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【遊戯王】デモンスミス魔轟神紹介【レヴェルゼブル型】

この記事について

TERMINAL WORLD 2で新規が登場する、魔轟神の構築と展開を紹介します。

新規のレヴェルゼブルはコントロール奪取に同名ターン1がなく、蘇生することで何度も使えるので、このカードに重点を置いた構築にしました。

テーマ内に光悪魔が多いためデモンスミスと非常に相性がよく、展開に組み込むと相手ターンにレヴェルゼブルを複数回蘇生できます。

レヴェルゼブルは新規のガミュジンを作れば成立し、ガミュジンは新規のベヒルモスや復活を活用すると作りやすくなっています。

ガミュジン成立が厳しそうなハンドでも、デモンスミスを駆使すると割と到達でき、事故率はそこまで高くありません。

こんな人におすすめ

デモンスミスが好き

光悪魔が多いテーマなのでデモンスミスとのシナジーが強いです。特に光悪魔からは新規を絡めて任意の魔轟神をサーチできるので、魔轟神はデモンスミスを最も強く使えるテーマの1つと言えます。

柔軟に展開したい

目標盤面はありますが、完全に再現しようとすると手札が減りやすいです。しかし誘発が多いハンドなら無理にデモンスミス展開をクゥーまで進めず、妥協盤面で止まれます。

展開は簡単に言ってしまえば
・デモンスミスで展開する
・10Sを作る
の2つだけで、その先は自由です。10Sを作る過程で妨害を受けても光悪魔が残りやすく、そのままデモンスミス展開に移行できるのがポイントです。

テーマのモンスターを最終盤面に残したい

レヴェルゼブルを盤面に残して活用できるよう組んであるので、魔轟神が残ります。妥協盤面でも複数回蘇生はハードルが低いのでよく作ります。

目次


たいてい展開を作ってから構築を作るので、記事も同じ流れにしました。

ここからはカード名や用語に略称を多用します。あらかじめご了承ください。

展開の方針

まずは展開のポイントを見ていきます。

目標盤面

目標盤面は下図です。

この盤面からは以下の妨害が飛んできます。
・ゼブル3回(墓地の神聖棺とクゥーで2回蘇生)
・マスカレーナからのリトルナイトかウーサ
・バロネス

相手の効果を止めつつ、対象を取らないコントロール奪取を最大3回使えるのが強みです。

奪ったモンスターで場が埋まっていくので、マスカレーナは優先的に作りましょう。またゼブルは効果の都合上場のモンスターしか止められないので、墓地効果が多い相手はウーサを作る方が無難です。

クゥーはゼブルへの墓穴やビーステッドを避けられるので、なるべく作っておきたいです。ゼブルを守るためクゥーの蘇生は最後に回しましょう

レクストはマスカレーナに巻き込んで、ハンドコストを確保するために残しています。なのでコストがあるなら場に残さなくても構いません。
場にいない方が神聖棺を蘇生した際、場が埋まってゼブルを蘇生できない状況を避けられて良かったりします。

リソースとしては、墓地にはスミス関連がたいがい落ちており、場に復活があります。なので前盤面が更地になったとしても、ゼブルの回収を絡めてある程度のスミス展開はできます。

注意としては、上振れた時に場を埋め過ぎないようにすることです。ゼブルを蘇生がしにくくなってしまいます。

妨害をもらって展開が乱されたら、クゥーやバロネスが欠けた盤面になります。

例えばベヒルモス x 2+汎用3の初手からガミュジンを出して、リクルートを止められた際は下図の盤面を組めます。この状態では墓地に紅涙と神聖棺がいるので、ゼブルは2回使えます。

後ほど「展開例」で、同様の状況で別の妥協盤面を作りました。

スミス展開とガミュジンのどちらを優先するか

新規のガミュジン成立だけで目標盤面を作れるので、ガミュジンを作るのはほぼマストと言えます。

後はいつ作るかですが、この構築ではEXのスミス関連が重要な役割を果たすため、一般的なスミス出張と異なりスミスへの誘発が重いです。
なのでなるべくガミュジンを早めに出して誘発を誘い、その後からスミス展開に入りましょう。魔轟神側で泡影ヴェーラーの的になれるのはガミュジンくらいしかいません…

