イマジナリー経営者

2/1(火)
こないだ、「キャバクラはオワコンかどうか」という話をしていて、
要は、もう高いお金払わなくても可愛い女と話したり褒めてもらう場が昔よりある気がするから、そういう商売はだんだん衰退していくのかなと思って、人に聞いた。

中小企業の経営者相手に仕事をしている人が、
「経営者というのはみんな孤独だから、まだまだキャバクラはなくならない」と言っていた。

会社勤めだと、頑張れば表彰されたり上司から褒めてもらえたりするけど、経営者のことは誰も褒めてくれない。むしろ社員から恐れられたり嫌味を言われたりする。給料払ってあげてるのに、誰にも感謝されないから気が狂うのだ、と言っていた。

あと、「自分に対するフィードバックがお金しかない」から、お金を持っている・稼いでいる人=優れているという考えに必然的になってしまうとも言っていた。だから多くの経営者はキャバクラに行って、僕はこんなにお金を持っている!というのを誇示して、褒めてもらうらしい。

たしかに、昔仲良くしてもらった経営者の人も、「長年ついてきてくれた社員が自分のことを悪く言っていて、なんで俺が給料払ってやってんのにデカい顔されなきゃいけないんだ」という話をしていて、結局そういうことがチリツモで社長の座を退いていた。


でも水商売をやってる女の知り合いは、みんな男の人を嫌っている。どうやらそういう仕事をすると男の人に対する嫌悪感が募るらしい。
キモイと思われながら褒められるために大金はたいて通う経営者、まさに孤独だ。

そう思うと、自分が普段感じる孤独なんて大したことない気がする。
孤独を感じたときは、イマジナリー経営者に思いを馳せよう。

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