【遊戯王】ズァーク型覇王魔術師入門【AGOV新規採用】
この記事について
AGE OF OVERLORDで登場する、覇王新規を採用した【覇王魔術師】の構築例や展開などを紹介します。
覇王門の魔術師によりズァークを出す動きが格段にしやすくなり、さらにライトヴルムを使った相手ターン覇王クリアによる破壊が狙えるようになりました。いずれも光翼の竜を始めとした豊富なサーチが可能で、P召喚前のエレクトラムや軌跡を出しやすくなったので、再現性は十分あります。
構築次第ではズァークをスケールに貼ったり、先攻ワンキルを狙ったりできるなど、カスタマイズ性が高いのも魅力です。
こんな人におすすめ
相手のカードを除去するのが好き
相手ターンに覇王クリアを呼んで相手の表側モンスターを全破壊するだけでなく、オッレボをコピーした覇王スターヴで全バウンスしたり、軌跡や覇王黒竜で複数枚破壊するなど、相手盤面への干渉手段が豊富にあります。加えて紫毒も採用しているので、後攻の捲りは十分狙える方と言えます。
展開ルートが固定化されていない方が好き
ある程度最終盤面の形は決まっているものの、展開ルートは引いた手札で毎回のように変化します。なのでかなり飽きにくいデッキとなっています。
構築を変えるのが好き
構築サンプルではシンプルになるようにしていますが、不採用の新規はそれぞれ軸に据えられる程の魅力を持っており、覇王関連だけでも構築に幅が出ます。
また組み合わせるテーマとしてライトヴルムと相性の良い魔術師を選択しましたが、オッドアイズや他のPテーマでも成立が見込めるため、カスタマイズ性は非常に高いと言えるでしょう。
扱いやすい【魔術師】を使いたい
構築的には【魔術師】の派生ですが、スケールを絡めた展開をしないプランとしたため、アストログラフを連打するタイプの【魔術師】よりもかなり回しやすいです。
【魔術師】の経験がなくても十分回せると思いますので、この構築に慣れたらぜひ【魔術師】を組んでみてください。奥が深く非常に回しがいがあります!
構築例
新規を色々試してまとまった構築がこちらです。この構築に至った経緯は「構築の方針」で、各カードの役割については「採用カード」で述べます。
元々【魔術師】を使っていた人や、上記の構築に慣れてきた人は魔術師をさらに増やした構築がおすすめです。基本的にペンエボで2回目のP召喚を狙い、G受けで魂を使うプランです。
展開例は「おまけ」のペンエボの項にあります。
構築の方針
不純物を減らす
詳しくは「採用候補」で説明しますが、新規は活用しようとすると不純物が多くなる傾向があります。特にEXの構成が非常に難しくなるため、なるべく不純物が少なく、かつ覇王らしい動きができるギミックで構成しました。そのおかげで40枚に収まっています。
ズァーク、ライトヴルムの採用
ペンエボに寄せることで、ズァークやライトヴルムを採用せずとも成立します。それどころか2回P召喚できる【魔術師】という強力なデッキになります。
しかしながら覇王龍の魂のサーチが可能になってズァークが格段に出しやすくなった点、さらにライトヴルムで相手ターン覇王クリアが狙える点は魅力的であり、これらを採用する方針としました。よってこの構築はズァークを活用し、相手ターン覇王クリアを目標とします。
相手ターン覇王クリアは今までアストログラフとシューティングライザー(★1)で作ることができましたが、ハリファイバーなき今シューティングライザーは調弦から時読みを呼ぶなどして作る必要があり、手軽とは言いにくいです。
一方ライトヴルムによる相手ターン覇王クリアはやや条件は厳しいものの、必要なカードは展開の上で集めやすいのでまだ楽に思えます。特に時読みやシューティングライザーを採用する必要がないのはメリットです。
覇王龍の魂②を最大限活用しようとすると不純物が増えますが、最大展開の場合は2体しか出せない上、特にそれ以上出したいモンスターはいないのでEXはクリスタルウィングのみの最小限に抑えています。
なお覇王黒竜は覇王門の魔術師で落としたり、後攻の捲り要員として使うので不純物ではありません。
アブソリュート、ボルテックスの採用
覇王門の魔術師や零はレベル7のため、アストログラフなどを絡めるとランク7が成立しやすいです。またP召喚前に軌跡を作りやすいため、
・軌跡+P→奇跡
・奇跡でPを回収してSS
・奇跡+アブソリュート→ウーサやアクセス
の流れが決まりやすく、アブソリュートとボルテックスギミックを採用しました。なおセレーネは魔法が絡みにくいので不採用としています。
追加で調弦からバロネスを作れた場合は、副産物として魂から出したズァークを、ボルテックスかバロネスで無効破壊することでスケールに貼ることができます。ズァークは効果が無効ですが、①は強制効果なので発動することを利用しています。スケールに貼るために使い切りのバロネスを使うのは勿体ないですが、ボルテックスなら毎ターン使えるので許容できます。
魔術師の採用
覇王門の魔術師のサーチを狙ってドクロを採用するので、組み合わせるテーマとしては魔術師かオッドアイズが筆頭になります。魔術師は紫毒による後攻の捲り、調弦による8S、10S、4Xの幅広い展開が魅力で、相手ターン覇王クリアに必要な非チューナーの★4闇Pを供給できる点で噛み合っており、こちらを採用しました。
