【遊戯王】カタパ型ライトロード紹介【LEDE新規採用】
この記事について
ライトロード新規を採用した、先攻ワンキル構築を紹介します。
LEDEの新規によって手数が増え、テーマ内でデッキを掘りやすくなりました。また《裁きの龍》にアクセスしやすくなり、展開のキーとなる《ライトロード・アテナ ミネルバ》が★8であることから、ランク8と相性が良くなっています。
この記事では最終盤面として、最大値である先攻ワンキルを狙うことにしました。手段としては攻撃力16000以上の《No.100 ヌメロン・ドラゴン》を《カタパルト・タートル》で射出するプランを採用しています。
補助としてホルスを混ぜることで、手札交換による事故軽減と、ランク8の成立確率を上げてあります。
詳細は「構築の方針」で説明します。
以下ライトロードはライロと略記し、カード名は略称を多用します。また文中の「ルミナスループ」とは「セレーネ→闇ルミナスA→ルミナス→闇ルミナスB→任意のライロ」と蘇生・帰還を繰り返し、
セレーネA+闇ルミナス→ウーサ
ウーサ+ルミナス+闇ルミナス→セレーネB
とすることで再び同様の蘇生・帰還を繰り返すループを指します。
こんな人におすすめ
テーマとこの構築のアピールポイントを挙げます。
自由度の高いテーマが好き
以下の理由から極めて最終盤面の自由度が高いです。
①新規でも縛りが発生しない
②非常に展開力がある
③デッキを掘りつくしやすい
特に③により、スカルデットの4体効果で実質的に任意のカードをサーチできるので、通常では狙いにくい動きが採用できます。
アドリブ展開が好き
ランダム要素がある以上、固定ルートはほぼなく、落ち具合と相談しながら回していく必要があります。常に工夫が求められるので飽きにくい構築になっています。
早く実戦で使いたい
展開系ではしばしば展開ミスによって極端に妨害数が減ってしまう現象が起きますが、この構築はバッファを持たせているため、ある程度のミスならリカバリーできます。
またやることはおおむね以下の3点なので、覚えることはそれほどありません。
①残りデッキをカタパと棺を含む4枚にする
②4体でスカルデットを作る
③ランク8とランク4を作る
結果としてこの型特有の動きはそれほどないので、ライロの練習台として適していると考えられます。
構築の方針
新規発表を受けてライロの入門記事を読み返し、先攻ワンキルと全ハンデスに目を付けました。
全ハンデスは勇者シンクロンでよくやっていましたが、これはスピーダーの縛り下で先攻ワンキルが困難だったからであり、可能であれば先攻ワンキルしたいところです。
ちょうどその頃にガンドラXと最果てのゴーティスを使用した先攻ワンキル例(ルール上できないようです)が紹介されており、このルートをベースに仮組みして勉強しました。
何度か回したところ、最果ての攻撃力は13000~16000程度まで上げられました。この数値を見て連想したのがカタパによる射出です。カタパであれば、ガンドラXのようにルール上の不安はありません(見た当時は改訂前でガンドラのQ&Aが更新されておらず、ルール上問題ないのか確認できませんでした)。
最果てが使用されたのはガンドラXが元々の攻撃力を参照するようエラッタされたからであり、カタパであれば最果てに拘る必要はありません。
カタパの射出先としてよく使用されるカードとしてはクロックドラゴンやアークリベリオンがありますが、クロックドラゴンはデッキ枚数が減るこのテーマと相性が悪く、アークリベリオンは下敷きであるレイダーズナイトの素材が闇★4x2のため、やや成立させにくく感じました。
なので★8が使用しやすいことを活かし、ヌメロンドラゴンを採用することにしました。
ダイーザ等メインデッキに入る射出先を採用しても良いですが、EXから調達する方が事故を減らせます。
他の射出カードとしてはプリーステス・オームが有名ですが、使ってみると展開が難しい印象でした。セレーネとルミナスを使った動きに慣れれば問題ありませんが、最初は練習が必要になるでしょう。