ガミュジン①は止められても自身が光悪魔のためスミス展開に入れますし、通してくれればリクルートした魔轟神がいるので、紅涙や融合ラクリモーサを止められても動きやすいです。相手目線からすると、ソルキウスからバロネスを作られそうなので止めたくなると思われます。

通してもらえた場合はバロネスを出してから大聖棺で動くので、比較的安心して展開できます。

なので初手を見たらまず「スミスを使わずにガミュジンを出せるか」を判断します。例えば以下の組み合わせがあるとかなり楽です。

・ベヒルモス+★2魔轟神
・ケルベラル+ケルベラルを捨てるカード+★2非チューナー(ケルベラル+ノズチなど)

詠聖は悪魔魔轟神を、階は任意の魔轟神をサーチできるので、初手に捨てて損をしないカードが多いならこれらを使ってでもガミュジンを狙ってよいでしょう。

ただしガミュジン成立に復活を使ってしまうと伸び切らないので、残りの手札と相談です。

スミス展開からガミュジンを作る

先ほど述べたように先にガミュジンを立てるのが理想ですが、スミスを使わないとガミュジンを作れないハンドは当然発生します。

この場合はスミス展開から詠聖→マルコシア→復活→階で任意の魔轟神をサーチまたはリクルートできることを利用します。なおリクルートにはハンドに魔轟神が必要です。

具体的に見てみましょう。前提としてスミス展開用の光悪魔が初手にいるものとします。
ガミュジン成立には★2が必要なので、まずは初手に★2がいる場合を扱います。

①ベヒルモスがいる場合
この場合はスミスでクルスを確保すればよいので、光悪魔からスミス展開で階→クルス落とし→クルス回収でガミュジンが成立します。

②ケルベラルがいる場合
この場合は場の2体でガミュジンを作るので、階からクルスを落とし、復活でケルベラルを捨ててクルスを蘇生するとガミュジンが成立します。

③アバンクかノズチ、クルスがいる場合
ベヒルモス回収でガミュジンが成立します。

次に★2がいない場合を考えます。
2チューナーと★2を場に用意しないといけないので、初手にグリムロや復活が絡まないと厳しいです。

流れとしてはたいていグリムロからケルベラルに触って2チューナーを確保、非チューナーはクルスや復活でもう別のクルスを蘇生するなどしてガミュジンを成立させます。

この場合は捨てる回数がギリギリになりがちで、レクストだけでなくクゥーのコスト分も利用することが多いです。

具体例は「展開例」を参照ください。

レヴュアタンで回収するカードに触る

デッキの魔轟神に触る機会が多く、どれに触ればいいのか悩ましい場面が多いです。余裕がある時はおおむねレヴュアタンでよく回収するケルベラル、マルコシア、クルスのうち欠けているカードに触るようにするとうまく行きます。

この3枚を回収して、マルコシアから残り2枚を捨てることでアクセルスタダを介して10S+1体を供給できます。

初手に復活があると、マルコシアに触るのを忘れがちなので気を付けましょう。

手札消費を抑える

テーマのデザイン上手札消費が多くなりがちなので、以下を意識して手札消費を抑えたいです。

階の回収をなるべく使わないように立ち回る
階の回収を使うと手札が無くなりやすいです。回収したいなら融合ラクリモーサやレヴュアタンを優先しましょう。

余裕があればクシャノを絡める
単に魔轟神を捨てたい時はクシャノで捨てると手札枚数の損失がありません。クシャノはレクストやクゥーのコストにすれば、捨てたくないハンドを残せます。

捨てたいカードを確保してからガミュジン素材の魔轟神Sを作る
捨てたいカードがない状態で起動しても手札交換にしかならないので、有効活用しましょう。

また手札を捨てる際にはケルベラルやクルスなど、損をしないカードをなるべく使います。

後攻の動き

後攻はスミス展開を通す方が優先になります。

魔轟神だけ動きでバロネスかレヴェルゼブルを作って、妨害を踏んでいくのが理想です。レヴェルゼブルは相手の場に対象・破壊耐性持ちや高打点がいるときに使い、そうでなければ妨害を止められるバロネスにします。