慧眼や虹彩、時空の採用はありですが、デッキが膨らむことと、覇王側の動きとスケール側の動きの両立が難しく感じたことから見送りました。例えば、時空を確保できても、コストの魔術師をスケール側に用意できないばめんがありました。そうなると前盤面にコストを用意する羽目になり、妨害の形成に支障が出てきます。とはいえ魂に触れなかった時のサブプランとして有力なので、ぜひ試してみてください。
採用カード
カード名の後には本記事内の略称を追記しておきます。【魔術師】に寄せた構築も可能なので、この構築だけでなく【魔術師】との関連についてもコメントします。
メインデッキ:モンスター
超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン(オッレボ) x3
P効果
ほぼ使うことはありませんが、イグニスターPの蘇生ができることは覚えておきましょう。
モンスター効果①
この構築ではダークヴルム、ライトヴルムがサーチ対象です。対象は少ないですが、ダークヴルムから覇王門に触れるのであまり気になりません。
気になるようであれば、終焉龍などの下スケールを採用しても良いでしょう。この効果は同名ターン1がないため、手札で重なっても痛くなくありません。
モンスター効果②、③
無限を採用すればこのカードをP召喚できないことはないですが、無限のP効果により積極的に狙いにくいので、これらの効果は覇王スターヴでコピーして使うことになります。
相手LPが8000であれば覇王スターヴの攻撃力は6800となるので、あともう1体を並べればキルラインに届きます。ただし覇王スターヴ以外の自分の場のカードも手札に戻ってしまうので、キルを狙う場合は召喚権を残したり、覇王門の魔術師の自己SSを温存するなどの工夫が必要です。
相手からすれば通したくないので、ほぼ確実に妨害を踏めます。
その他
ほぼ腐らないのでフル投入しています。
アストログラフ・マジシャン x1
P効果
星読みを採用すると単独で自己SSできますが、ペンエボを採用していないためアクセスするのが回ってからになること、覇王門の魔術師で自己SSのトリガーを引けることから不採用としています。
モンスター効果①
同名ターン1がないのが強力で、覇王スターヴの素材にした後エレクトラムをコピーして何度も使えます。
場合の効果なのでエレクトラム②で回収しても間に合うことを利用しています。
ただこの構築では闇Pをそこまで用意できないので、積極的には狙いません。狙うのであれば慧眼や虹彩、時空を採用することになるでしょう。
その他
制限カードのため1枚採用です。
この構築では覇王門の魔術師とこのカードだけで後攻ワンキルに向かうことができます。具体的な動きは「展開例」で紹介します。
亡龍の戦慄-デストルドー
素引きしても、P召喚した後素材にして①を使えば2体分の働きができるのでそこまで問題になりません。
またダークヴルムと霊廟を両方引いても、霊廟が腐らなくなるのがメリットです。
シューティングライザーを採用すると、ライトヴルムからの相手ターン覇王クリアが狙えない時のサブプランになりえます。シューティングライザーからクロノグラフを落として★1にし、相手ターンにアストログラフと覇王クリアになるというわけです。
覇王門の魔術師 x3
P効果
①はスケールとして残すことがほぼないので、活用する機会は少ないです。②は単純にスケールとP召喚の弾を用意できるだけで強力です。さらにアストログラフ①のトリガーになり、重ね引きした2枚目の自己SS条件を満たせるので非常に使い勝手が良いです。
貼る覇王門はこの構築では零一択です。無限を採用すれば上スケールとして使えますが、P効果の制約が厳しいので注意しましょう。
慧眼を採用していれば、このカードと慧眼をスケールに貼り、慧眼を虹彩に貼り替え、このカードを零に貼り替えて動き出すことができます。
モンスター効果①
待望の自己SSできる魔術師です。ただしスケールに覇王門を要求するため、【魔術師】に入れる場合は覇王門零と共に採用されるでしょう。
この構築では覇王黒竜を墓地に送ってSSします。一応手札から紫毒や虹彩を切って出すこともできますが、奇跡やセレーネや黒牙の蘇生先になることを考慮してもP召喚の弾が減るのであまり旨味はなさそうです。
モンスター効果②
先攻では原則魂、後攻ではP召喚の弾を増やすために零やライトヴルムを持ってくることが多いです。零はこのカードでアブソリュートボルテックスの流れを狙い、他に★4の闇Pがいればライトヴルムと覇王クリアに向かう狙いです。どちらにするかはハンドや相手盤面と相談です。
魂に触れるのはこのカードだけなので、なるべくライトヴルムや調弦などと同時にP召喚して、このカードをチェーン1、ライトヴルムをチェーン2としてうらら除けをしておきたいです。
【魔術師】ではペンエボをサーチして2回目のP召喚を狙うことになります。
その他