EXに余裕が出るのでレボシンを採用しやすく、今後も有力な候補になりそうです。
一方でカタパは展開がそこまで難しくなく、ライロはリンクスでしか使っていない筆者でも、使い始めからサベージなしの形ではありますが、ワンキルを成立させられました。
LOやサベージの成立ができるようになってくると、オームでのワンキルができるようになっていました。なのでまずオームで先攻ワンキルをやってみて、難しいと感じたらカタパ型を検討してみてはいかがでしょうか。
構築例
下記が構築例です。
新規はライロを増やした方が機能しやすいので、比率をかなり上げてあります。
墓地で仕事をするカードは手札で仕事をしないものが多く、積み過ぎると回りにくくなるため、ある程度枚数を抑えました。
カタパを持ってくる都合上デッキを掘り切りたいので、なるべく40枚で組むことを推奨します。
採用カード
各カードの採用理由や用途について説明します。
モンスター
裁きの龍 x1
SS効果は何度でも使えるので、使用後にスカルデットで擬似サーチして2回目のSSを行うことがあります。
SSしやすい★8なのがこの構築と噛み合っています。
ニビル警戒で手札に来た後は持っておき、なさそうなら真血公かキュリオスの素材にします。
光道の龍で触れるので1枚採用です。回った前提のカードなのであまり増やす気にはなれません。
戒めの②は魅力的ですが、このカードの方がSSしやすい上、たいてい光3体でキュリオスを作るので優先順位は高いです。
ホルスの栄光-イムセティ x3
ホルスの先導-ハーピ x1
ランク8がギミックのコアになるので採用しています。
ドゥムアテフまで必要になる場面はほぼなかったので、この2種で十分と見ています。
ホルスは必須ではありませんが、最終盤面形成時の展開リソースが増えて楽になる利点があります。
またもう1つの利点として、イムセティ②による事故軽減があります。うららはきついですが、援軍、光道、ヴァイスを引き込まないと動きにくいので仕方ありません。
さらにイムセティは魔法使いなので、セレーネの素材にしてもよいのが噛み合っています。
亡龍の戦慄-デストルドー x1
たいていルミナスを対象にして、墓地から出せる★4として運用します。
デッキに戻るので残り枚数の調整に役立ちます。特にデッキが0枚になった時は、このカードとムドラでちょうど4枚に戻ります。
なのでよくルミナスループでデッキを0枚にした後、このカードを蘇生してスカルデットの素材にします。
素引きしても仕事をするのが良好です。
カタパルト・タートル x1
スカルデットの3体効果でSSするか、デュガレスで蘇生して場に確保します。
たまに召喚権を使わないまま終盤まで進むことがあり、その時はアドバンス召喚する手があります。
他に蘇生手段としてコーラルアネモネや神子イヴ経由の継ぐものなどがありますが、前者は素材の確保が難しく、後者は継ぐものが落ちると面倒なのが気になります。
このデッキと相性が良いのはレヴィオニアでしょう。セイファートで回収できるので落ちて問題ありませんし、レヴィオニアからの蘇生を止められた後でもスカルデットに向かう二段構えが取れます。
横に攻撃力16000以上のモンスターを作ればワンキル成立なので、展開がそこまで複雑にならないのがメリットです。
ライトロード・ビースト ウォルフ x3
事故要員ですが、ヴァイスによりリカバリーが効くようになったためフル投入しました。
余裕があればムドラでデッキに戻します。
ライトロード・ウォリアー ガロス x1
このカードを置いたままSミネルバ③、キュリオス、Xミネルバを使うと非常に早くデッキを掘れ、しかもハンドが増えやすいです。
確保手段としては、Sミネルバからこのカードとヴァイスを落として蘇生したり、ルミナスからの帰還があります。召喚権はなるべく温存したいので、よほどハンドが強くないとNSはしません。
ドローは強制効果なので、デッキがある程度減ったら素材にしておきましょう。自滅は悲しいです。