スミス展開が通れば、魔を刻むの除去、神聖棺で融合ラクリモーサ蘇生から原罪龍を作ってさらに1枚除去と進んでいきます。

憐歌ルートは魔を刻むの除去が終盤になるので、たいてい紅涙で魔を刻むを落として早々に除去を使います。

スミス展開だけで削り切るパターンを覚えておくと有用です。

壁が1体の時
融合ラクリモーサと大聖棺で神聖棺を作り、融合ラクリモーサ③で大聖棺を戻してバーンしてから戦闘に入る方がスマートです。

壁が2体の時

クゥーはたいてい神聖棺を素材にしてしまい、そこから神聖棺を蘇生してもハンドを損するだけなのでほぼ使いません。破壊の方を使うよりは融合ラクリモーサ+原罪龍の5400を作る方がたいてい得です。

展開例

動けるパターンはかなりあるので、代表的なものだけ動画にしました。ガミュジンまでに復活などを使った場合はバロネスが欠けたりします。

スミス前にガミュジン成立

スミスを使わずにガミュジンが成立するパターンに使えます。召喚権は使わないのでレスキューキャットからでも構いません。

ガミュジン①を止められた場合はこのように動けます。

スミス後にガミュジン成立

★2がいると比較的容易なので、いないパターンを動画にしました。

復活があるパターン
ルリーでなくても悪魔魔轟神と魔轟神の2枚があれば同様です。

復活がないパターン
グリムロを起動できればフル展開できます。

後にグリムロかクシャノ1枚から展開できることに気づきました。

光悪魔しかないパターン

光悪魔1体からでも10Sを組めます。
ケルベラルと魔を刻むでアクセルスタダを作る方が、原罪龍を温存できて良いかもしれません。

より手札消費を減らす方向

ここまでの展開は手札消費が多いのが悩ましいです。そこに光明を与えてくれたのが下記の動画です。

【遊戯王ADS】展開ルートで学ぶターミナルテーマ 原石デモンスミス魔轟神【デッキ紹介&対戦】 - YouTube

レクストで憐歌を回収し、相手ターンでも回収することで、ゼブル3回を維持しつつ手札コストを確保しています。階の回収は使用しません。これにより2枚消費で十分に妨害していけるわけです。

これはスミス前にガミュジンが成立する任意の組み合わせで可能でしょうか?考えた結果がこちらです。

1体不足する分を破械ギミックで補いました。このギミックは想像以上に優秀で、組み合わせ次第ではガミュジンが成立しなくとも同じ盤面に到達できます

バロネスを出せるときはマスカレーナとどちらか選択になりますが、手札消費を減らせるのはかなり大きなメリットと言えます。

Gフワロス受け

ここまでの展開を見ると、Gフワロスが重そうに見えると思います。
実際その通りで、止まるには
・ガミュジンから★4をリクルートしてバグースカを作る
・紅涙から刻まれし魔の楽園を落とし、相手ターンにディエスイレを落とす
といったプランが考えられます。

では他に手はないのかというと、デモンスミスがサーチをほとんどしないことを利用して「ドロバを採用する」プランがあります。
フル展開は難しいですが、そこそこ妨害を構えられるので検討できます。
ここでは展開例を2つ紹介します。

構築例

「展開の方針」にあるように早々にガミュジンを成立させたいので、★2魔轟神を中心に構成しました。

復活が魔轟神ネームを要求し、ノズチやベヒルモス②がモンスターを要求するので魔法罠は少な目です。

2枚初動なので、安全を取って誘発枚数は抑えめにしました。攻めればグリムロ1、おろ埋、アバンクは削れるので誘発12まで行けそうです。
誘発の内訳は使用する環境に応じて調整ください。