①で落としたカードを覇王スターヴでコピーすると良さそうですが、現時点ではクリスタルクリアウィングやクリスタルウィングなどが候補に挙がる程度です。今後の新規に期待したいです。
前述したようにオッレボをコピーした覇王スターヴで全バウンスを狙う際、召喚権を使っても問題なくなったのは見逃せないポイントです。
この効果のおかげでP召喚前にエレクトラムや軌跡に行きやすいので、フル投入しています。
闇属性だったらと思わなくもないですが、覇王龍の奇跡のイラストを見る限り、光属性になるのはコンセプト的に仕方ないです。
覇王門零 x3
P効果
①はバーン系のデッキが台頭してくると強そうです。②は先攻ワンキル軸で簡易融合をサーチするためによく使います。先攻ワンキルでなくとも広い範囲のカードをサーチできるので、ミラクルシンクロフュージョンでズァークを融合召喚したり、フューデスでデスフェニを呼んだり色々遊べます。
特に覇王門の魔術師でズァークの融合素材を簡単に落とせるようになったので、融合召喚はかなりしやすくなりました。
モンスター効果
ペンエボ②を狙う際に使えますが、この構築ではまず使用しません。呼んだモンスターをX素材にできればタイタニックを狙いに行くのですが、S・X召喚の素材にできないのが痛いです。
なお融合素材にはできるので、ズァークを融合召喚する際には使えるでしょう。
もちろんリンク素材にできますが、EX消費が増えるだけであまり旨味がありません。
その他
覇王門の魔術師からスケールに貼ったり、後攻でサーチしたり、素引きしても覇王門の魔術師の自己SS条件を満たせたりと出番が多いのでフル投入です。
賤竜の魔術師 x1
P効果
スケールに魔術師を貼ることがあまりないので、P効果を使う場面はかなり限られます。
モンスター効果
素引きした場合にP召喚で墓地のオッレボを回収します。
その他
基本的に調弦からリクルートしてバロネスに向かう目的で1枚採用しています。
素引きしてもP召喚すればいいですし、ライトヴルムとバロネスになれたりするのでそれほど痛くありません。
バロネスの代わりにサベージとすればこのカードは不要なので、自由枠です。ただしサベージはリンクモンスターを墓地に送る関係上バロネスより成立が遅れやすいこと、セルフブレイクができないことを考えるとバロネスの方が優先順位が高いと判断しています。
もちろん妨害効果が使い切りでないこと、高打点を確保できることから下位互換にはなりません。
覇王眷竜ダークヴルム x1
P効果
闇しかP召喚できない上、5スケールなのがやや使いにくいのでほぼ使用しません。
モンスター効果
新たに覇王門の魔術師がサーチ先に加わりました。シンプルにアドを稼げるので、霊廟やおろ埋を引いていない時にオッレボでよくサーチします。
このカードのサーチ先はほぼ覇王門の魔術師一択です。零は覇王門の魔術師のP効果で貼ることができますし、仮に覇王門の魔術師を素引きしていても、2枚あれば片方を自己SSできるからです。
召喚権はたいていこのカードかドクロに使います。
②が優秀で、霊廟とおろ埋はほぼ②狙いで入れています。P召喚前のエレクトラムや軌跡につながりやすく、盤面が伸びるため積極的に使っていきましょう。
その他
★4闇Pのためライトヴルムとの相手ターン覇王クリアに向かいやすく、なるべく最終盤面に残しておきたいです。
制限カードのため1枚採用ですが、他の制限カードに比べると大人しいのでぜひ緩和してほしいところです。
EMドクロバット・ジョーカー x3
P効果
スケールとして使用することはほぼありません。
モンスター効果
ダークヴルムやライトヴルムはオッレボ経由でサーチできるので、デッキ内のほとんどのPモンスターをサーチできます。
後攻では紫毒をサーチする動きが強力で、3000打点で殴りつつ1枚割れるので便利です。
先攻では調弦か覇王門の魔術師をサーチすることが多いです。
その他
闇Pなので覇王スターヴの素材になり、さらに★4なので相手ターン覇王クリアの素材になれるため極めて相性が良いです。
文句なしのフル投入です。
紫毒の魔術師 x3
P効果
後攻でアストログラフやドクロのパンプアップで使います。覇王門の魔術師は光なので残念ながらこの効果を使えません。使った後は破壊されるので、即座にモンスター効果が発動できます。
モンスター効果
この効果は破壊された場所を問いません。なのでスケールの状態で割られても発動しますし、神宣や神通をもらっても発動します。自爆攻撃で起動することもあります。
相手が間違えてP効果に無効破壊を使ってくれるとおいしいです。
後攻では調弦からリクルートして覇王クリアを作ったりします。
先攻では相手ターンに魂②でよくリクルートします。
破壊できるのは表側だけなので、セットカードを割らないよう注意しましょう。
その他
このカードも★4闇Pなのでこの構築と相性が良いです。
アストログラフで同名をサーチし続けて盤面を処理するのは難しいですが、盤面干渉できるカードが多いので困りません。
どちらかというと後攻向きですが、ステータスが噛み合っているのでフル投入しています。
覇王眷竜ライトヴルム x3
P効果
