【遊戯王】烙印ビーステッド入門【2023/04制限対応】
この記事について
DARKWING BLASTで登場したビーステッドを使用した、烙印ビーステッドの構築と展開例を紹介します。
ビーステッドは盤面に烙印魔法・罠を要するので、烙印竜にアクセスしやすいこの構築はビーステッドのギミックを成立させやすいです。また烙印竜、復烙印、マグナムート、気炎、カルテシアでターンが進むほど手札が増えていきやすいのも見逃せません。
【烙印】自体の特徴として、手札次第ではエンドフェイズに5体目以降をSSすることで、ニビルをケアできます。
こんな人におすすめ
独特な動きをするデッキが好き:ハンド次第ではエンドフェイズにメインフェイズと同程度の展開を行えます。
コンボ性の高いデッキが好き:手札によって動きがかなり変わります。
リソース供給が得意なデッキが好き:EXに墓地に送ってアドを稼ぐカードが多く、これらは復烙印や断罪でEXに戻せるので、継続的に展開リソースを供給できます。また気炎やカルテシアは条件を満たせばサルベージできるため、序盤の手札消費を回復できます。
構築の方針
烙印と混合させる
ビーステッドは出張性能が高く、ドラゴンリンクやシンクロ型のような様々な構築が可能です。その中でも烙印はビーステッドが関係するテーマだけあって非常に相性が良く、烙印ギミックが回りやすくなるため烙印型を選択しました。
混沌領域の不採用
混沌領域は、キーカードである獣ルベリオンをサーチできるため、なるべくフル投入したいカードです。しかしながら、2022/7/15現在で1枚1500円以上し、汎用性の乏しさを考えると気軽に購入しにくくなっています。
幸いなことに獣ルベリオンは墓地に落とせば機能するカードで、墓地に落とす手段はサロニール、竜の霊廟、烙印融合など多くあり、これらでアクセスすることで混沌領域がなくとも成立する構築にしました。
手札誘発の枚数
この記事では手札誘発にビーステッドは含めません。
初手の確率から10枚採用としました。安定性に難があるため、当初は8枚としていたのですが、初手に来ないことが多く10枚に増やしました。最終盤面の妨害数があまり多くないので12枚は採用したいところですが、メインデッキの枠がなく10枚のままとしています。
構築サンプル
採用理由説明の都合上、初期の構築を残しています。最新の構築は「構築サンプル(2023/04改訂後)」を参照ください。
各カードの役割と枚数について簡単に説明します。カード名の後の括弧は本記事で使用する略称です。
モンスター
深淵の獣ルベリオン(獣ルベリオン)
モンスター効果①
ドロバが流行っていなければ、最初に発動してうららチェックをしたいです。
追記:サロニールはカルテシアと組み合わせて烙印融合アクセスを狙う場合によくサーチします。アルベルや烙印融合を持っていてカルテシアがない場合、先攻ではマグナムート、後攻ではドルイドサーチが多いです。
モンスター効果②
ビーステッドの基本盤面に必要な復烙印、獣のいずれかを置くことができます。特に後攻では獣を置く動きで妨害を踏みに行くことができます。
追記:グランギニョルの登場により、烙印融合から烙印竜→神炎竜→ミラジェイドの流れが終わった後に融合する機会ができたため、サーチ発動が見込める場合は失烙印を置きます。
SS手段について
SS条件のリリースはビーステッドを墓地に送る意味で有用です。出した後は獣でリリースすることで再びSSの機会を生み出せます。リリースしたビーステッドを復烙印で蘇生することで循環が始まります。
この構築では主に烙印竜をリリースします。そのままエンドフェイズに烙印魔法罠にアクセスできるのがこの構築の強みです。
ドルイドをリリースしてSSする動きが強力で、展開しながら除去を行うことができます。
黒衣竜もリリース対象になることを覚えておいて損はありません。
その他
どちらの効果も重要なため、3枚採用としています(2023/4現在は制限カード)。
烙印融合でこのカードを素材に烙印竜を出すのが常套手段です。
復烙印の蘇生と烙印の獣の破壊は同名ターン1がないので、なるべく維持して②を積極的に発動していきたいです。
追記:初手にいない場合はサロニールか烙印融合で落とすことでアクセスできます。グランギニョルではEXのカードを落としたいので、このカードを落とすことはめったにありません。
テーマのバック干渉手段がほぼ獣しかないため、アクセスの優先順位は高いです。
黒衣竜アルビオン
モンスター効果①
墓地にいれば赫の発動条件などを満たせますが、有効活用できる場面は少ないです。落胤がデッキから無くなった時にフィールドに出せれば、烙印融合を使えたりはします。
追記:カルテシアのSS条件を満たせるので、クエムから落とすことがあります。
モンスター効果②
墓地に送るまでがコストなので、止められる心配がありません。
手札から戻した時の1ドローがありがたく、最初に使うことが多いです。手札にいる状態で発動する場合は、1ドローで烙印融合を引ける可能性があるので、断罪を落とすのが無難です。すでに断罪が墓地にあれば、必要な烙印魔法・罠を落としてサルベージを狙いましょう。
落胤も落とせるので、エンドフェイズ展開用に落としておいた落胤が除外されてしまった場合にリカバリーができます。