2024/12/4 追記
展開例の「より手札を減らす方向」を採用してからしばらく調整するとこのようになりました。ポイントはポストに書いた通りです。

刻まれし魔の讃聖はデメリットがそれほど影響せず、手数が増えるので好印象でした。後攻でバロネスや原罪龍が殴れないのは注意しましょう。

展開は汎用が少ないハンドでは従来の動き、汎用が多いハンドでは「より手札を減らす方向」の動きをします。

光悪魔が固まってシンクロが遠く、かつハンドを切りたくない時は以下の動画のように動きたいので、ディエスイレが欲しくなります。

採用カード

採用カードについてコメントします。なお汎用は省略します。

モンスター

魔を刻むデモンスミス x1

制限カードになってしまったのでほぼレクストで回収して使います。★6なのはガミュジンと10Sが組めて噛み合います。

効果①
憐歌は序盤に使うのでほぼ詠聖をサーチします。

効果②
後攻では、この効果の使用が遅くなる憐歌ルートはほぼ使用しません。

効果③
レヴュアタンで回収する札を戻さないよう注意しましょう。

魔轟神グリムロ x3

評価が難しいカードです。
場に魔轟神がいないとサーチできないのは使いにくいですが、使える状況になれば頼もしく感じます。
光悪魔なのでスミス展開に向かえますし、ガミュジンのリクルートを止められた際はNSして貫通できるのは利点です。

同名ターン1がないので被っても困りません。
初動とは言いにくいですが、貫通札とみなして3枚採用しました。

魔轟神マルコシア x1

捨てる効果と捨てられた場合の効果を両方持つ強力なカードです。しかも1ターンに両方使えるので、展開ルートではフル活用します。

グリムロや詠聖で触れるので1枚採用としました。
復活に触れる点を重く見て増やす択もありますが、★2でない上、復活をフル採用しているのでこの枚数です。

紅涙の魔ラクリモーサ x1

復活やグリムロを考えると魔轟神ネームを増やした方が良いため、1枚採用です。

効果①
先攻は憐歌、後攻は魔を刻むを落とします。

効果②
神聖棺を蘇生して、神聖棺からゼブルを蘇生します。

魔轟神クシャノ x1

復活やレクスト、クゥーなど手札を捨てる手段が増えたので、従来ほどの重要性はないように思えます。

ルリーと復活がある時は、階でこのカードを落とすとガミュジンを作れます。

この構築ではレヴュアタンループをしないので、1枚で十分と見ています。

魔轟神獣ノズチ x3

ケルベラルを捨てるとガミュジンが成立します。

ガミュジンの早期成立確率を上げるため3枚採用していますが、初手に来ないと他の魔轟神が必要なため展開中に触ることはほぼなく、★2非チューナーが欲しい時はクルスを優先するので重要性は低いです。

今後★2非チューナーの良い魔轟神が来たら枚数を減らします。

魔轟神クルス x3

★2非チューナーのためガミュジン成立に使え、光悪魔なのでスミス展開から触れます。同名ターン1のない蘇生は腐りにくく、展開で2枚使うことも多いため、文句なしの3枚採用です。

あまり問題になりませんが、蘇生は強制効果であることに注意しましょう。

ガミュジンが4Sなのは、このカードの蘇生範囲に含めるためだと想像しています。★5以上だと復活やスミス関連でしか蘇生できず、取り回しが悪いところでした。

魔轟神獣アバンク x1

初動としては使いにくいではなく、階やおろ埋で落として2チューナーとして使ったり、スミス後にガミュジンを作る場合にリクルートしたりします。

後者は原罪龍と10Sを組んでレヴュアタンの回収が使えるため、フル展開を重視するなら有用です。

枚数は1で十分に思えます。

魔轟神獣ベヒルモス x3

ガミュジンを最も簡単に出せるので3枚採用です。

効果①
レベルが合うだけでよいので、例えばこのカードとケルベラルでもガミュジンを作れるのが助かります。
アンドレイスを入れていればマルコシアを捨てられます。

効果②
あと1体が足りない時に重宝します。条件が魔轟神限定ではないので、例えば詠聖をすでに使っていて、クゥーで魔を刻むを捨てる時にも使えます。

魔轟神獣ケルベラル x3

癖のないSS効果で非常に使いやすいです。ベヒルモスの絡まない初手は、たいていこのカードを素材にガミュジンを作ります。
ガミュジンの早期成立確率を上げるため3枚採用です。

