独特の世界観に魅せられて
SEKAI NO OWARI
恐らくほとんどの人はこの名前を知っているし、ピエロ姿のメンバーが思い浮かぶ人も少なくないと思う
小学6年生くらいの頃、剣道の同じ道場で兄のように慕っていた3つ上の先輩がいた
今私が1番好きなのはRADWIMPSなのだが、これはその人から教えてもらった
慕ってる年上の人に憧れを抱いて、真似してみたいなんて思ったことは一度は皆経験したことがあると思うが、私がSEKAI NO OWARI を知るきっかけをくれたのもその先輩からだった
スターライトパレードや幻の命といったインディーズ時代の曲は12.3歳の心に響いた
その頃まで好きなアーティストを意識した事もなく、親の聞いていた長渕剛やブルーハーツを良く口ずさんでいたが、初めて好きと言える感覚の曲に出会えた気がした
男ながらに透き通った高い声で、ロックバンドらしくないエレクトリカルなワクワクするような曲に心を躍らせた記憶は鮮明に覚えている
何回もYouTubeで聞いたが、中学一年生の頃にアルバムが出ると聞いて、3000円という当時の私には大金を出して「ENTERTAINMENT 」を購入した
聞いた感想そのものとしては
死生観と人生観を良く考えさせられるアルバム
であったと思う
戦争に対する批判や、世界平和を糾弾する声
はたまた自分の人生にエールを送る曲
今日日本で平和に生きている私達があまり意識していない所から、エールをもらえる所までと幅広い感性をくすぐられるアルバムであった
高校受験の時はこのアルバムの曲を聴いて頑張れたし、今も聴いて一人で感傷的になったりもする
初めて買ったCDは根強く、深く私の心に突き刺さったまま抜けることはないだろう