ハンドが増えるということはスカルデットの実質サーチ枚数が増えるということなので、デッキを掘り切りたい構築であれば採用優先順位は高い印象です。
単体では仕事をしないので、1枚採用です。ハンドで召喚権の取り合いになりそうで、枚数を増やす気はあまりしません。
発動トリガーは「場の」ライロのため、★3ミネルバ②はトリガーにならないので注意しましょう。
妖精伝姫-シラユキ x1
手数を生み出す強力な★4です。Sミネルバに無効をもらった場合は、このカードで闇ルミナス①が発動できる状況を作ります。
Sミネルバ前に墓地に落とせると、泡影ヴェーラー除けができて便利です。
2枚採用は十分ありです。
ティアラメンツ・シェイレーン x1
SSできる★4かつデッキを掘れるので採用しています。制限のため1枚採用です。
デッキをウォルフやフェリスを含む3枚にして発動できると、サベージとデュガレスを並べやすいです。
未界域のモスマン x3
手数として採用しています。②は相手に妨害を引かれる可能性はありますが、デッキを掘り進めるので悪くありません。
サーチ手段となるディアボランティスとゴキポールは採用圏内ですが、枠の都合上見送りました。これらよりはレヴィオニアとセイファートの方を優先したいです。
ソラエクやイムセティよりは優先順位が低いので、ドロバが流行っている環境ではセイファートとレヴィオニアに入れ替えます。残り1枠はバルブが候補です。
Emトリック・クラウン x1
緩い条件でSSできる★4として1枚採用です。しかも魔法使いなので、キュリオスから落としてセレーネ方面に向かえるのが良好です。
BF-精鋭のゼピュロス x1
緩い条件でSSできる★4として1枚採用です。
最終盤面でよく棺を戻してSSします。裁きやモスマンを戻して再利用したり、ルミナスを戻して★4に変換したりと器用に立ち回れます。
剣神官ムドラ x1
スカルデットは残りデッキを4枚にして4体効果を使いたいので、このカードやエメラルで残り枚数を調整します。3枚「まで」なのが非常に便利です。
ケルドウはこのカードとエメラルがあれば事足りるのであまり入れる気になりません。エメラルを抜いてケルドウを入れてもよいのですが、素引きがうれしくないです。
ケルドウより優先したのは単純にステータスが高いからです。
光道の龍 x3
強力な新規その1です。序盤の援軍はたいていこのカードをサーチします。
②でSSからフェリス落としでSミネルバまで繋がるのが優秀です。
②はNSに対応していないため予めライロを墓地に送る必要があり、出張しにくいよう調整されています。
ライトロード・アーチャー フェリス x2
光道の龍から落としてSミネルバを作ることが多いです。素引きしてしまうと困るので2枚としました。
援軍やソラエクで落ちても蘇生しないので、3枚にするかは要検討です。
ライトロード・デーモン ヴァイス x3
強力な新規その2です。特にウォルフと共に引いた時が凄まじく、①で召喚権を使わずSミネルバが出せます。
②の効果はよくSミネルバ①を使って起動します。蘇生先は余裕があれば同じくSミネルバ①で落としたガロス、余裕がなければ光道などキュリオスに向かいやすい札とします。
EXのライロも蘇生できますが、蘇生したい終盤まで②が余ることはほとんどありません。
この構築ではレボシンが入っていないので、光道②が止められた場合はよくこのカードをNSしてカバーします。
トワイライトロード・シャーマン ルミナス(闇ルミナス) x2
①は除外にライロがいないと発動できないので注意しましょう。
ノーコストで帰還できるのが便利です。
墓地に2枚あるとセレーネ→闇ルミナスA→ルミナス→闇ルミナスB→任意のライロと蘇生がつながっていくので2枚採用です。Gをもらった時はよくこのルートを使ってLOを狙いに行きます。
②はデッキが2枚以下でも発動するので、ルミナスループをしているうちにデッキを0枚にしやすいです。