正直SS条件は厳しいですが、リターンが大きいので目指す価値はあります。後半のコピー効果はあまりうまい使い道が思い浮かびません。ライトヴルムをコピー元にして、ターンが返って来ればアムリターラやランク4を組めますが、さすがに処理されずに返ってくるのは期待しにくいです。
ちなみに属性とレベルをコピーするので、例えばアストログラフにコピーしても光になってしまい覇王クリアは作れません。レベルだけコピーできれば便利なのですが…
モンスター効果
①は2枚初動の動きではNSで使いますが、たいていスケールとして運用するので、P効果でSSした時に発動することが多いです。
②は2枚初動の動きでは使いますが、対戦で能動的に使うことはほとんどありませんでした。「Pモンスター」の破壊がトリガーなので、スケールを割っても発動しないのが厳しいです。相手の攻撃で戦闘破壊された時に発動を忘れないようにしましょう。
その他
まとめると、このカードで相手ターン覇王クリアを狙うには、下記の3条件を満たす必要があります。
ズァークが場にいる
非チューナーの★4闇Pが場にいる
EXにサルベージできるPがいる
相手が特殊召喚する
なかなか厳しいですが、無理という程ではないので頑張りましょう。
チューナーとしては調弦と異なり縛りもデメリットもないので、S召喚には非常に使いやすいです。
例えば魂と軌跡でLPが減るので、★7とパニッシャーを作ると面白そうです。
この構築のキーカードなのでフル投入です。
調弦の魔術師 x3
P効果
モンスター効果が強力なため目立ちませんが、実は全体パンプアップで地味に強力です。適用を忘れないように気を付けましょう。手札で重なった時にスケールとして使う場面があります。
モンスター効果
先攻では賤竜をリクルートしてバロネス、後攻は相手の盤面に応じて賤竜か紫毒をリクルートします。紫毒をリクルートした場合は、覇王クリアかイグニスターPが作る先になります。
デメリット効果が多いので忘れないようにしましょう。
その他
ちなみに覇王スターヴでリリースするのは融合召喚ではないので、このカードと魔術師以外でも出せます。
実質バロネスなのでフル投入です。
灰流うらら x3
魂があるのでGで止まれはしますが、さすがに生き残れる気がしないのでG除けとして欲しいです。
増殖するG x3
後攻でも抗える方ですが、大量に妨害を並べられるとさすがに厳しいので入れておきたいです。
メインデッキ:魔法・罠
竜の霊廟 x2
おろかな埋葬 x1
いずれもほぼダークヴルムを落とすための採用です。霊廟3だと重なった時が微妙なので1枚はおろ埋としました。
ライトヴルムか覇王門の魔術師と2枚初動になるので当初は霊廟3おろ埋1の計4枚としていましたが、霊廟とおろ埋を引くことがたまにあり計3枚としました。
墓穴の指名者 x2
覇王門の魔術師②への依存度が高いので、この効果への手札誘発を弾きたいため採用しています。
アドを稼ぐカードが多いので、「このカードがPモンスターなら展開できたのに…」という場面はかなり少なかったです。
光翼の竜 x2
速攻魔法なので相手のドロバにチェーンして発動できたりします。また重ね引きした場合はセットして相手ターンにリクルートする動きも狙えます。後者はハンド要求が高めなので対戦では決めにくいですが、初動の安定性を高める意味でも2枚投入しています。3枚でも良いですが、同名ターン1が気になります。
ペンデュラム・エボリューション(ペンエボ)
①により覇王門の魔術師やアストログラフなどに触れるのは強力ですが、コストで手札を戻すのが重く、またうららをもらった時の被害が大きいのが気になります。
ただ素引きしたくないコンボパーツをデッキに戻せると考えれば悪くない話です。
またサーチ先が強力なので、通れば盤面を大きく伸ばせる可能性があります。
②は覇王黒竜で条件を満たせます。
③はあまり狙う場面がありませんでした。
なお【魔術師】に組み込むと2回目のP召喚で展開を上振れさせるため、2枚初動のパターンがかなり増えます。最終盤面はウーサ、ボルテックス、タイタニック、星霜、時空、紫毒近辺になるようです。
ここでは一例としてラスター+ペンマジを紹介します。他だとドクロ+星霜、ダークヴルム+調弦、慧眼2枚、ドクロ+天空、ドクロ+アストログラフ、ドクロ+賤竜、アストログラフ+覇王門の魔術師、ドクロ+慧眼が知られています。
覇王龍の魂 x1
①でEXデッキに戻るのはアークレイを採用すると防げますが、たいてい戻る前に決着がつくので気になりません。
②では基本的にクリスタルウィングと紫毒を呼びます。あと2体出せますが、場が空いていなかったり、そこまで出したいモンスターがいない、EXの圧迫が気になる、といった理由からこの2枚を出す想定で組んでいます。
そもそも②を使えるかどうかは相手依存なので、EXを割きすぎるのは避けたいです。
②にトップで引かれたうららを投げられるときついので、このカードを構えるならウーサを作っておきましょう。
EX
覇王龍ズァーク x1
P効果
刺さる相手にはとことん刺さるので、マッチ戦などで相手のデッキが割れている場合は使いたいです。
モンスター効果
