あなたの住む都市は大丈夫?消滅可能性都市
今私たちの住む日本は深刻な地方の過疎化が進んでいます。
2014年に発表された「消滅可能性都市」というリストに名前の載った市区町村は近い将来このままでは消滅の可能性があるとされ、各自治体に対策を呼びかけています。
そういった地方の状況を錯視効果を通じて多くの人に伝えられるような広告を作成しました。
工夫した点
消滅可能性都市の中にはもう時間がない都市もある、ということで白黒のみの文字や図形を使用し、伝えたいことを大きく目立って見えるようにしながら、かつ広告としてパッと目に入ってもメッセージが読みにくくならないよう、瞬時に読み取れるよう文字の大きさ・配置を工夫しました。
制作した広告画像はこちら!
日本創成会議にて定められた「消滅可能性都市」(過疎化)について、同じ大きさの2つの図形に異なる大きさの円環を囲むと、中の図形の大きさが違って見える、という「デルブーフ錯視」を用いて、家の大きさは同じでありながら密から過疎への変わり具合を表現しました。
周りの文字や装飾も、「時間がない」という緊迫感を与えるような雰囲気になるよう調整を加えたりしました。
プロジェクトを終えて
以前から気になっていた過疎化についてこうやって調べる機会が出来たので良かったと思います。途中でどのような配置・色なら目立つか、読みやすくできるかなど考えるのも楽しく、それを通して勉強になったこともありました。
最後に他の人の作品を見て、こういう錯視が、こういう問題があったのかと新たな発見もありました。
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