SNSによる誹謗中傷を減らすために。

年々被害者も増え大きな社会問題となりつつある、SNSによる誹謗中傷。毎年多くの人が心無い言葉に心を痛め、自ら命を絶ってしまう人も少なくありません。

今回その問題に対して「言葉の大きさ」をテーマに、「沢山の人に向き合ってもらいたい」「もっと素敵な言葉でSNSを潤してほしい」という願いを込めて広告を作成しました。

工夫した点

今回この広告をつくるにあたって、私が意識した点は

見やすさ
スタイリッシュさ
与えられる印象

の3つです。
なるべく文字やモチーフを減らすことで視覚による情報を減らして、目にとまりやすいことを意識して作成しました。

まず、色味を3色に絞ったことでごちゃごちゃせずシンプルなイメージをもってもらえるようにしました。また3色と一口にいっても同系色2色と差し色1色としたことで、統一感を感じられることと差し色に目が引かれるように工夫をしました。
カラーも、爽やかな印象を持たせられるブルー系統と柔らかい印象を与えられる淡いピンクを選びました。
この配色により、シンプルで見やすい広告に仕上がったと思います。

次に、選んだシルエットやカラーとその配置を意識して作成しました。
一番見て欲しい対象を画面の右側に配置し、バランスが取れるように文字は逆の左寄りに配置しました。配色も水色:青:ピンクの対比を6:3:1として差し色であるピンクが映えるように意識しました。
また、対象の一つである吹き出しのシルエットは「発言」を意味しており、ハンドサインのシルエットはなるべくポジティブな印象を持ってもらえるようにgoodのハンドサインにしました。文字も日本語ではなくあえて英語にしたのは、グローバルを意識しました。
ハンドサインと英語を使用したことで、広告をどんな人が見ても理解できるものに仕上げられたと思います。

最後に、「言葉の大きさ」を如何にシンプルに伝えるかを考えた結果、今回「エビングハウス錯視」を使用することにしました。
エビングハウス錯視とは、「同じサイズの対象2つが、その周りにあるものに影響されて大きさが変わって見える」という錯視です。
この錯視を利用したことにより、左の吹き出しは右の吹き出しより小さくとも、中のハンドサインは大きく見えると思います。これによって「言葉の影響力の強さ」を印象付けられたら、と思いました。

これら工夫した点を踏まえて、広告を見ていただけたらと思います。

制作した広告画像はこちら!

画像1

プロジェクトを終えて

今回この広告を作成して、私は改めて「言葉の重要さ」を学びました。
自分が何気なく発した発言も誰かの心に傷をつけかねない、凶器になりかねないということに気づき、この広告を通して作成者である私自身もSNSでの発信やコミュニケーションの取り方は気をつけていこうと思いました。

この広告を通して、沢山の人に「言葉の大きさ」を理解してもらえたらと思います。
そしてSNSが、誹謗中傷など悲しい言葉ではなく素敵な言葉で潤うことを心から願っています。

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