帰還先はライロなら何でもよいので、2ウーサ用にキュリオスを出したり、ラビオンの素材用にSミネルバを帰還させたり、Xミネルバでヌメロンドラゴンの打点を上げたりとかなり融通が利きます。
ライトロード・サモナー ルミナス x2
蘇生先は下級ライロのみ、かつハンドコストが必要なので通常は闇ルミナスを優先し、こちらは以下のような状況で使用します。
・ループしたい
・除外にライロが確保できない
・ハンドに切りたいカードがある
自然に闇ルミナスと並ぶことが多いので、リヴァイエールを入れたくなりますが、そこまで帰還させたいカードがないので採用していません。
魔法・罠
セレーネを使う関係上、ある程度魔法を採用しておきましょう。
手札抹殺 x1
G下でのLOを狙いやすくするために採用しています。このカードがなくともルミナスループで十分狙えますが、ある方が楽です。
スカルデットで積極的に拾いに行かず、ガロスやXミネルバで引ければいい程度に見ています。
手札事故でも引き直せるため、初手の素引きはそこまで悪くありません。
未界域暗黒界ほどの活躍はしないので、自由枠と見ています。
おろかな埋葬 x1
貫通札として採用しています。落とす先はシラユキが多いです。他のカードは結局1体分にしかならないので、落としてそこまで強いと感じません。
シラユキがすでに落ちていればクラウンにしています。フェリスを落としても蘇生できないので注意しましょう。
ガロスやXミネルバの都合上、ライロがデッキに残っている方がドローの確率が上がるので、このカードやキュリオスでは非ライロを落とす方が無難です。
光の援軍 x3
同名ターン1のない壊れサーチです。サーチ先は光道とヴァイスが多いです。複数回発動したいですがそこまでうまくは行きません。
ソーラー・エクスチェンジ x3
採用するか悩ましかったカードです。
何度も抜き差ししましたが、手札交換でデッキを掘り進められる方が安定するので、最終的に採用しました。
ヴァイスが来たので、このカードでウォルフやフェリスを切るのは一考の余地ありです。切った後に援軍を引けるかもしれません。
王の棺 x1
ホルスを墓地からSSするために必須です。
最終盤面を作る際にスカルデットで擬似サーチして拾うことが多いです。
②はほぼ使わず、早々にホルスを場に出すことはあまりないので1枚で十分でしょう。
最終盤面を作る時、手札に切りたいカードがあればホルスをデッキに戻して②を使えるようにします。
EX
ほぼワンキルへのコンボパーツで占められています。
ヴァレルロード・S・ドラゴン x1
終盤まで温存された妨害を弾くため、採用しています。
セレーネからの流れで3+3+4からバロネスを作ってもよいのですが、このカードは★8なので、妨害効果を使った後はラビオンの素材にしてもいいのが噛み合っています。
ライロ新規が★4ばかりなので、早いとセレーネ前にライナ装備で成立させられます。
ライトロード・アテナ ミネルバ(Sミネルバ) x1
強力な新規その3です。効果はさながらライロ専用ルーラーといったところです。
強力ですが、逆に言えば妨害の的になるので、なるべく止められても動けるように立ち回りたいです。とはいえ止められてから動くのは割とハンド要求が高いですが…。
①の都合上ライロ2体で作るのが目標となります。なのでデッキのライロ比率を上げておきたいです。
①はチェーンで光道③を発動することでうらら除けができます。できれば狙いましょう。
無効をもらって③が使えない時は、闇ルミナスで帰還させて利用するのが望ましいです。デュガレスで蘇生でも良いですが、その場合は真血公を最終盤面に残さないといけないので展開の柔軟性が落ちます。
③は闇ルミナスの条件が満たせて便利です。
No.97 龍影神ドラッグラビオン x1
先攻ワンキルのキーカードです。対象耐性があるので通しやすいですが、代わりにヌメロンドラゴンが妨害をもらいやすいのが悩ましいです。
②発動後にSSできなくなるのがこの型の弱点です。サベージを立ててフォローしましょう。