この構築では展開後にモンスターが不足しやすく、序盤に盤面を返されると厳しいです。このカードを手札・墓地に確保しておけば蘇生からリリースして獣ルベリオンをSSすることで、盤面の再構築を図ることができます。切る札としては手札に戻ってきやすい気炎が使いやすいです。
その他
墓地でも仕事をするため、優先的に手札コストにできます。
気炎やマグナムートでサーチでき、サロニール、竜の霊廟、烙印融合で落とすなどアクセスが容易なため1枚採用としています。素引きしても腐りにくいので、枠があれば増やしても良いでしょう。
★8なので、構築次第では獣ルベリオンとランク8を狙うことができます。
深淵の獣マグナムート
②によりリソースを回復できます。序盤の手札消費が荒いこの構築では、積極的に復烙印で蘇生していきたいです。
墓地からのサルベージもできるため、烙印竜をEXに戻したり、自身の効果で墓地に行ってしまった落胤を回収し、烙印融合を打つことも可能です。
デッキからサーチする際は、ビーステッドの他に除去を狙って落胤をサーチしたり、ライフを詰めるために黒衣竜を持ってくることもあります。
初動になるわけではないので2枚採用としています。1枚だと復烙印がない状況で除外されるのが心配です。
追記:制限カードとなってしまったため現在は1枚しか採用できません。
深淵の獣サロニール
ビーステッドのメインエンジンです。
②はどこから墓地に送っても良いため、手札コストや霊廟、烙印融合で墓地に送って効果を発動できます。ビーステッド以外にも烙印魔法・罠を落とせるので、復烙印を落として烙印の獣②で貼ったり、断罪を落として烙印融合を回収することが可能です。
当初は3枚としていましたが、事故率が悪化するため2枚採用としています。
深淵の獣ドルイドヴルム(ドルイド)
破壊耐性持ちがいる状況や、烙印の獣で2枚除去したい際に出します。墓地に送れるのは特殊召喚されたモンスターだけなので、対象を間違えないようにしましょう。
他2種と異なり必要な時に確保すれば十分なため、1枚採用としています。
デスピアの導化アルベル
烙印魔法・罠をサーチできるため、この構築では烙印融合以外にもサーチ先が多くあります(とはいえ烙印融合以外は単体のパワーが低く、他をサーチすることはあまりありませんが…)。
サーチ効果が強力かつ、このカードがあると最大盤面に行きやすくなるため、3枚採用としています。
烙印融合から烙印竜、落胤とこのカードを除外して神炎竜、ミラジェイドとつなげるのはよくやる動きです。
アルバスの落胤
烙印融合の素材として1枚採用としています。復烙印でデッキに戻したり、マグナムートでサーチ・サルベージできるため、①で相手モンスターとミラジェイドを作ることがあります。
追記:融合派兵の採用により、後攻の捲り要員として運用が可能になりました。今では2枚採用です。
白の聖女エクレシアを採用する場合、後攻で気炎からサーチして(特殊)召喚し、このカードをリクルートして除去を狙うことができます。この動きを狙う場合は1枚だと烙印融合が腐りやすいので、2枚採用しておくと良いでしょう。
赫の聖女カルテシア
烙印融合では烙印竜を出すことが多く、他の手段で獣ルベリオンにアクセスできる状況では素材の光属性に融通が利きます。このカードを素材にすると、烙印竜を獣ルベリオンでリリースする関係上、たいていエンドフェイスに手札に戻り、ビーステッドと共にバロネスを作れる可能性があるため1枚採用しました。
当初は《白の聖女エクレシア》を採用していたのですが、バロネスを作る前にフュリアスやスターヴを立てられる可能性を評価し、こちらを採用することにしました。空きがあるEXを有効活用できるのは大きいです。
追記:グランギニョルの登場により重要度が一気に増したカードです。融合派兵で再序盤にSSし、アルベルや烙印竜への泡影やヴェーラーを避ける動きができるようになりました。
①のSS条件を満たすため烙印融合からリンドブルムを出したり、烙印竜①を放棄したりします。
②がフリチェなのが強力で、特に神炎竜①にチェーンして発動すると、このカードと神炎竜でグランギニョル、神炎竜①でさらに別の融合体を出せて得です。
③はクエムとの兼ね合いに注意です。このカードはなるべく場に残したいので、クエム②発動時に墓地にいるように立ち回りましょう。ハンドの枚数次第では放棄もあり得ます。
スプリガンズ・キット
気炎でサーチでき、②で烙印魔法・罠をサーチ・サルベージできます。気炎とビーステッドの組み合わせから烙印融合にアクセスできるカードであり、素引きでも問題ないため3枚投入しています。気炎でサーチした場合は手札消費が多くなるので気を付けましょう。
追記:グランギニョルの登場により、スプリンド経由でエンドフェイズにSSして展開する動きがしやすくなりました。気炎や赫といった速攻魔法をサーチして動くのが常套手段です。
この構築では早い段階で烙印竜が墓地に行くため、失烙印でサーチしてすぐにSSしやすいです。
鉄獣鳥 メルクーリエ
気炎でサーチできる手札誘発です。除外された場合にサーチ効果が起動する闇属性のため、この構築とのシナジーが強いです。烙印融合で落としても良いでしょう。
追記:リンドブルムの登場により、烙印融合で落とす頻度が上がりました。ハンドにビーステッドがあれば、即座に墓地のこのカードを除外して②から展開を伸ばせるため、上振れに必須となっています。
悲劇のデスピアン
おろかな埋葬を初動にするために1枚採用としています。