魔轟神ルリー x1

★1なのでガミュジンに貢献しませんが、無条件で詠聖からSSできるのは優秀です。ビーステッドなどで墓地に魔轟神がなくなっても動けるのが利点ですが、普通のスミス出張と比べて使用する場面は少なめです。
1枚で十分と見ています。

魔法罠

おろかな埋葬 x1

自由枠です。
たいていアバンクかクシャノを落とします。ケルベラルを持っていればクシャノで良いでしょう。
クシャノの欄で書いたように捨てる手段が増えたので、重要度はそこまで高くありません。

刻まれし魔の詠聖 x1

非常に魔轟神と噛み合うカードです。

効果①
たいていマルコシアかクルスに触ります。
ルリーは★1でガミュジンに使えないため、すでにガミュジンが作れている時を除きほとんどサーチしません。
ケルベラルなど獣魔轟神に触りたい時は、グリムロを持ってきて他のハンドを捨てることになります。捨てたいカードがある時に検討しましょう。

効果②
この構築ではほとんど使いません。

魔轟神界の復活 x3

安定性を大いに上げてくれるエンジンです。文句なしの3枚採用。

効果①
この構築では階一択です。弑逆を入れていれば選択できます。
階に触ることで任意の魔轟神をサーチできるわけです。

効果②
このカードを貼った状態でガミュジン①にチェーンして鎮魂棺①を発動すると、リクルートにうららを受けずに済みます。
(記事公開後に流れて来た情報で知りました。感謝します)

効果③
大抵は蘇生・帰還の方を選びますが、ドローの方があるおかげで墓地・除外に魔轟神がいなくても使えるのが便利です。

よくケルベラルを捨てて階で落としたクルスを蘇生します。これだけでガミュジンの用意ができます。あたかも任意の魔轟神がクルスになったかのように使えるわけです。

蘇生・帰還にレベルの制約はないので、返しにゼブルを帰還させられます。

コストは魔轟神指定なので、魔轟神ネームを多めに採用したいです。

魔轟神界の階 x1

復活で触れるので1枚採用です。

効果①
ハンドに魔轟神がなくても動けるようになるありがたい効果です。
融合ラクリモーサをまだ使っていないなら、悪魔魔轟神を落としておくと②を使わずに回収できてお得です。

落とすカードは状況次第ですが、クルスやアバンクが多いです。余裕がある時は「展開の方針」に従ってレヴュアタンの回収先を揃えます。

効果②
捨てる札が2枚ちょうどなのが惜しいです。使う時はケルベラル、クルス、クシャノを捨ててなるべく損失を抑えましょう。

効果③
忘れがちな効果なので、後攻のダメージ計算時は気を付けましょう。

刻まれし魔の憐歌 x1

従来は展開後にスミス関連があまり墓地に残らず、紅涙の蘇生効果が使いにくかったのですが、このカードの登場で楽にできるようになりました。

特に大聖棺に頼ることなく融合ラクリモーサを出せるのが大きいです。

素引きしたら階で捨てましょう。とはいえスミス前にガミュジンを出せるハンドでは、復活が遠いのでなかなか大変です。

紅涙から魔を刻むを落として融合ラクリモーサで魔を刻むを回収、詠聖でマルコシア→復活→階と進み、レクストは神聖棺で蘇生した融合ラクリモーサにこのカードの②を使って出せます。

実際はレクストを使わなくても下図にはたどり着けるので十分に思えます。

EX

刻まれし魔レクストレメンデ x1

効果①
手札を捨てるので魔轟神と噛み合います。落とすのはたいてい魔を刻むです。詠聖に触りつつ魔を刻むの自己蘇生が使えるため、展開が伸びます。

すでに魔を刻むや詠聖を使った後なら魔轟神を落としましょう。EXからも落とせるので、ゼブルを落とすと魔轟神を回収できます。

効果③
魔轟神を回収できたら便利だったのですが、さすがにスミス限定です。回収先はほぼ魔を刻むですが、すでに使用済みなら詠聖を回収しておくと便利です。
相手ターンにマスカレーナで墓地に送ると、クゥーのハンドコストを稼げて有用です。

