.「これしかできない」ではなく、「これもできる」と考えよ。
要約:可能性を否定するのではなく、新しい能力を探るポジティブな視点を持つ。
12.自分の価値は他人にとっての「結果」である。
要約:自分の強みを他者の成功や満足につながる要素として捉えると理解が深まる。
第5章:未来を描き続ける
13.キャリアの終わりはない。それは永続的に変化する旅である。
要約:一度描いたキャリアデザインを更新し続けることで成長を続けられる。
14.ゴールは重要だが、プロセスはもっと重要だ。
要約:目指す結果だけでなく、その過程で得られる経験や学びに価値を見出そう。
15.自分の未来は、言葉で描くより行動で書き込むものだ。
要約:描いたキャリアデザインを実現するための行動を通じて、現実を変える。
この本は、あなたが現状の不安を乗り越え、キャリアデザインを通じて未来を切り拓くためのガイドです。一歩ずつ、確実に進む力を得るためのヒントが詰まっています!
ここまでがChatGPTの回答です。
第1章を執筆してもらうことにしました。
次のようなプロンプトです。
このプロンプトも多少指定を変えていますが、サイトに内容例に沿ったものです。
プロンプト2「第1章の内容の執筆依頼」
"""
第1章:現状を見つめ直す力
1.現状は過去の鏡ではなく、未来の原料である。
要約:過去にとらわれず、現状を未来の構築材料として活用する視点を持とう。
2.営業職は「売る」仕事ではなく、「解く」仕事だ。
要約:自身の仕事が解決している問題を特定することで、仕事の本質に気づける。
3.安定の中にリスクが、リスクの中に安定がある。
要約:現状にしがみつくことも、挑戦を恐れることも同じリスクを伴う。
"""
についての詳細な本文書いてください。
各節ごとに1000文字程度で、読みやすく、
適度に段落を分けた、分かりやすい文章で書いてください。
ただし、本文中の重要な部分は太字にします。
ChatGPTの回答「第1章の執筆」
第1章:現状を見つめ直す力
1.現状は過去の鏡ではなく、未来の原料である
私たちは、しばしば自分の現在の状況を過去の出来事の延長線上として捉えがちです。「自分はこういう人間だから」「これまでこうしてきたから、こうなるはずだ」というように、過去の経験や選択が未来を規定するかのように考えてしまうのです。しかし、その視点に固執することは、自らの可能性を狭める原因になりかねません。
現状は、過去の結果ではなく、未来を形作るための材料だと考えてみてください。これまで何があったかは変えられませんが、今の行動によって未来は自由に変えられるのです。例えば、現在の会社でのポジションや成果は、過去の努力や選択の積み重ねかもしれませんが、それが今後のキャリアを限定する理由にはなりません。むしろ、過去から得た知識や経験は、次に進む道を豊かにするリソースと考えるべきです。
ここで大切なのは、現状を正確に理解し、それを未来に活かす方法を見つける力です。現状を把握するためには、自分の働き方、スキル、価値観を冷静に見直し、「自分がどのような価値を提供できるのか」を明確にすることが重要です。パーソナルビジネスモデルキャンバスを活用すれば、これらの要素を視覚的に整理しやすくなります。
もうひとつのポイントは、未来を設計する際に必要以上に制限を設けないことです。「自分には無理だ」「経験がないからできない」といった考えは、現状を未来の障害に変えてしまいます。その代わりに、「このスキルをこう活かせばどうだろう」「新しい業界でも自分の強みを使えるのではないか」といった柔軟な発想を持つことで、可能性は広がります。
最後に、未来志向の思考は短期的な成果だけではなく、長期的な満足感にもつながります。現状を未来の原料として捉える習慣を持てば、自分のキャリアデザインにおける選択肢は無限に広がるでしょう。
2.営業職は「売る」仕事ではなく、「解く」仕事だ
営業職は「売ること」が第一の目標だと考えられがちです。しかし、売ること自体は仕事の表面的な成果に過ぎません。その本質は、顧客の抱える課題を見つけ、それを解決することにあります。この視点を持つことで、営業の仕事はただの商品提供ではなく、価値の提供へと変わるのです。
たとえば、営業マンが新しいシステムを提案する場面を想像してみましょう。ただシステムを紹介し、「導入すれば効率が上がります」と説明するのではなく、顧客が何に困っているのかをまず理解することが求められます。顧客の悩みを聞き出し、「今の業務のどこに問題がありますか?」と問いかけ、それに合った解決策を提示する。これこそが営業職の本質です。
営業という仕事のもう一つの重要な側面は、信頼の構築です。単に商品を押し売りするのではなく、顧客にとっての「相談相手」や「課題解決のパートナー」になることが、長期的な成功につながります。信頼を得るためには、誠実さや共感力、そして問題解決力が欠かせません。
この考え方は、キャリアデザインにも活かせます。自分の仕事の本質を「売ること」ではなく「解決すること」と捉えると、業界や職種を超えて応用できるスキルや強みが見えてきます。たとえば、「顧客の課題を理解して適切な提案を行う力」は、コンサルティング業界やマーケティング職でも求められる能力です。自分の本質的な強みを見つけることで、キャリアチェンジの可能性が広がるのです。
3.安定の中にリスクが、リスクの中に安定がある
安定した状況は魅力的です。特に家族や住宅ローンなどの責任を抱える30代にとって、安定した収入や職場環境は重要な基盤です。しかし、「安定」に見えるものが、実は最大のリスクをはらんでいる場合もあります。
現状にしがみつくことで、新しい機会を見逃したり、変化への適応力を失ったりする危険性があります。特に時代の変化が速い現代では、企業の安定も個人の安定も、永続的なものではありません。たとえば、かつて「鉄板の安定職」とされた業界が、数年後には縮小や淘汰を余儀なくされることも珍しくありません。
一方で、リスクを取ることには新しい安定を生み出す力があります。たとえば、新しいスキルを学ぶための転職や、副業を始めるための行動は、一見リスクが高いように思えるかもしれません。しかし、その行動が新しい収入源やキャリアの選択肢を広げ、結果的により大きな安定をもたらすことがあります。
この考え方を受け入れるには、「安定」と「リスク」の定義を見直す必要があります。安定とは変化がない状態ではなく、どんな変化にも対応できる柔軟性を持つ状態と捉えるべきです。同様に、リスクとは不安や恐怖を感じるものではなく、成長と進化の機会だと考えるべきです。
キャリアデザインにおいても、これらの視点は有効です。「挑戦することの怖さ」よりも、「挑戦しないことの怖さ」に目を向けることで、積極的な行動が可能になります。そしてその行動が、新たな安定をもたらす基盤となるでしょう。