このカードを落とし、アルベルをサーチすることで烙印融合にアクセスします。
素引きが気になるようであれば、アルミラージを採用することで、このカードをアルミラージにして墓地に送り、ビーステッドで除外してアルベルをサーチする動きが可能になります。当然そのターンで烙印融合は使えなくなることに注意しましょう。
エフェクト・ヴェーラー
触れておくべき点があるため、手札誘発でこのカードのみピックアップして説明します。★6ビーステッドの①は相手モンスターが存在すればフリーチェーンになるのですが、このカードに墓穴を打たれた際、チェーンしてこのカードを除外してビーステッドをSSすることで効果を通すことができます。光・闇属性の手札誘発はこのテーマだと強く使えることは覚えておきましょう。
当初は《幽鬼うさぎ》を採用していたのですが、最終盤面の妨害がミラジェイドや烙印の獣となり効果無効が不足するため、こちらの方がふさわしいと判断しました。
追記:タイミングを選ばない泡影の方が使っていて強く、かつビーステッドの規制により強く使える機会が減ったため、2023/4現在では泡影を優先しています。
魔法・罠
竜の霊廟、おろかな埋葬
ビーステッドは墓地リソースが重要なため、墓地の質を高めるカードとして非常に重宝します。復烙印と烙印の獣を使うなら必須といってよいでしょう。サロニールを落として獣ルベリオンや烙印魔法・罠を落としたり、妨害によって触れなかったカードを落として貫通したり、黒衣竜を落としたりと使い方は多々あります。霊廟2だと手札で重なったとき1枚が腐るため、霊廟1、おろかな埋葬1としました。
烙印融合
この構築のキーカードです。墓地を肥やしつつ展開できるため、このテーマと非常に噛み合っています。サロニールを素材に神炎竜を出したいところですが、神炎竜を止められた際にゼロ妨害になりやすく、実戦では獣ルベリオンを素材に烙印竜を出す場面が多いです。
こうすると烙印竜や神炎竜を止められても、烙印竜をリリースして獣ルベリオンを蘇生し、基本盤面を目指せます。止められなければ基本盤面に加えてミラジェイドが立ち、より盤石となります。
当然烙印竜から動くと墓地にビーステッドが貯まりにくいため、神炎竜のコストで手札のビーステッドを切ったり、霊廟やおろ埋で補充するなどひと手間が必要になります。
準制限のため2枚採用です。アルベル、開幕、キット、おろかな埋葬で実質10枚となっています。
追記:グランギニョルの登場により、烙印融合を止められても赫からミラジェイドに向かえるようになりました。
失烙印があってもこのカードへのうららは通るので、発動前にうららを誘うプレイングを心掛けたいです。
墓穴の指名者
烙印融合を止められると辛いため採用しています。特に光・闇属性を除外すると復烙印①が起動できるので、ついでに1ドローしても良いです。
準制限のため2枚採用です。
烙印の気炎
ドラゴン族と共に引くことで動き出すカードです。序盤ではキットやメルクーリエをサーチし、中盤以降はハンドコストにしたり、黒衣竜やカルテシアをサーチしたりすることが多いです。
EXから落とすのは、烙印融合に触る場合は深淵竜、触らない場合は烙印竜とすることが多いです。
正直単体としてのパワーは低いのですが、このカードがないと烙印竜に触る手段が烙印融合しかなく、烙印融合を止められた際に基本盤面の作成が難しくなります。枠の関係で2枚採用としています。
追記:クエムの登場により、エンドフェイズ展開でこのカードを経由する価値が上がりました。クエム②のトリガーを引いてカルテシア蘇生をよく狙います。
烙印開幕
アルベルにアクセスするために採用しています。ハンドを切りたい状況で重宝します。制限のため1枚採用です。
追記:クエムの登場により、腐る確率が減りました。
復烙印
基本盤面の必須カードです。①でリソース回復、②でビーステッドを蘇生できます。②で蘇生したビーステッドを烙印の獣でリリースするのが基本的な動きです。②は同名ターン1がないので、複数枚貼ればその分蘇生が見込めます。
この構築は序盤の手札消費が荒いので、①を自分・相手ターン両方で使用してハンドを増やすことを心掛けたいです。
特に②を使い終わった烙印竜を除外してビーステッドをSSし、①でEXに戻すことが多いです。
複数枚積みたいですが、展開に寄与しないため1枚採用です。破壊されても烙印の獣②で貼りなおせるので特に問題ありません。
烙印の獣
基本盤面の必須カードです。①で主に相手ターンの妨害として使用し、②で盤面の復烙印・烙印の獣を増やせます。①は同名ターン1がないので、増やすとその分妨害が増えます。無闇に使うと場のビーステッドがいなくなってライフを詰めるのに苦労するため、ピンポイントで使うことを推奨します。複数枚採用したいですが、展開に寄与しないため1枚採用としています。
烙印断罪
主に②を狙って採用しています。羽根帚などでデッキ内の烙印の獣がすべて墓地に行った際のリカバリーや、烙印融合を回収してライフを詰めに行く場面で使用します。
気炎からキットをサーチして烙印融合に行く場合、①が発動できる条件が満たされるので、烙印竜でセットしても良いでしょう。
2枚採用であれば、手札コストにしやすいです。
追記:グランギニョルの登場により先攻で墓地コストを確保しやすくなったため、妨害として十分使用できるようになりました。
EX