①は魂から出しても発動するので、ボルテックスやバロネスで無効破壊すればスケールに貼れます。特にライトヴルムのP効果を阻害しないので、このカードのP効果が刺さる相手なら狙っても良いでしょう。
また①にチェーンしてこのカードを裏側守備にできれば全破壊できるのですが、ちょうど良いEXのモンスターはいないようです。エアロボロスが惜しい効果をしています。
裏側守備にするとライトヴルムのP効果が活かせないので、そういった新規が来ればまた別の構築が生まれそうです。
④により、スケールを空けておくと、P効果が刺さる相手なら破壊以外の除去を迫れます。なのでバロネスを作れた場合はよく零を割ってスケールを空けておきます。
ステータスが非常に高いので、生き残ればたいてい返しのターンでキルができます。
その他
展開例で説明しますが、一応先攻で融合召喚することも可能です。そのままスケールに貼ったり、アークレイに変換してさらに展開する動きが考えられます。
オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン x1
アブソリュートから出します。
①に対して相手が使ってきた妨害を②で止められる点が強く、先攻だけでなく後攻でも良く出します。
②で戻すのはEXにいても仕事をしないドクロや調弦がおすすめです。逆にライトヴルム回収用の覇王関連は戻さないよう気を付けましょう。折角P効果を使えるのに回収するカードがないのは悲しいです。
ちなみに②はバロネスと異なり「カードの発動」がトリガーになるので、例えば発動済みの永続魔法や永続罠の効果発動は止められません。注意しましょう。
フルール・ド・バロネス x1
ほぼ調弦+賤竜で出します。一応ライトヴルム+クロノグラフでも作れます。
妨害としては使い切りですが、②でセルフブレイクができるのが便利です。スケールを空けてターンを返したり、スケールの紫毒を割ったりと使い方は様々です。
③を使うなら、アブソリュートの素材で墓地に落とした覇王門の魔術師が候補になります。
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン x1
魂②で出します。クリスタルクリアウィングが競合ですが、よほど魔法罠依存の環境でもない限りこちらの方が腐りにくいでしょう。
①はついでに打点が上がるので、うまく当てれば割と生き残ってくれます。
融合・シンクロが強い環境なら①だけでなく②も使えるので、レボリューションシンクロンとエンフェを入れて、魂なしでも出せるようにしても良さそうです。
覇王眷竜クリアウィング x1
この構築のキーカードです。相手ターンにS召喚してモンスターを吹き飛ばしましょう。生き残れば②でライフカットに貢献してくれます。
後攻では捲りの本命としてよく使用します。ライトヴルムが4チューナーなので、調弦に頼らずとも出せるのが便利です。
③はこの構築だと狙えますが、実際に使ったことはありません。
②目当てで余ったオッレボで蘇生しても良さそうです。
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン x1
P効果
なかなか強いことが書いてありますが、後攻でこのカードを出した場合はたいていそのターンで決着がつくので使ったことがありません。
モンスター効果
①は条件はあるものの、モンスターを2枚割れるのは非常に便利です。
その他
先攻では覇王門の魔術師①で落としますが、後攻では捲り要員として使います。オーバーロードを重ねられれば文句なしですが、さすがに強すぎると思われたのかできないようになっています。ターンを跨げばいいので魂②で出せば重ねられますが、相手依存なので難しいです。
オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン x1
モンスター効果
①はこの構築ではほぼ使わないですが、覇王オッドアイズなら真価を発揮しそうです。
②ではボルテックスを出します。自爆特攻やセルフブレイクでも起動しますが、リンク素材にすることがほとんどです。
その他
セレーネや奇跡の蘇生先を用意する意味でも噛み合いが強いです。
先攻・後攻問わずよく使うので、このカードがPだったらペンエボ②に使えるのに…とよく思います。
アクセスコード・トーカー x1
盤面干渉が豊富なので、登場時には破壊するものがなく5300打点として使うことが多いです。そういう意味ではヴァレソが競合になりますが、こちらは奇跡を絡めて消費を少なく出しやすいのが魅力です。
②を使う際はエレクトラム、軌跡、奇跡と属性がバラバラなので、コストには困りません。
召命の神弓-アポロウーサ x1
フル展開では奇跡を絡めた2素材、魂に触れず闇Pを残す意味がなければ3素材以上で出すことが多いです。妨害を使い切りたければ攻撃誘導があるタイタニックを優先しましょう。
生き残るとマーカーが3つ向いている分、返しの展開がしやすいです。
奇跡の魔導剣士x1
モンスター効果①
先攻では最終盤面に残したい★4闇Pとすることが多いです。後攻では主に★7Pを回収してアブソリュートや覇王黒竜を狙います。
モンスター効果③