真血公ヴァンパイア x1
墓地肥やし要員として採用しています。素材はSミネルバと裁きで出すことが多いです。
相手に墓地利用カードが多いと危険な効果ですが、デッキの絞り込みに役立つのでメリットの方が上回るでしょう。
No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー x1
ヌメロンドラゴンの下敷きです。先攻ワンキルが成立不能になったら妨害として使います。
ライトロード・セイント ミネルバ (Xミネルバ)x1
デッキのライロ比率が上がっているので、ドローの確率が上がりました。
このカードもドローは強制なので、デッキが残り少ない状況では慎重に使いましょう。
なるべくメインモンスターゾーンを空けてから墓地を肥やしたいので、このカードはよくEXモンスターゾーンに出します。
ダイガスタ・エメラル x1
デッキ枚数の調整要員です。LOを狙う場合はたいていセレーネ2枚とウーサを戻していきます。
ガロスが使えないとハンドが減っていきやすいので、1ドローがかなり助かります。
デッキが0枚だと戻す効果は使えないので注意しましょう。
LO狙いの時以外はムドラのみで事足りるので、使用頻度はそこまで高くありません。使うのは、相手の妨害を受けて3回目や4回目のルミナスループを行わないと掘り切れない場合くらいです。
ケルドウを入れれば抜いても大丈夫そうです。
No.60 刻不知のデュガレス x1
先攻ワンキル狙いなのでデメリットは一切気になりません。よく使うのはヌメロンドラゴンの攻撃力アップで、たまに蘇生の方を使います。
最終盤面でよく使うので原則温存を推奨します。
No.100 ヌメロン・ドラゴン x1
先攻ワンキルのキーカードです。ラビオンから出せば攻撃力9000まで保証されるので、追加でランク8 x1かランク4 x2を作れば16000を超えられます。
デュガレスならランク4 x1で済むのが便利です。
鎖龍蛇-スカルデット x1
デッキを4枚まで減らしてスカルデットの4体効果を使えば、理屈上任意のカードを引き込み、特にSS制限のないモンスターであれば3体効果でSSすることができます。
ハンドが肥えれば肥えるほど実質的なサーチ枚数が増えるので、なるべくガロスを立てながら墓地肥やししていきたいです。
デッキが4枚以下になってしまったり、引き込みたいカードが墓地に落ちてしまった場合は、ムドラ、ケルドウ、エメラルでデッキに戻して調整しましょう。
素材はセレーネからライロを並べると楽に確保できます。ただし素材の指定上闇ルミナスは1体までしか使えないので注意しましょう。
止められると厳しいので、なるべくサベージやウーサを立ててから作りたいです。最悪止められても同名ターン1がないので出しなおす手があります。
召命の神弓-アポロウーサ x1
なるべく早く作りたいですが、EXモンスターゾーンに出すと維持したままセレーネ③が使えないのが悩ましいです。
セレーネを墓地に送るため、LOを狙う際は2素材で何度も場に出します。
ライトロード・ドミニオン キュリオス x1
光道やヴァイスが来たのでライロのみで出しやすくなりました。ガロスが盤面にいれば①と②両方でガロスの効果が起動するので、合計8枚肥やすことができます。
①で落とす札は状況に応じてですが、よくクラウンを落としてルミナスループに行きやすくしています。
神聖魔皇后セレーネ x2
LO狙いで重宝するカードです。新規で回りやすくなったため、使わずにワンキル自体は可能ですが、サベージが欲しいのでほぼ使います。
同名ターン1がないので1枚目を素材に2枚目を出していきます。
照耀の光霊使いライナ x1
セレーネを出したいのに手札や墓地から魔法使いが供給できない時に使います。
他にはキュリオスの素材を作る目的があります。よくSミネルバとXミネルバが並ぶのですが、種族が同じなのでもう1体出してこのカードを経由して種族を散らすわけです。