蛇眼の原罪龍 x1

装備状態の神聖棺と大聖棺で作ります。★8なので10Sを組みやすいのがこのデッキに噛み合っています。
またこのカードがあると神聖棺がマスカレーナになるので、盤面成立のハードルが下がります。
後攻は魔を刻む、バロネス、このカードで除去していきます。

刻まれし魔ラクリモーサ x1

効果①
すでにガミュジンがいる場合は回収を使うことが多いです。グリムロを回収してサーチはよくやります。

ガミュジンがまだいない場合はだいたい蘇生します。他に魔轟神がいるとしてもケルベラルが多く、ケルベラルを素材に大聖棺を出すとガミュジンが遠のくためです。

効果③
序盤の墓地は紅涙など残しておきたいカードが多いので、意外と使いにくいです。後攻ではダメ押しに重宝します。

魔轟神レヴェルゼブル x1

この構築のエースカードです。素材に縛りはないので、10Sを出せるデッキへ採用を検討できます。

効果①
盤面の都合上たいてい自身をリリースして1体しか奪取できませんが、対象を取らないので十分強力です。
冒頭に述べたように同名ターン1がなく、複数体並べたり蘇生すれば何度でも使えます。
しかも奪取した後効果が無効化されるので、相手の効果発動にチェーンして奪取することで無効にできます。
奪取はターン終了時までのような期限はありません。

効果②
①でリリースした後、返しにリソースを回収できます。
S召喚しなくてもレクストで落とせば使えるのが便利です。

フルール・ド・バロネス x1

③はガミュジンを蘇生して、自己蘇生した魔を刻むとSすればこのカードを出し直せます。

魔轟神レヴュアタン x1

貴重な手札回復手段です。結局回収したカードは使い切ってしまいますが…

ほぼバロネスで割って回収します。クゥーは神聖棺を蘇生するのでこのカードを割る余裕はありません。

このカードを割って得られるのは高々10S+1体なので、必要なければ無理に割る必要はありません。特にアクセルスタダを使用済みの場合は、10S1体にしかならないので、シンクロよりもリンク素材を確保するために使用することになります。

経験上バロネスを作ろうとすると、このカードを割らないと展開が止まりがちです。

一応返しに復活や融合ラクリモーサで蘇生して割れば、また回収を使えます。

アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン x1

ガミュジン+★4から10Sを作るのに使います。ガミュジンは自然に2チューナーを使うので、蘇生先には困りません。
クルスが★4までしか蘇生できないため、頼る機会は多いです。

魔轟神ガミュジン x1

構築を寄せてでも出したい新規です。4チューナーなのがスミスと非常に噛み合っています。

効果①
手札からも出せますが、ほぼリクルートします。

スミス展開前ならグリムロをリクルートして、グリムロを素材にスミス展開から回収してサーチするのが定石です。
グリムロがすでにハンドにあるなら、「展開の方針」にあるように触れていない魔轟神を持ってきましょう。光悪魔を置いておきたいのでクルスが多いです。

スミス展開後はよくアバンクを持ってきてフル展開を目指します。

効果③
スミス前にガミュジンを出せる場合は、よくこのカードを素材にレヴュアタンを出すことで起動します。これで①の流れでグリムロからサーチした札を捨てられるわけです。

スミス後の場合は捨てたいカードがなくなりがちで、単なる手札交換として使います。捨てたいカードがないなら破棄します。

ゼブルとレヴュアタンがいる状態で起動すると手札が増えるので、この効果が余る時は以下の動画のように展開しても良いでしょう。

リンク素材やレクストで落としても使えるのは覚えておきましょう。

光なき影 ア=バオ・ア・クゥー x1

スミス展開で光悪魔1枚から出てくるので非常に軽いです。

効果①
先攻は神聖棺、相手ターンはゼブルを蘇生します。手札コストが重いですが、捨てるので魔轟神と噛み合っています。
フリチェなので、冒頭に書いたようにゼブルへの墓穴対策になっているのが良いです。