烙印関連の融合体とバロネス以外はほぼ出さないため、自由枠ととらえてもらって構いません。墓地リソースで戦うこのテーマに素材をため込むエクシーズは相性が悪いと感じており、最低限の採用としています。採用する場合は素材を外しやすいものを選ぶとよいでしょう。
氷剣竜ミラジェイド
この構築のエースモンスターです。フリーチェーンで除外しつつ烙印竜を墓地に送れるのはこのテーマと噛み合っており、最終盤面になるべく立てたいカードです。2回出せるように2枚採用です。
ヴァレルロード・F・ドラゴン
①で烙印の獣の代用ができると考えて採用しました。素材が「ドラゴン族・闇属性モンスター×2」とこのテーマと非常に噛み合っており、カルテシアから出しやすいカードです。中盤以降にハンドでだぶついたビーステッドと、同じくだぶついた烙印魔法・罠で蘇生した黒衣竜から3000打点を用意できると考えれば悪くありません。自由枠扱いのため1枚採用です。
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン
こちらも融合素材が「トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×2」とこのテーマではカルテシアから出しやすく、完全耐性の高打点を処理する手段として採用しています。自由枠扱いのため1枚採用です。
捕食植物ドラゴスタペリア
主にミラジェイドがいる状況で烙印融合を打つ際に作ります。この構築はモンスター効果を止める手段が少ないため、1枚は採用したいです。
追記:グランギニョルからクエリティスを呼んだ時、このカードの捕食カウンターが有効に作用します。捕食カウンターが載った相手モンスターは★1になるため、たとえクエリティス①の対象外であっても対象に変えることができます。
神炎竜ルベリオン
ミラジェイドやスタペリアを出すために使用します。止められた時を考えて2枚採用です。
烙印竜アルビオン
サロニールと並び、この構築のメインエンジンです。獣ルベリオンのリリース先になり、②で烙印魔法・罠を供給します。2枚は必須、3枚目はオプションです。
エンドフェイズに烙印魔法罠をセットできるのはこのカードだけなので、獣や断罪のセットに割り当てることが多いです。
深淵竜アルバ・レナトゥス
烙印融合と気炎を同じターンに発動する場合を考慮して採用しています。気炎でこのカードを落とすことで、烙印竜が2枚墓地に行って1枚が無駄になる事態を避けることができます。
それほど多いケースではないため1枚採用です。
追記:融合派兵がサーチ先の候補になりました。
フルール・ド・バロネス
②により1度だけ万能無効+破壊ができ、①で毎ターンの除去が狙える強力なカードです。この構築ではビーステッドとカルテシアで作ります。特にミラジェイドがいる状況で作れれば、③を利用して作り直しがしやすく、また万能無効+破壊ができるようになります。2枚目を出す場面がほぼないので、1枚採用です。持っていない場合は相剣大公-承影のみでよいです。
相剣大公-承影
③で対象を取らない除外が行えます。ビーステッドの共通効果を利用すればフリーチェーンでの発動が見込め、非常に強力です。バロネスの方が優先度が高いことが多いため、バロネスをEXから飛ばされた場合に頼ることになるでしょう。
死祖の隷竜ウォロー
DARKWING BLASTで登場したランク6です。素材を2つ外すことで相手の墓地にある強力な汎用カードを奪える可能性があります。この構築ではX素材を貯めこみたくないため、2つ外せるのは非常に噛み合っています。
天球の聖刻印
妨害になる点とリクルート効果が優秀なため採用しています。とはいえ展開力が乏しいこの構築では、出番はほとんどありません。主に使用するのはライフが詰め切れず、盤面に黒衣竜とビーステッドが残ったときです。烙印の獣があればビーステッドは残しておきたいので、黒衣竜が絡む時しか出しません。
構築サンプル(PHHY後)
PHOTON HYPERNOVA発売後の構築サンプルです。コンボ寄りにしているため、選択肢が多く少し回しにくいかもしれません。
簡単に変更点をまとめていきます。この段階で初めて採用したカードは個別で説明します。
モンスター
リンドブルムを出した後、次の烙印融合を打ちやすいようにアルバスは2枚としました。
サロニールは序盤の墓地肥やしが済んだ後はあまり出番がなく、評価が下がり1枚としています。減った分は代わりにバルドレイクを投入しました。
逆にマグナムートの評価は上がり、3枚採用を視野に入れています。
キットはアルベルと重なると腐りやすいため、最小枚数に変更しています。
アルベルスタートで最大盤面を狙う際、素引きが厳しいので2枚にするかもしれません。
深淵の獣バルドレイク
この構築ではほとんどのカードが②のリリース対象になります。妨害として優秀ですが、ミラジェイドと役割が被りやすいのがネックです。
魔法・罠
グランギニョルの登場により墓地肥やしに困る場面がなく、竜の霊廟は抜きました。代わりに赫の烙印を採用しています。
赫の烙印
相手のビーステッドが重くなりますが、エンドフェイズの展開でミラジェイドに向かう際に必須です。
最大盤面がより強くなり、ガーディアン・キマイラを採用できるメリットの方が大きいと判断しました。
EX
バロネスが出せるのはほぼ勝ち確の状況なため、いったん外しました。単純に強力なため、戻す可能性があります。