展開中はスケールをあまり割らないので発動に困る場面は少ないです。先攻は手札から、後攻はよく覇王黒竜で外して墓地に行ったPをSSします。
SSは相手メインフェイズにもできるため、スケールのライトヴルムがSSできない盤面になりそうなら、最終盤面に残して手札からライトヴルムのSSを狙う選択肢があります。
その他
セレーネと異なり、魔法が絡まなくともリンク数を稼げるのが強みです。ただし素材にPを要求するため、アブソリュートの素材を墓地に送ってから出すのが難しく、それに伴いEXにライトヴルムで回収する弾が送りにくいのが悩ましいところです。
EXに空きがあればセレーネも同時に採用する選択がありそうです。
グランドレミコード・クーリアx1
リンク先に魂からズァークをSSすると、②により効果が無効化されず、全破壊ができます。さらにライトヴルムから相手ターン覇王クリアができると強力です。
P召喚前に軌跡が出せない場合に使うと良いでしょう。
特に罠対面では優先的に使いたいです。
ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム x1
モンスター効果
①ではアストログラフを送ることが多いですが、たまにサーチしたいカードを送って、不要なカードを②で割って回収することがあります。
③は同名ターン1なので覇王スターヴでコピーしても、既に使用済みなら使えません。
その他
P召喚前にPモンスターが2体並んだ場合、直接軌跡に行くかこのカードとアストログラフを経由するかはケースバイケースですが、1つの基準として「スケールがすでに揃っている」かつ「P召喚後にランク7が作れない」なら経由しても良いと思います。
軌跡の魔術師 x1
モンスター効果
①はP召喚するまで無防備になってしまいますが、この構築ではP召喚前に妨害はまず立たないので影響しません。上振れるとP召喚前にPモンスターが3体出せるので、貫通用の2枚目は採用圏内でしょう。ちなみにこの効果は同名ターン1がありません。
②は後攻で展開しながら除去ができるので重宝します。この構築では★4と★7が主体なので発動はしやすいです。
その他
サーチ範囲が広いこのカードやドクロに妨害を使われやすいので、通らない前提で立ち回ることをお勧めします。
I:Pマスカレーナx1、S:Pリトルナイトx1
妥協盤面用に採用しました。リトルナイトはトロイメアユニコーンと異なり、ハンドコストがいらないのが助かります。
展開の方針
先攻展開の方針について説明します。目標盤面から逆算して進めていきます。
目標盤面
目標盤面は下図です。ダークヴルムは紫毒やドクロなど、他の非チューナーの★4闇Pで構いません。伏せは魂です。
この盤面からは下記の妨害が飛ばせます。
バロネス、ボルテックスによる万能無効破壊
ウーサによる最大2回のモンスター効果無効
相手ターン覇王クリアによる破壊
魂②によるクリスタルウィングと紫毒の供給
3.と4.は結界波を打たれた後でも使えるのが良いです。なお対戦では妨害を打たれて、たいてい後述の妥協盤面になります。
目標盤面の作り方(P召喚後)
この盤面は魔法を使った上で、P召喚直後が下図のようになっていれば形成できます。ダークヴルムはドクロ、覇王門の魔術師2体は魔法使いを含む★7 x2でも構いません。
流れとしては下記で、そこまで複雑ではありません。
調弦から賤竜をリクルートしてこれらでバロネス
★7x2でアブソリュート
ダークヴルムと軌跡で奇跡(ダークヴルムは奇跡で回収してSS)
奇跡とアブソリュートでウーサ
バロネスで零を割る(EXにライトヴルムの回収先がいない場合のみ)
魂に触れないとこの構築らしい動きにならないので、覇王門の魔術師のサーチは可能であればP召喚直後のタイミングで使い、ライトヴルムや調弦の効果をチェーンしたいです。
ただP召喚にたどり着けない可能性があるなら、覇王門の魔術師の自己SSのタイミングでサーチを使うのが正解になりやすいです。どのタイミングでサーチを起動するかがこの構築の難しいところと言えます。
目標盤面の作り方(P召喚前)
相手の妨害を想像しながら、使う順番やタイミングに気を配りましょう。サーチはセオリー通りサーチ範囲の狭い順に打っていきます。P召喚しないことには始まらないので、サーチはスケール確保優先で良いでしょう。
目標盤面に向けて、良く使う経路は下記です。他のハンドによって変わってくるので一例として参考にしてください。
霊廟、おろ埋→ダークヴルム→覇王門の魔術師→零
霊廟、おろ埋は上振れを作れる札なので、なるべくオッレボや光翼を先打ちして様子を見たいです。
ドクロ→調弦、覇王門の魔術師
ドクロはあまり通してもらえないので、良い手札なら妨害チェックで早めにNSしてしまうのも手かもしれません。
最悪欠けても良い調弦のサーチに回すことが多いです。
光翼、オッレボ→ライトヴルム、覇王門の魔術師
オッレボや光翼はサーチ範囲が狭いので先打ちします。ライトヴルムを持っていればオッレボからはアドを稼げるダークヴルム、光翼からはスケールが揃う覇王門の魔術師とすることが多いです。
軌跡→調弦、★7P