勿体ないように思えますが、早々にサベージの装備先が落ちるのでそこまで悪くはありません。
慣れてきたら抜いたり、キュリオスの出しやすさを求めてPSYフレームロード・Λに変えたりできそうですが、上記の用途でよく使うのでそのままです。
採用候補
採用を検討できるカードを紹介します。
戒めの龍
SS条件が裁きより厳しいですが、Sミネルバ③により楽になりました。②が魅力的に映ります。
トワイライトロード・ジェネラル ジェイン x1
セレーネルミナスのループで墓地を肥やすために使用できます。ガロスよりも発動トリガーが多いので差別化はできていますが、なくてもデッキを掘り切れているので見送りました。
レボリューション・シンクロン
盤面の★4からミカエルやエンフェを出せます。②で墓地を肥やしつつ素材が稼げるのがこのデッキに噛み合っています。ただ★7シンクロの枠確保が難しく、採用は見送りました。
ライトロード・アーク ミカエル、エンシェント・フェアリー・ドラゴン
レボシンを採用する際の7シンクロ候補です。後攻を見るならブラロが入ってきます。
ミカエルは蘇生したレボシンとSミネルバを作ることができますが、①の枚数が1枚になる上、別の札で墓地を肥やさないと③で落とせる枚数が少ないのが気になります。下振れの底上げというイメージです。
エンフェは光道のような1枚から動けるカードにつなげられないと、展開が止まりやすい印象でした。なおオームを使うなら手札からSSできて便利そうです。
輝光竜セイファート、混源龍レヴィオニア
セイファートはレヴィオニアだけでなく、裁きや戒めも回収対象なのが嚙み合っています。光道をサーチできるのは悪くありませんが、別の手段でライロを落とす必要が出てきます。
レヴィオニアは主にカタパの蘇生手段として使い、余裕があればハンデスしていきたいです。★8なので使用後はラビオンの素材にできるのが便利です。
使用感は良く、2枠割く価値はあるように感じました。おまけに採用したレシピを載せておきます。
武神帝-カグツチ
カオスルーラーがいない今、数少ない5枚肥やしです。素材に縛りはありますが、墓地肥しの過程で揃いやすく、必要であればルミナスで確保できるのでそこまで出しにくさはありません。ただ回った前提のカードのため、採用を見送りました。
トポロジック・ゼロヴォロス
シラユキを使う関係上、非常に相性が良いです。Sミネルバがいれば②でライロは効果で除外されないので、ライロとの噛み合いがよくなりました。とはいえ実際はSミネルバが盤面にいないことが多いですが…
墓穴の指名者 x2
ソラエクと悩む枠です。体感としてはうららとヴェーラーは貫通しやすく、GはLOを狙えますが、ドロバやロンギはワンキル成立が厳しくなるので入れたくなります。アトラクターに至っては通ったらおしまいです…。
デメリットとしては、未界域との相性が悪くなってしまいます。
展開の方針
ケースバイケースではあるのですが、先攻ワンキルまでの道筋と注意点を説明します。
ランダム要素が絡むので柔軟な立ち回りが求められますが、おおまかにはSミネルバ・Xミネルバ→キュリオス→セレーネ→スカルデットの順で進むことが多いです。
序盤:先攻ワンキルとLOどちらにするか決める
Gをもらったら先攻ワンキルとLOどちらにするか決めましょう。止まりどころがないので、中途半端に妨害を並べるするよりはどちらかにしてしまった方がよいように思えます。止まりたければバグースカを入れましょう。
相手のハンドが増えていくので、手札誘発が多いデッキだとG下での先攻ワンキルは困難でしょう。相手がうららG程度しか手札誘発を積んでいないことが既知でない限り、基本的にはLOを狙っていきます。
LOの場合はルミナスループでSS回数をどれだけ稼げるかの勝負になります。なるべく事前にガロスを立てて、手札抹殺を引き込みたいです。セレーネに無効を連発されても、手札抹殺があればまだLOの可能性があります。
LOを実際にやっている様子は「展開例」に載せました。
序盤:Sミネルバを立てる