赫焉竜グランギニョル
PHHY新規です。烙印に革命をもたらしたカードです。①で展開補助、②で妨害ができ隙がありません。
モンスター効果①
烙印融合サーチを狙う際は黒衣竜、エンドフェイズ展開を狙う際はスプリンドをよく落とします。キットを素引きしていれば深淵竜が候補です。
余裕がある時は復烙印の蘇生先を落とすことがあります。状況に応じて柔軟に落とし先を変えましょう。
追記:クエムの登場により、バスタードが選択肢に加わりました。
モンスター効果②
相手依存ですが、出てくるモンスターが強力なため十分牽制になります。
現時点ではプロスケニオンやクエリティスが候補です。
追記:妖騎士が登場し、SS先の筆頭になりました。また天底が準制限になったことにより、エクレシアからフルルドリスサーチの流れを行う選択肢が生まれています。
その他
墓地に置いておくと相手のビーステッドやDDクロウが面倒なので、なるべくフィールドに置いておくのが無難です。
②の除外時に復烙印でEXに戻せると理想的です。
撃鉄竜リンドブルム
モンスター効果①
自分のモンスターも無効にできるので、先攻展開ではミラジェイドによく使います。このミラジェイドは相手ターンに再び②を使えるので、損失なくアドを稼げます。
その後のバウンスは任意で、無効にしたのとは別のモンスターを選べます。これを利用して自分の場のビーステッドを回収する動きが可能です。
モンスター効果②
落胤が墓地にいる限り、戦闘破壊されようが、壊獣にリリースされようが妨害として機能します。
その他
G受けの良い妨害です。
打点が低いのが玉に瑕ですが、②があるので相手に出されると結構厄介です。
ビーステッドが絡むハンドで最大展開を狙うと自然に作るカードなので、1枚採用しています。
鉄駆竜スプリンド
主に②でキットのリクルートをするために採用しています。グランギニョルで落とすことでエンドフェイズに展開する準備ができます。
①はまれに使うので覚えておいて損はありません。
ガーディアン・キマイラ
赫の烙印採用により追加しました。相手の魔法罠に触る手段が少ないので、罠系相手に重宝します。
デスピアン・プロスケニオン
グランギニョルからのSS先としての採用です。打点が3000を超えているのが地味に便利です。同じ用途ではクエリティスが競合です。
構築サンプル(CYAC後)
CYBERSTORM ACCESS発売後の構築サンプルです。残念ながら烙印融合とマグナムートが制限になってしまいましたが、強力な新規をもらえたため、十分戦えるラインにあります。
簡単に変更点をまとめます。
メイン
導きの聖女クエム
CYACの新規カードです。デスピアのため開幕や赫に対応しています。
①で落とせる範囲が広く、断罪で烙印融合の回収、黒衣竜でカルテシアSSの準備、メルクーリエでビーステッドのお膳立てなどができます。
②は落胤そのものを蘇生するだけでなく、ミラジェイドを始めとした融合体も蘇生範囲に入ります。
残念ながら自己SSや回収効果はないため、なるべくミラジェイドからバスタードを切って、相手ターンのエンドフェイズに呼ぶのが基本になるでしょう。
召喚権はアルベルやキットに割きたいので、採用枚数は1枚としています。展開例にあるように初動になりえますが、2枚初動なのでそこまで揃いません。
このカードで落胤を落とし、グランギニョルや気炎などで烙印竜から赫を入手すれば、烙印融合なしでミラジェイドに向かうことができます。手札要求は高いものの、烙印融合が止められた際の展開手段になりますので覚えておくと良いでしょう。
失烙印
獣ルベリオンで貼れる永続魔法です。本来PHHY後の時点で採用できるカードでしたが、融合派兵の重要度に気づくのが遅れました。
②で融合召喚成功時にサーチができるため、メルクーリエで妨害を増やしたり、黒衣竜で展開を続けることができます。①で安全に展開できるようになりますが、下記Q&Aにあるように無効にならないのは発動のみなので、効果を無効にするうららはもらってしまいます。
墓地にビーステッドが確保できず、復烙印の活躍が見込めない状況に貼ると良いでしょう。相手ターンにカルテシアなどから融合できるとお得です。
融合派兵
本来PHHY後の時点で採用できるカードでしたが、重要度に気づくのが遅れました。
先攻ではカルテシア、後攻では落胤をリクルートします。
G受けは悪くなるものの、先攻でアルベルや烙印竜を守れるのは大きいです。グランギニョルは烙印融合サーチ手段の一部であり、また止められた際の貫通手段にもなるため、このカードの価値はかなり高いです。
その他
カルテシアの強化により、黄金櫃と融合派兵で手数を増やすことにし、無限泡影を抜きました。
マグナムートが制限になったこと、バルドレイクを妨害として使えることが稀であることから、サロニールをフル投入しています。
気炎の2枚目を採用するかは悩ましいですが、ひとまず1枚としました。
烙印融合が制限になったことから断罪に頼る場面が増えたため、2枚採用としています。
手札誘発が少ない分、展開系相手の後攻がやや辛いかもしれません。手札誘発を増やす場合は悲劇+おろ埋、気炎、2枚目のカルテシアが差し替えの候補になってきます。
EX
赫聖の妖騎士
CYACの新規カードです。デスピア名称のため、グランギニョルから呼ぶことができます。一応シンクロ召喚も可能ですが、まずすることはありません。