効果②
手札消費が荒いので大量にドローして大量に戻すことになります。手札の質が上がるので悪くはありません。

召命の神弓-アポロウーサ x1

マスカレーナの出す先として採用しています。ゼブルで奪取した相手モンスターで場が埋まるので、素材を消費できるのが有用です。

刻まれし魔の神聖棺 x1

後攻はこのカードで殴った後に①で蘇生するとライフカットが楽になります。

S:Pリトルナイト x1

マスカレーナの出す先として採用しています。ゼブルで奪取していると戻ってくる場所がなくなりがちです。

刻まれし魔の大聖棺 x1

止められたら一番困るカードです。バロネスを立ててからこのカードを出せるので、スミスに頼らずガミュジンを出せるよう組みたいです。

I:Pマスカレーナ x1

原罪龍と何かで作ることが多いです。

刻まれし魔の鎮魂棺 x1

この構築は素材に事欠きません。

採用候補

かつて採用していたカードや、採用を検討したカードについて述べます。

魔轟神ソルキウス

ガミュジンからリクルートすると即10Sになれます。ただ蘇生コストは「捨てる」ではないので噛み合いません。

そもそも★6はスミスから供給でき、仮にできなくてもアクセルスタダを介せば10Sになれるので不採用としました。

ノズチ+ケルベラルからでも、5体目でバロネスが出せるようになるのはメリットです。これを重く見て戻す可能性があります。

魔轟神アンドレイス

出すのは問題ないのですが、①は相手に選ばせてしまうのが今一つです。
手札消費の大きさを解消できるとみればありですが、必須ではないと思い抜きました。

幻惑の見習い魔術師、白き森の聖徒リゼット

幻惑3リゼット1の出張セットです。幻惑で手札を捨てながら非チューナー★2を場に用意できるのが優秀です。
なくても事故率的に問題ないので誘発に置き換えました。

レスキューキャット

ケルベラルとノズチをリクルートすれば1枚からガミュジンが成立します。
実際は光悪魔を召喚したいことが多く、抜きました。

暗黒回廊、暗黒界の門番 ゼンタ、暗黒界の門

回廊3、ゼンタ門各1のセットです。5枠取る割にそこまで展開に貢献しないので採用を見送りました。

閉ザサレシ天ノ月

光悪魔が多いので必要になる場面はほぼなく、見送りました。

他にヤマとシャバラの破械ギミックや、トレミス、聖光、死霊公爵などの墓地回収EXは採用を検討できそうです。
アンヘルはありですが、原罪龍やアクセルスタダを素材にできないのが気になります。

まとめ

魔轟神は既存の解説で「レイジオンやライブラリアンのドローで分岐するため、固定の展開ルートがない」というのを見かけましたが、新規が来たことで固定ルートでも動けるようになりました。

とはいえ初手パターンが多く、途中の展開に柔軟性があり飽きにくくなっています。
縛りは特にかからないので、ループ型やキマイラ型など別の型に組み換えしやすいです。

過去に魔轟神の経験がなくても十分扱えるので、ぜひ使ってみてください!

おまけ

白き森との関連

魔轟神新規は白き森から興味を持ったので、白き森関連について書きます。

スミスから白き森に接続するのは、基本的にスプリンドでアステーリャを落とすのですが、アステーリャの蘇生条件を満たすのが問題になります。

ベアトが使えた頃は黒衣竜を落として満たせていたのですが、禁止になった今はレクストで魔法罠を捨てるくらいしかなさそうで、捨てる魔法罠は素引きが必要になります。

そこで復活→階で魔法が貯まることに目を付け、魔轟神方面に行く展開を作りました。そもそも任意の6S+魔法があればアステーリャに触らなくてもだいぶ白き森の動きができます。

展開で使ったゼブルのテキストをよく見ると強いことが書いてあったので、白き森で使ってみました。

ルートは以下を使っていました。

この後原石スミスの展開を見て、クゥーのハンドコストを確保できる上に、相手ターンに光悪魔を蘇生できることを知りました。これらが魔轟神に使えそうだと思い、たどり着いたのがこの記事の内容です。

今後の新規に望むこと

今回の新規は捨てる方向の強化が多かったので、捨てられる方向の強化が欲しいです。また階で落としてアドを稼げるカードがあると良さそうです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

おわり


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