展開のキーになるカードなので、可能であれば先に妨害を立てたり、シラユキ②を使える状況で出したいです。
実際はどちらもハンド要求が高いので、光道を素材にしてうらら除けをしたり、止められてもXミネルバが立つ状況を作るのが現実的な手段になるでしょう。
この時点でガロスをどう立てるかを考えておきます。
序盤~中盤:墓地肥やしの前に、できるだけ場を空ける
ウォルフやフェリスの枚数が多いので、上振れると墓地肥やしで2~3体蘇生されることがあります。場が埋まって蘇生できないともったいないので、SやXはEXモンスターゾーンに出したり、不要なモンスターは素材にするなどして場を空けておきましょう。
特にXミネルバは最終盤面に残さないのでEXモンスターゾーンに良く出します。Sミネルバは最終盤面の形成に使うかもしれないので、原則メインモンスターゾーンに出します。
中盤:墓地肥やしを進める
EXのライロで墓地を肥やす前には、なるべくガロス、ジェイン、闇ルミナスを立てて無駄のないようにしましょう。ジェインと闇ルミナスはターン1がありますが、同名ターン1はないので出しなおせばまた使えます。
ガロスが落ちていてハンドにルミナスがいれば、ルミナスに召喚権を切ってでもガロスを場に呼んだ方が楽です。
Xミネルバ、キュリオス、Sミネルバで掘った後は、ルミナスループで闇ルミナス②を何度も使って掘っていきます。
最低でも闇ルミナスとルミナスが墓地に必要なので、ここまでで落ちていなければキュリオスで落としておきます。
ループで★4ライロを供給できるので、この時点でサベージを作っておきます。もちろん余裕があればセレーネ前でも構いません。
残りデッキ枚数が4枚未満になるか、必要なコンボパーツ(ホルス関連、カタパ、デュガレスの素材)が手札・墓地に揃ったらワンキルの準備を始めます。
終盤:最終盤面に向けて調整する
最終盤面はおおむね下記の2パターンあります。状況に応じて切り替えましょう。
A. 合計ランク13のパターン
ヌメロンドラゴンの打点をデュガレスで倍にするパターンです。だいたいこちらになることが多いです。
まずはムドラを使ってデッキ枚数を4枚にします。この時棺とカタパを戻すようにします。デッキが0枚だった場合はトルドーをスカルデットの素材にしておきましょう。
次にルミナスループで貯まった4体を素材にしてスカルデットを出します。
スカルデットはカード名が異なるモンスターでしか出せないので、セレーネ、ルミナス、闇ルミナスx2からスカルデットを作らないよう気を付けましょう。最後のルミナスループではスカルデットを考慮して、闇ルミナス2体目のところを★4ライロにするか、闇ルミナスを墓地のゼピュロスと置き換えます。
ラビオンの素材はたいていスカルデットからの棺回収でホルスを使います。状況次第では闇ルミナスで帰還させたSミネルバと裁きで確保します。
デュガレスの素材はたいてい片方をシラユキで賄います。ここまでゼピュロスを温存しておくと、棺をバウンスしてSSできるので便利です。ルミナスで★4を確保するのであれば、ルミナスをバウンスしましょう。
レヴィオニアを採用すると、スカルデットに頼る必要がないので代わりにウーサを出せることがあります。
B. 合計ランク17のパターン
デュガレスでカタパを蘇生するパターンです。スカルデットのところはウーサにしやすいです。
手札に棺、墓地にホルス2種とカタパ、場に真血公がいればデッキが掘り切れなくても狙えます。
ムドラを使わずに済みやすいので、ロンギ下でも成立できることがあります。下図がちょうどそのケースです。
ドロバ下でもこのパターンで狙えますが、援軍やソラエクでもらったとすると、棺を素引きしないと厳しいです。逆に言えばイムセティのサーチでもらった場合は不可能ではありません。
この場合裁きはほぼ持ってこれないので、素引きしていない場合サベージをランク8の素材にすることになるでしょう。ドロバが多い環境なら、FWDを入れて裁きを回収するか、レヴィオニアを使います。