①はミラジェイドで能動的に起動ができ、仮にいなくとも起動はしやすいです。表側表示であれば、対象を取らずに無効にできるのは使い勝手が良いです。またあまり打点がないテーマなので、パンプアップは頼もしいです。
②で処理されてもクエムやカルテシアにつながるのが優秀です。
真炎竜アルビオン
主にリンドブルム以外のG受けとして実験的に採用しています。蘇生は自分の場に落胤、相手の場に闇属性として神炎竜からミラジェイドに向かったり、自分の場にカルテシアを蘇生して真炎竜以外のカードと融合し、グランギニョルに向かう動きが基本になるでしょうか。
リンドブルムはビーステッドがハンドにいないとリソースが回りにくいので、差別化はできています。
相手の場にモンスターが出せるので、無限泡影、ライトニングストーム、拮抗勝負などを腐らせる手段と見ることもできます。
灰燼竜バスタード
ほぼ③でクエムをリクルートするための採用です。とはいえ融合素材の条件が緩く、たまに落胤の効果で出すことがあります。①でパンプアップするのでライフカットが非常に楽になります。この構築は打点不足気味なので重宝します。
痕喰竜ブリガンド
③でメルクーリエのサーチを狙っての採用です。②で自身以外に対象耐性が付きますが、あまり出したことはありません。
赫灼竜マスカレイド
ライフを詰め切れなかった時に赫で出すことがあります。
その他
グランギニョルの重要度が上がったため、気炎で落とさざるを得ない状況や、長期戦を見込んで2枚採用しました。
神炎竜の2枚目はほとんど使わないのでひとまず1枚としましたが、心配なのでブリガンドを2枚目に戻す可能性があります。
構築サンプル(2023/04改訂後)
2023/04改訂後の構築サンプルです。残念ながら獣ルベリオンが制限になってしまったため、最大展開に向かえる確率が下がってしまいました。
ただドルイドやバルドレイクが制限になったため、相手のビーステッドが減ったのは追い風でしょう。
また烙印融合やグランギニョルなどで獣ルベリオンに直接アクセスできるので、そこまで弱体化した印象はありません。
メイン
天底の使徒が準制限となったので、試験的に採用しています。詳しくは展開例で紹介しますが、下振れの向上や盤面の底上げに役立ちます。採用しない場合はおろ埋と悲劇が候補です。
天底の使徒
EXからスプリンド、妖騎士、バスタードなどを落としてそれぞれキット、カルテシア、クエムをリクルートしたり、アルビオンを落として魔法罠のサーチができます。さらにサーチまで入るのでシンプルに1枚が2枚になる強力なカードです。
ただし発動後EXからの特殊召喚ができなくなるので、エンドフェイズに展開する動きとは相性が悪いです。特に後攻はヌトスを落としてから展開する、といった動きができないので、強く使うのは難しそうです。
今後はドラグマギミックを積んだ型が見られるかもしれません。
追記:大神祇官を採用し、烙印竜と妖騎士を落としてイドやナイトメアを分かつで送り付ける構築が見られました。(2023/08)
EX
天底を使用していて妖騎士を落としてカルテシアをリクルートする場面が多かったので、2枚目を採用しました。
マッチ戦で烙印を使うのであれば、次元障壁対策でアンヘルやディスパテルを採用した方が良さそうです。
天底の使徒を採用しない場合のサンプルは下図です。
展開方針
この構築で目指す盤面について説明します。
基本盤面
「場に復烙印と烙印の獣、墓地にビーステッド」を基本盤面とし、最低でもこれにたどり着けるよう動いていきます。復烙印の欄で述べたように、相手がモンスターを出して来たら復烙印で墓地のビーステッドを蘇生し、マストカウンターを見極めて烙印の獣で破壊していくのが基本的な動きです。序盤はなるべくマグナムートを蘇生して手札の回復を狙いたいです。
目標盤面
目標盤面では基本盤面に加えてミラジェイドが立ちます。さすがに現代遊戯王で基本盤面のみで生き残ることは難しく、この目標盤面に加えて手札誘発を持っておきたいところです。
烙印融合を確保できればこの盤面を目指します。烙印融合の欄で述べたように、基本的には烙印竜を融合召喚し、どうしようもない状況でのみ神炎竜を融合召喚します。これには烙印融合を素引きして、ハンドに闇属性がない場合が該当します。
墓地にビーステッドが落とせない場合は、復烙印を貼らずに烙印の獣のみとし、2枚目の烙印融合をサーチする方が無難でしょう。
手札誘発がないハンドではメルクーリエをサーチしたり、断罪をセットして3妨害を目指します。
目標盤面(PHHY後)
グランギニョル、リンドブルムの登場により、目標盤面が強化されました。主な目標パターンは下記です。CYAC以降ではさらにクエムとカルテシアが盤面に足されることがあります。
パターン1
前:ミラジェイド、グランギニョル、獣ルベリオン
後:失烙印か復烙印、断罪か獣
獣ルベリオンを残す場合はたいてい獣を貼ります。初手にビーステッドがいないハンドだとこれになりやすいです。
パターン2
前:ミラジェイド、グランギニョル、リンドブルム
後:失烙印、断罪
ビーステッドを確保できるハンドで良く目指します。この程度の盤面を目指すと自然と断罪のコストが墓地に貯まるので、だいたいセットは断罪になります。発動した後、烙印融合を回収できるのが強力です。
カルテシアとクエムを盤面に残すと、相手ターンにリンドブルムとミラジェイドでスタぺリア、クエムでミラジェイド蘇生と動けて妨害数がかなり増えます。