軌跡はあまり通してもらえないので、最悪欠けても良い札のサーチに回します。
当然弱いハンドであれば軌跡やドクロでスケールを揃えに行くことはあります。また事故でやむなく上スケールに調弦やクロノグラフ、下スケールに紫毒とすることももちろんあります。
P召喚前に軌跡が出せない場合は、P召喚後にエレクトラムとアストログラフでリンク値を稼いでいきます。
妥協盤面
目指すのは理想盤面と同じですが、触れなかったカードに応じて妨害を諦めます。
調弦に触れない場合はバロネスを諦めます。ただし、ライトヴルムをP召喚して、エレクトラムを未使用であればクロノグラフと作れることがあります。
魂に触れてライトヴルムのP効果が使えなさそうなら、クーリアを作ります。ズァークの全体破壊は侮れません。
ランク7を作れない場合はボルテックスを諦めます。
魂に触れなかった場合はウーサの素材数を増やすなどして、とにかく前盤面の充実を狙います。
対戦だと妨害が飛んでくるので回っても目標盤面のバロネスなし、バロネスとボルテックスなし、バロネスと魂なしの3パターンあたりに落ち着きやすいです。P召喚前に軌跡に行けない場合は、クーリアがよく最終盤面にいます。
もちろんスケールを確保できず、P召喚にすらたどり着けないこともあります。
展開例
ルートはあまり固定化されていないので、代表的な例のみ載せます。
その代わりに別方面の構築に向けた参考例を多めに載せました。カスタマイズの参考にしてもらえれば幸いです。
先攻:目標盤面形成(非先攻ワンキル)
目標盤面は2枚から作ることができます。対戦では霊廟とライトヴルムしか展開札がない場合にしかやらないので、あまり実用的とは言えないですが、新規の基本的な動きが見れるので学習に役立つでしょう。
以降の展開例もよくこの2枚初動で行っています。
なお覇王門の魔術師でクリスタルウィングを落としているのは、構築が定まる前に作成したためです。実際は覇王黒竜を落とします。
後攻:覇王門の魔術師+アストログラフ
魂を諦めればこの2枚からでもそれなりの盤面を作れます。魂がない分後攻向きです。
これは召喚権を使わないので、対戦でやることがありました。アストログラフの素引きがいるので頻度は少ないです。
アドベントとペンエボを入れればもう少し確率は上がりますが、相手がアストログラフのサーチを許してくれかは怪しいです。
なおライトヴルムを光翼経由で持ってきたのはセレーネのカウンターを貯めるためなので、相手の墓地に魔法があれば直接ライトヴルムを持ってきます。
参考:ペンエボ②を使う展開例
ポイントはツイートにある通りです。覇王門の魔術師でペンエボを持ってくると魂に触れないので、アドベントで確保するのが良いように思います。
さすがに2回P召喚する分、前盤面は固くなります。
参考:ミラクルシンクロフュージョンによるズァークの融合召喚
MDで融合召喚しているのを見て試したものです。このままアークレイに行くこともできるので、展開が伸ばせるかもしれません。
参考:先攻ワンキル(P召喚前に無限確保)
零のP効果で簡易融合を持ってきてナイチンゲールから先攻ワンキルに向かいます。対戦では相手の妨害もありなかなかたどり着けないので、ギミックとしての採用は見送っています。恐らく特化構築にしないと厳しいでしょう。
参考:先攻ワンキル(P召喚後に無限確保)
先ほどはP召喚前に無限を確保しましたが、P召喚後に確保しても狙えます。
ちなみに「そこそこ狙える」のは一人回しの話で、対戦で現実を思い知らされました。
まとめ
強みとしては魂というGの止まり処がある点、P召喚前に軌跡やエレクトラムを出せるのでそれなりの安定感がある点、場の干渉手段が豊富で後攻で捲る力がある点が挙げられます。
弱みとしては特定の効果を止められると主要ギミックが成立しない点、盤面としては十分なものの安心できるほどではない点が挙げられます。
この記事を参考に、より良い構築・展開が生まれることを願います。
おまけ
採用候補
採用圏内の一部カードについてコメントします。
覇王門無限
P効果
破格のスケール13ですが、その分①の条件が厳しいです。P召喚前にマーカーを確保するどころか、ドクロやダークヴルムのNSすら許されないのは辛いです。
②は魂で消費したLPの回復を狙えます。
モンスター効果
零と無限のモンスター効果を活用してズァークの融合素材を集められるようにしたデザインと思われます。その分素材として制限がかかるので、この効果でダークヴルムを出しても相手ターン覇王クリアができないのが気になります。
先攻ワンキル軸では零のP効果②に必要なため採用することになります。ただ今回の構築例では必要性が薄いので採用を見送りました。
覇王天龍の魂
構築次第では効果が有効なズァークをフリチェで出せる強力なカードです。覇王門の魔術師のサーチが通るだけで構えられるのは魅力的です。
正規召喚かどうかの差があるとはいえ、効果が無効で良いなら覇王龍の魂の方が使い勝手が良いので、以下効果を有効にする前提で記述していきます。
使う上では最終盤面に覇王門の魔術師やアストログラフなどを残す必要がある点、融合素材の関係上「ペンデュラム・ドラゴン」の枠はメインデッキに用意する必要がある点が気になります。