もちろん真血公の代わりにデュガレスとエメラルなどランク4 x2を並べても良いですが、サベージのスペースがなくなるのであまりやりません。
どちらのパターンでもラビオン②の使用後はSSできなくなるので、必ず最後に使いましょう。
後攻について
手札誘発を積む余裕がないので厳しめです。妨害を踏み切ってしまえばヌメロンドラゴンのワンショットで削り切れることができます。仮に戦闘ダメージが取れない盤面なら、先攻同様カタパで射出すればよいです。
展開例
序盤はSミネルバ①である程度ルートが決まりますが、以降はランダム要素が強いため特に決まったルートはありません。
なので主に練習時のリプレイを載せておきます。拙いですがご容赦ください。
先攻ワンキル
ガロスのパワーを示すリプレイです。Sミネルバ③と真血公を使うことなくデッキを掘り切っています。
もう1つはSミネルバ前にシラユキを使えるようにできた試合です。ムドラで戻す札を選ぶ際にミスをしてデッキが4枚になりませんでしたが、調整して間に合わせています。
展開力は余剰気味ですが、その分ミスをしたときに余剰分でリカバリーできることがあるのが良いです。
LO狙い
Gをもらった試合です。手札抹殺を引けていたので余裕をもって進められました。デッキが掘れ過ぎたので、手札を減らして自滅しないように立ち回っています。
手札抹殺が引けていなくても、エメラルやムドラでセレーネを戻せば同様の動きを繰り返せるのでそれなりに決まります。
援軍
構築は異なりますが、確定でどこまで肥やせるか試したものです。
前提条件として、援軍でライロが落ちる必要があります。光道がNSに対応していないためです。
アムリターラは何かできそうな気がしますので、興味のある人は試してみてください。
Sミネルバでヴァイスとウォルフを落とし、ヴァイスで光道を落とすとキュリオスが出せますが、墓地のライロが少ないためにSミネルバ③を強く打てなくなりがちです。
何ならここでは③を使わずに、墓地が肥えてから闇ルミナスで帰還させて起動する方が良いかもしれません。
検討してみると、最初の援軍で落ちるカードによって動きが変わるようでした。
まとめ
余りにもできる範囲が広く、却ってどう組むか悩ましいデッキでしたが、先攻ワンキルという軸を据えることで何とか形になりました。より簡単で、枠が少なく済む先攻ワンキルは今でも模索中です。
まとめるとイムセティとソラエクで援軍、光道、ヴァイスといった初動札を引き込み、SミネルバなどのEXライロを中心に墓地を肥やして、高ATKのヌメロンドラゴンを作ってカタパで射出する構築です。
ライロは2月のパックで再録されますし、この型にかかわらずぜひ使ってみてください!
おまけ
レヴィオニアありのレシピ
レヴィオニアでルート上の★8が3体になるので、ホルスを抜いてみたものです。使ってみたところ、イムセティがないことによりやや安定感に欠け、最終盤面を作るのに考えることが増えました。
セイファートとレヴィオニアは使用感が良いので戻しそうです。
ダイーザを使った先攻ワンキル
ヌメロンドラゴンの代わりにダイーザを使った例です。さすがに40枚構築だと攻撃力16000到達は厳しいと予想し、43枚で挑戦しました。
何とか足りましたが、余裕がほとんどないのでもう少し厚くした方が良さそうです。参考にさせてもらった構築は60枚にしていました。
EXに余裕が出ますし、リヴァイエールやデュガレスなど確保手段が多くあるので、厚くなるのが気にならなければありだと思います。
先攻ワンキルしない場合
ターンを返すのであれば、カタパの枠を制圧効果を持つモンスターに変えて制圧盤面が作れます。例えば下図はディアベルゼを採用した盤面です。折角の機会なので、サーチしにくいカードを使ってみてはいかがでしょうか。
EXについてはラビオンとヌメロンなどが抜ける分、ダグザやマスカレーナ、リトルナイトが採用できます。
以上です。
試行中に質問やコメントをくださった皆様ありがとうございました。