追記:エンドフェイズ展開
このテーマの特徴であるエンドフェイズ展開について説明します。
狙いとしては、ミラジェイドを出すタイミングをエンドフェイズにすることでニビル除けをすること、クエムでカルテシアを蘇生することがあります。またヴェーラーが飛んでくる心配がないのがメリットです。
デメリットはキットと神炎竜を使用しがちなので手札消費が多めなこと、落胤を墓地に置く時間が長くなりやすいことでしょう。
対戦では狙えたら狙うくらいの感覚です。
展開はバスタードでクエムをリクルートし、赫で神炎竜、神炎竜でミラジェイド、クエムでカルテシアを蘇生、という流れがコアになります。赫をどう持ってくるか、バスタード、スプリンド、烙印竜をどう墓地に送るかを考えながら動くと良いでしょう。
コアの実現にあたっては、手札によって動きがかなり変わります。PHHY後以降の展開例はよくエンドフェイズ展開をしているので、こちらが参考になるはずです。
ここでは代表的なパターンを説明します。
①キットから赫を持ってくるパターン
キットから気炎を持ってきても赫の確保が見込めない場合が該当します。一応烙印竜が落ちていれば赫は確保できますが、代わりに断罪や獣のセットができないのが悩みどころです。
赫用に落胤を墓地に落とす必要があるので、烙印融合からは烙印竜を出して①を放棄するか、リンドブルムを出します。
その後カルテシアをSSしてグランギニョルからスプリンドを落とし、エンドフェイズにキットをリクルート、キットで赫をサーチ、赫で落胤をサルベージしてキットと神炎竜、神炎竜でミラジェイド、という流れです。神炎竜のコスト用に、赫発動前にカルテシアを自身の効果で回収しておくと良いです。
失烙印でキットを持ってこれるのであれば、グランギニョルからはバスタードを落とします。
②キットから気炎を持ってくるパターン
アルベル+獣ルベリオンなどでする動きです。
烙印融合の使い方は①と同じです。
グランギニョルからはスプリンドを落とし、キットをリクルートして気炎をサーチします。気炎でサロニールを見せてバスタードを落とし、捨てて落胤をサーチします。サロニールでは赫を落とします。
バスタードからクエムをリクルート、クエムで断罪を落として赫をサルベージします。赫でアルベルをサルベージし、①と同じ流れでミラジェイドを出し、クエム効果でカルテシアを蘇生します。
展開例
基本盤面を作れるパターンは多いため、ここでは烙印融合を使用しない2パターンに絞って紹介します。烙印融合が止められた場合は狙ってみましょう。
獣ルベリオン+竜の霊廟
気炎+サロニールか獣ルベリオン+烙印魔法罠
目標盤面の展開例として4つ紹介します。
獣ルベリオン+アルベル
アルベル+霊廟
霊廟がない場合は墓地にビーステッドが貯まらないため、復烙印を貼らずに2枚目の烙印融合をサーチします。
アルベル+ドラゴン族
単純な妨害数が最も多くなるルートです。
気炎は速攻魔法のため、エンドフェイズに烙印竜からサーチして即座に発動できます。この時EXから落とすのは深淵竜にすると無駄がありません。
気炎+落胤以外のドラゴン族
気炎で手札の黒衣竜を切った場合は復烙印ではなく、断罪をセットする方が良いでしょう。
展開例(PHHY後)
PHOTON HYPERNOVAで登場した《赫焉竜グランギニョル》、《撃鉄竜リンドブルム》により、展開の選択肢が増えました。
カルテシア+サロニール
アルベルやキットなしでの烙印融合にアクセスできます。
黒衣竜とサロニールを両方墓地に落としやすくなったため、それぞれで烙印融合と断罪を落とし、烙印融合を回収する選択肢が取れるようになりました。
★6ビーステッド+烙印融合
「アルベル+ドラゴン族+ハンドコスト1枚」と比べてハンドコストが不要なのが強みです。
ハンドコストありならミラジェイドを出せます。
獣ルベリオン+烙印融合
獣ルベリオンならさらに展開を伸ばせます。
カルテシア+アルベル
カルテシアから展開できるようになりました。
カルテシア+烙印融合
OCGではあまり発生しませんが、2023/6現在、MDでは烙印融合が無制限のため作成しておきました。闇属性がいないのでキットで確保しようというプランです。
アルベル+獣ルベリオン
以前よりさらに強力な盤面が形成できるようになりました。エンドフェイズに展開する場合は、たいてい赫からミラジェイドに向かうので、烙印融合を使う時に神炎竜を使わないようにするとうまく行きやすいです。
アルベル+烙印融合
アルベル+失烙印
「アルベル+烙印融合」の別パターンです。
展開例(CYAC後)
CYBERSTORM ACCESSで登場した《導きの聖女クエム》、《烙印の即凶劇》を使用した展開例を紹介します。
気炎+獣ルベリオン
獣ルベリオンと気炎がある場合は、キットをサーチするより、クエムをサーチした方が手札消費を抑えることができます。
グランギニョルの墓地肥やしが余るため、リソース循環の起点になるマグナムートを落としました。ブリガンドを落としてメルクーリエをサーチするのも有力です。
即凶劇でシンクロする先は、バロネスやディスパテルでも良いでしょう。もちろん、蘇生のタイミングでマグナムートを除外されてしまうと行き先が《赫聖の妖騎士》しかなくなり、妖騎士を出すと即凶劇②が消えてしまうので、あまり10シンクロに寄せすぎるのも考え物です。