逆に考えればオッドアイズと組ませれば「ペンデュラム・ドラゴン」を採用しても問題ないので、このカードを使うのであれば覇王オッドアイズの方がうまく使えるでしょう。【魔術師】に組み込むのであればアークペンデュラムが候補になりそうです。
ちなみに紫毒や虹彩など「フュージョン・ドラゴン」や「ペンデュラム・ドラゴン」として扱うカードは融合素材にならないので、これらのルール効果を活かすなら別途除外する手段が必要です。
G受けとして非常に優秀なので、EXの圧迫さえ何とかなれば採用したいカードです。
覇王天龍オッドアイズ・アークレイ・ドラゴン
P効果
「その後」の効果を能動的に狙うのはなかなか大変です。
モンスター効果
①はP召喚でも発動しますが、スケール13は2023/6現在、無限とこのカードしかないので、かなり厳しいです。
その他
魂で出して生き残ったズァークをこのカードに変換し、①でスケールを埋めてP召喚する流れが多かったです。ただそこまでしなくともライフを削り切れるため、採用を見送りました。
覇王龍の奇跡
魂をサーチしつつこのカードに触るのは厳しいのでは?と思い試していません。
1つ目はズァークをスケールに貼るために使うことが多いでしょうが、この効果で出したアークレイはP効果を使えないのが気になります。
3つ目は速攻魔法なら何でもよいので、これを軸にしたデッキが組めそうです。おそらくテーマ的には光翼セットを想定しているのでしょう。
クロノグラフ・マジシャン x1
P効果・モンスター効果
基本的な考え方はアストログラフに近いです。
こちらは主にP召喚後に確保したモンスターを手札からSSするために使います。
具体的にはP召喚で覇王門の魔術師から零や無限を持ってきて、エレクトラムからこのカードをEXに送り、②でスケールを割ってクロノグラフを回収、このカードの①を起動してこのカードと零や無限をSS、という流れです。
その他
特に先攻ワンキル軸だとP召喚時点で無限を確保できないことが多々あり、このカードに頼ることが良くあります。アストログラフと違って手札は増えませんが、焼き切るので問題ないというわけです。
黒魔女ディアベルスター
アブソリュートの素材になり、セレーネで蘇生でき、紫毒のP効果のトリガーになれるなどこの構築と噛み合いが良いです。
ルシエラを素引きしても、覇王門の魔術師で発動条件を満たせるのが良いです。
ただ実際に使ってみると、①のコストに場のPカードが使えないためにP召喚するまでハンドに残ったり、手札をコストにSSしてもリソースが足りなくなったりと厳しい面が見えました。
採用するならセレーネの魔力カウンターを増やすべく、罪宝狩り2、ディアベルスター1、ルシエラ1くらいが良さそうです。
神聖魔皇后セレーネ x1
2ウーサやアクセスへの中継役です。蘇生先はアブソリュートや余った霊廟で確保しましょう。魔力カウンターはスケールで2つ稼げるので、出す前に魔法を1枚は使うようにしたいです。
当初採用していましたが、展開で魔法が絡みにくいためカウンターを3つ貯めにくい欠点がありました。この欠点がない奇跡の登場により入れ替えています。
No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー x1
モンスター効果
①は効果が発動した時に無効なので、発動に同名ターン1がある魔法カードに強く使えます。しかもX素材を消費しません。
②はウーサの戦闘破壊を防ぎやすいので、ウーサが効く相手ならなるべく作りたいです。
③はアブソリュートや覇王黒竜がいるので使えないこともないですが、このカードと並べるのは相当な上振れに思えます。
その他
非常に強力なカードで、この構築では主に覇王スターヴ2体で作りますが、先述したように2体目を出す場面が少なく、あまり出番がありません。登場するのは覇王関連に触れず、魔術師系で展開した場合くらいです。
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム x2
モンスター効果
①でコピーして旨味があるのはエレクトラム、オッレボ、バロネス(①目当て)、覇王クリア(②目当て)、クリスタルウィングあたりです。コピーしたターンは全体に貫通効果が付くので、守備表示を殴る時はダメージ計算を忘れないようにしましょう。
なおカード名もコピーするので、場のカードをコピーしたらコピー先とこのカードでウーサは作れないので注意です。
その他
覇王門の魔術師を主軸に動く関係上、意外と盤面に闇Pが貯まりにくいので、2枚目を使う場面は稀です。なので1枚はイグニスターPにしても良いでしょう。調弦が絡めば2枚目を使ってタイタニックに向かえますが、たいていバロネスを作ってしまいます。
爆竜剣士イグニスターP
破壊耐性のある相手を処理するために使えます。特に紫毒を割ってデッキバウンスする動きが強力です。
最終盤面に奇跡を残す可能性を考えると、マジェスティと里を採用するのが面白そうです。
以上です。
質問やコメントをくださった皆様ありがとうございました。
おわり