気炎+★6ビーステッド
気炎と★6ビーステッドの場合は、クエムをサーチしても展開が伸びないため、今まで通りキットのサーチが無難です。
4枚消費が重いためカルテシアを回収していますが、後の展開例でみるように、あえて回収しないことで妨害を増やすことができます。
クエム+獣ルベリオン
先ほど述べた、あえてカルテシアを回収しない展開例です。ミラジェイド③が消えてしまうのが気になりますが、選択肢にはなるでしょう。
スタぺリア以外に、クエムがデスピアであることを利用してマスカレイドやクエリティスに行くことも可能です。
烙印融合前に復烙印を貼れるため、手札消費が少ないのが優秀です。
クエム+カルテシア
目標盤面+αまでたどり着けます。
アルベル+烙印開幕
以前の構築ではアルベルと開幕を引くと開幕が腐りがちでしたが、クエムがデスピアとして扱われるため、展開を伸ばせるようになりました。
この例ではグランギニョルからサロニールを落とすことで、後ろに3枚構えるようにしています。
アルベル+獣ルベリオン
失烙印を使ったルートです。サロニールを使わなくとも済むので、ドルイドを妨害として使えるように立ち回りました。
展開例(2023/04改訂後)
天底+手札1枚
すでに他の方が作成済みのため、動画は省略します。
動きとしては以下のようになります。
烙印融合を止められても実質1枚からミラジェイドの準備ができるので、融合派兵に近い感覚で扱えます。
アルベル+天底
初動と合わせて引いた場合は、動画のように動くことで展開を伸ばすことができます。
動画中失烙印でキットをサーチしていますが、黒衣竜をサーチした方が良いです。キットはグランギニョルでスプリンドを落とせばリクルートできますし、黒衣竜であれば返しに回収した気炎を切ってSS、必要であればリリースしてルベリオンを出すことができます。
まとめ
共通効果がティアラメンツメタとして話題になっているビーステッドですが、派手な共通効果とは裏腹に堅実にアドを稼ぐテーマであり、相手と対話している感覚を大いに味わえます。
また構築としては烙印型の他に
・カオス型
・聖刻型
・ドラゴンリンク出張型
などが考えられ、構築の自由度がかなり高いのが魅力です。
ぜひビーステッドを組んで楽しんでください!
おまけ
相性の良いカード
烙印の剣
②でメルクーリエやキットを回収できます。
烙印追放
融合召喚した烙印竜が墓地に行きやすいので、相手の闇属性とスタぺリアを作ることができます。
分かつ烙印
ギミック・パペット-ナイトメアや超魔神イドのようなデメリットモンスターを送り付けることができます。これらは烙印融合で墓地に落とせるので要求はそこまで高くありません。デメリットモンスターを積まなくとも拮抗や泡影対策になります。
後半の自分の場に2体蘇生・帰還を行う効果も十分に狙えます。
カオス・アンヘル-混沌の双翼-
CYACの新規カードです。特筆すべきは光・闇であればチューナーを要求しない点で、ビーステッドとアルベルやキットでも出すことができます。
即凶劇を採用して相手ターンに①を使えると強力です。
攻撃力3500はこの構築ではありがたいです。
深淵の神獣ディス・パテル(ディスパテル)
CYACの新規カードです。ビーステッドとカルテシアやクエムが必要なので出しにくいですが、相性は極めて良いです。①の帰還先は除外を多用するこの構築では簡単に用意できますし、アルベルやキットを対象にしてサーチができます。
聖刻龍王-アトゥムス
ドラゴン族をリクルートできるランク6です。この構築ではこのカードでドルイドヴルムをリクルートし、このカードと共に天球を作って除去を行う動きが考えられます。強く使うためにはリクルート用のカードを採用した方が良いでしょう。
天霆號アーゼウスについて
当初採用していたのですが、エクシーズを出すことがほぼなく、実戦で1度も出さなかったので抜きました。安全に戦闘できるランク6が来れば採用の可能性があります。後攻0ターン目に、妨害が立つ前にビーステッドを2体並べ、ランク6で戦闘してガイアドラグーンを重ねてアーゼウスというのが理想的なプランです。
「安全に戦闘できるランク6」は《デーモンの超越》が比較的近いですが、戦闘破壊を免れるためにX素材を切らざるを得ない状況があると考え、今回は採用を見送っています。
ランク6、ランク8併用の可能性
今後展開力を上げる新規が現れれば、《No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ》とヌメロンドラゴンでワンショットキルが狙えます。堕天使との類似性を考えると、スペルビアのような新規が欲しいところです。
アルバロスについて
アルバロスは強力なメタ効果を備えたカードです。②により除去する前にEXを使って展開する必要がありますが、①により除去や展開の難度が上がります。
しかしながら無限泡影を始め魔法・罠には無力で、①は自分にも及ぶため他の制圧モンスターが立てにくいデメリットがあり、不採用としました。
当初は採用していましたが、序盤で出せることはめったになく、出せる頃には出さなくても勝てる状況になっていることが多かったです。
先攻でアルバロスを出す展開例
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また模索していた際、意見や質問をくださった皆様に感謝します。
おわり